ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

新美南吉生誕110年祭 3

2023-07-29 |   新美南吉
 前夜祭だった7月29日は盆踊りが新美南吉記念館で開催されました。
 地元の山車組のみなさんによるお囃子も感動しました。いろんな年齢の人がいて、伝統が受け継がれているんだと思いました。
 盆踊りは岩滑のションガイナーというそうで、南吉さんも踊っていたそうです。
 縁日の射的や水風船釣りはすごい人だかり。
 浴衣を着て盆踊りに参加した人はパピコがもらえるということで告知していたので、会場が華やかになっていました。半田市はよく考えていますよ。
 私は浴衣は着ていなかったのですが、余ったパピコをいただきました。パピコはベラルーシにないから、30年ぶりでおいしかったです。
 そもそもベラルーシから南吉さんのお誕生プレゼントであるハーモニー絵画教室の子どもたちの作品を届けることができて、本当によかった、今夜はそういう運命だったんだと思えました。
 みなさん、本当にありがとうございました。

新美南吉生誕110年祭 2

2023-07-29 |   新美南吉
 新美南吉記念館の中にある図書閲覧室へ。
 南吉コーナーにちゃんと2冊ありました。ロシア語訳童話集「ごんぎつね」とベラルーシ語童話集「手袋を買いに」。生誕100年だった2013年から始めて、2016年と2018年にベラルーシで出版できた翻訳です。
 こうして新美南吉記念館の中でちゃんと保管、そして読まれていることが本当に嬉しいです。
 実際にはロシア語やベラルーシ語で読める人がここに来ることはめったとないと思います。でも南吉童話が多くの外国語に翻訳されていることが記念館に来たら分かるというのが大事なことだと思います。
 これからも世界に広がって多くの人に読んでもらいたいです。そして南吉さんの童話に心が慰められる人が増えてほしいです。
 言葉を訳さないと外国文学との出会いもなくなってしまう、と最近よく思います。

 他にも館内でストップモーションアニメ「ごんぎつね」も見られて良かったです。
 こういうアニメを見ていると飛んでいるものはどうやって撮影しているの?といつも思います。本当に技術が進歩しているんだろうなと思います。でも作業のことを考えると気が遠くなりますね。
 こういうアニメもどんどん世界で見られるようになったらいいですね。

 
 
 

 
 
 

 

 

新美南吉生誕110年祭 1

2023-07-29 |   新美南吉
 2023年7月30日は新美南吉生誕110年祭です。
 新美南吉記念館では29日の前夜祭から30日にかけて生誕祭が盛りだくさん企画されていました。今年1年かけて生誕地半田市ではイベントが続いているのですが、せっかくなのでこの記念日に新美南吉記念館へ行ってきました。
 コロナが流行し始めた頃から約束していたベラルーシの子どもたちが描いた南吉童話の感想画を届けたかったのです。
 ハーモニー絵画教室の生徒のみなさんが描いた作品は今年の1月から6月にかけてミンスク市立中央児童図書館で展示されていました。
 (詳しくはこちらこちらのページをご覧ください。)

 そして作品を集めてスーツケースに詰め、半田へ出発。南吉さんのお誕生日の30日に訪問する予定でしたが、私の事情により前夜祭の29日に行くことになりました。
 でも代わりにベラルーシでは見られない盆踊りや夜店を体験できました。
 特に地元の民謡に合わせてみなさんが踊っているときに、その歌詞の中に、
「新美南吉、半田の誇り〜♪」
というのがあってびっくり。南吉さんは半田では歌詞になっているんですね。天国の南吉さんは照れながらも喜んでいるんじゃないでしょうか。

 画像はハーモニー絵画教室のエレーナ先生に送るため撮影した証拠写真です。まちがいなく生徒さんの作品を南吉さんにプレゼントしましたよ。

 そしてごん吉君フェイスブックでもご紹介いただきました。8月23日のフェイスブックをご覧ください。
 ごん吉に紹介してもらえて嬉しいです。エレーナ先生にも早速日本からメールで連絡しました。