ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年7月15日。ウクライナ侵攻から508日目

2023-07-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年7月15日。

 ベラルーシの独立系軍事監視団体ハユンによると、今日大型トラックやバスなど少なくとも60台の車列がロシアからベラルーシのオシポヴィチ近郊の軍事キャンプ場に入りました。これはワグネルの戦闘員が移動したものと思われています。ベラルーシの警察車両も同行し、厳重警戒していますから、まちがいなくワグネル戦闘員を移送したのでしょう。
 反乱に参加した戦闘員は8月まで休暇を取っているとの証言もあり、ベラルーシに入った戦闘員の多くはアフリカで活動していた部隊との見方が出ています。

 一方、CNNはプーチン大統領が、ワグネルの新たなトップにワグネル幹部のアンドレイ・トロシェフ氏を据えることを提案したと報じました。プリゴジン氏の影響力は低下するだけなのでしょうか。


 ロシア連邦保安庁は今日、ロシアのメディア「ロシア・セヴォードニャ(今日のロシア)」とテレビチャンネル「ロシア・トゥデイ(RT)」のマルガリータ・シモニャン編集長とロシアのジャーナリストクセニヤ・ソブチャク氏の殺害計画を未然に阻止したと発表しました。
 モスクワとリャザン州でネオナチ組織「パラグラフ88」のメンバーが拘束され、メンバーは、シモニャン氏とソブチャク氏の職場と住居がある地域で両氏の同行をうかがっていました。この組織が用意していたカラシニコフ自動小銃、ゴム製の棍棒、ナイフ、メリケンサックなどの武器のほか、殺人計画の情報が入っていたパソコンなども押収しました。
 組織のメンバーは、ウクライナ保安庁の指示で暗殺を準備していたことを認めています。こんな女性ジャーナリストを殺害して戦局に影響が出るわけでもないのにとも思いますが。
 1人の殺人に対して150万ルーブル(約230万円)の懸賞金を出すとされていたそうです。