ペットショップで
若い女の店員さんに抱かれて
現れたロッキーは
チラッと僕を見てすぐに目をそらした
僕は「変な犬だな。」
「でも まぁいっか。」
☆****☆
抱きかかえて車へ向かうと
ブルブル震えていた
「大丈夫かな...
この犬。」
☆****☆
家に来ても「ワン。」とも鳴かない
鳴かない犬なのかな...?
そして一週間
そこには
僕の枕で大の字になって寝ている
ロッキーがいました
「どいて、寝るから。」
「ウーッ、...」
「どいてよ。」
「ワンワンワンワン...」
「ダ、ダメだこりゃ、」
年数が半端ない遠い思い出もあり、それで、あのときのお姉さんはオバさんか…あのオジさんは生きているか…と思っていると、そんな時の自分はいくつになって思い出を見ているのでしょうね。
私事ですが、中学の時の先輩は実際14〜15才で、今みればちゃんちゃらおかしい子供なのに、思い出す時はイヤな怖い年上です。
学校時代の先生達の年を越えた自分なのに、「あのおじいちゃん先生は今の私よりわかかった」としみじみ思ったりします。
僕も突然、つらい過去を思い出したりします。
嫌なことは早く忘れてしまいたいものです
高校生の時、駅で電車を待っていたら
怖い人が近寄ってきて
「おい、火をかせ。」
「持っていません。」と僕が答えると
「何だお前、火ぐらい持っていねぇのか。」と
バカにしたような態度で去っていきました
怖かったことは覚えているんですね。
ただ僕はライターを持っていました
そして心の中で
「お前になんか貸してやるか」