coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

「ホームセンターへ行ったけど..」の巻。

2018年04月30日 11時09分02秒 | Photo diary


この頃よくやってくる
僕の孤独..

ひょっとして
うつ病になったのかな...



何もする気になれない
とりあえず出かけてみよう

 ☆****☆

ホームセンターへ行って
花を見ていたら



綺麗で写したくなった
従業員の人が水をやっている

その横で
うろうろ、パシャパシャ



 ☆****☆

「さて、何か買おうかな..」
車へ戻ると財布が無い...

「あらら、」
持ってくるのを忘れた

「食い逃げみたいで
ごめんなさい。」



そんな時代がありました。<あの日>

2018年04月28日 12時31分39秒 | Photo diary


あの頃はまだ携帯なんかなくて
ポケベルを持って営業にまわっていた

突然ベルが鳴り
車の外はどしゃぶり、

やっと渋滞を抜けて
電話ボックスへ飛び込み

会社へ電話すると
「ゴメン間違えた...」

  ☆****☆

あの頃はまだ車にエアコンが無くて
碓氷峠を下ると渋滞

窓を全部開けても
暑くて乗っていられない

焼けたアスファルトから
上がってくる熱風..、

ホームセンターで買った
扇風機を回せば、やっぱり熱風..、

  ☆****☆

あの頃はスタットレスではなくて
スパイクタイヤ

春先になるとアスファルトをピンが削って
舞い上がる粉塵..

削られた白線を引く渋滞
スパイクタイヤは

スピードを出しすぎると
雪が無いのにすべる..


「髪が抜けました。」

2018年04月28日 12時10分05秒 | Photo diary



「髪は抜けますよ。」
そう医者に言われた新しい抗がん剤

最初にすね毛が抜けて
つるつるに

ふと気づくと
ヒゲも無くなっている

ヒゲはいい
剃る手間が省けるから..

問題は頭髪
左右がすっかり抜けた

てっぺんだけ残っている
斬新な髪型...?

ここで止まってくれたら
いいんだけど...

でも下の毛はなぜ抜けないんだろう
いらないのに..


そんな時代がありました。<北さん。>

2018年04月25日 04時56分04秒 | Photo diary
 

僕が初めて勤めた会社に
北さんは集金員をしていました

造り酒屋のお坊ちゃんだと
人から聞いて

なぜ造り酒屋のお坊ちゃんが
集金員をしているのかは知らないままでしたが

なんとなくお坊ちゃんらしさを
感じる人でした

 ☆****☆

自分のとった契約を
なぜか僕に回してくれたり

よく飲みにも連れて行ってくれました
そんなある晩...

北さんと飲み屋街を歩いていると
道路で若い男が酔っ払いを殴っていました

僕は怖くて立ちすくんでいると
「こう言う奴がいるからこまったゃうんだよな。」

 ☆****☆

北さんは止めようとする僕を振り払い
若い男に近づいて行きました

見たことの無い赤鬼のような顔になると
大声でその男を怒鳴ったのです

若い男はびっくりして背を向けて去っていきました
「あんな奴、俺は怖くはねぇぞ。」

そう一言いうと
目がキラリと光った北さんでした
 

重い荷を背負いながら。

2018年04月23日 16時47分52秒 | Photo diary


病院の支払いで
財布が空っぽになって

お金をおろしに
近くの郵便局へ

髪の毛が抜けたのを
見られるのはいやだな...

でも、いつもの人はいなくて
知らない人

よかった ?

☆****☆

明日はまた病院へ
車でいけるのかな...?

電車で行ったほうが
いいかな..

あの時、医者が言っていた
「人は生きているほうが奇跡なんですよ。」

気づかないんですよね
夢中で走っているときには...

 ☆****☆

いい季節だけど
ロッキーはいない

僕はフラフラ..
歩くのもやっと、

好き勝手に生きていたあの日には
考えもしなかった今....




退院しました。4/22

2018年04月22日 14時55分20秒 | Photo diary


病院を出て
タクシー乗り場へ

「フラフラ、フラフラ..」
歩いていくと

ドアの前に立っても
僕に気づかない運転手

やっと気づいて
「あっ、すみません。」

「急に暑くなりましたね。」
「僕は寒がりなんで..」

「お客さん、生まれはどちらですか?」
「上田です。菅平の下です。」

「あのへんは、寒いですよね。」
「ありがとうございました。」

「お大事になさってください。」
「はい。」

切符を買ってホームへ下りると
電車が出たところ

「ぅわっ、参ったな...」



  ☆****☆

13日の投薬後、体調が悪く
18日の検査には

入院の準備をして
出かけていったのですが

血液の結果は
悪くなくて

「医師からはどうされますか?」
「体調が悪いんで入院させてください。」

六人部屋の真ん中のベッドで
寝ていると

突然婦長が走ってきた
「個室に移動しますから..」

「えっ、いいんですか。」

 ☆****☆



後から感染症の病原菌が
検査で見つかり

僕は個室に隔離されたのでした
廊下へも出られず

この部屋で五日間、
暮らすことになったのです

 ☆****☆

足の炎症部分に薬をつけていると
「何やら、キラキラ...」

虫眼鏡でよく見ると
それは金粉...



体から出てきたのかな...
いっぱい出てきたらお金持ちになれるかも..

薬をつけるたびに見ているれど
それはこの時一度だけ...


  「あまいね。相変わらず....。」

昨日退院しました。4.15

2018年04月15日 15時26分28秒 | Photo diary


昨日退院して
駅へ行くと

長野マラソンのイベント
そして今日は

注射をしに車で病院へ行くと
雨の中、走る人



  ☆****☆



前回退院したときには
桜並木の桜が散り始めていて

ついタクシーを降りてしまったけど
家まで荷物が重くて苦労しました



 ☆****☆

髪の毛が横だけバッサリ抜けました
後ろは見えませんが

前はなんとなく
あります

まだまだ抜けるんだろうし
坊主にしちゃおうかな...




そんな時代がありました。<ハトにエサをやる老人>

2018年04月11日 11時39分55秒 | Photo diary


僕が集配にまわっていくと
いつもハトにパンをあげていた

お店のご主人、
ハトはとてもなついていました

人は年を取っていく
店主が亡くなってからも

僕が回っていくと
ハトはご主人を待っていました

  ☆****☆

また 明日から
しばらく入院します

元気でしたら
更新しようと思います

元気が無かったら
静かに寝ています

「すみません。」
それでは また





お隣のベッド。

2018年04月08日 08時35分00秒 | Photo diary


六人部屋、カーテン一枚
お隣のベッドには若い青年

肺に穴が開いて
入院してきたそうで

一日中スマホをしている
そしてもう一つ

時間があれば
ポリポリ。ポリポリ

お菓子を食べている
さっき夕食を食べたのに

ポリポリ、ポリポリ
夜中にもポリポリポリポリ

かなりうるさいが
明日退院していくみたいだから

グッと我慢....

 ☆****☆

翌朝、父親が迎に来ると
「ねぇ、お菓子ない?」

「車にある..。」
あるんだ





そんな時代がありました。<おっさんの詩。>

2018年04月07日 16時22分43秒 | Photo diary


写真館は夏場はとても暇で
僕が集配にまわっていたお店も

店主が「ないよ。」と言うように
背中を向けたまま手を上げる

その仕草がどこかおかしくて
僕は好きだった

 ☆****☆

ある日のこと、お店にうかがうと
「このビンの栓を開けられないか...」と

知り合いから貰ったという
オールドパー玉おちと

プライヤーを僕に手渡した
「これでやるんですか..」

「飲めりゃ良いんだよ。」
手で回しても開かないフタを

思い切ってプライヤーでもぎ取った
店主は嬉しそうに、

奥からウイスキーの小瓶を持ってくると
オールドパーをつめてくれた

「お礼だ。」
「すみません。」

その夜飲んだ高級ウイスキーの味は
心の奥まで染み渡った

 ☆****☆

ある日、店主が
夕方の散歩に出たまま帰らなくなった

消防団が100人体制で捜索をして
県警のヘリまで飛んだが見つからなかった

それからずいぶんたって
おやっさんは側溝の草むらで見つかった

お葬式に行った僕は
あの日のおやっさんの

背中を向けたまま手をあげた
あの仕草を思い出して涙か止まらなくなった



退院しました。

2018年04月07日 12時08分10秒 | Photo diary


抗がん剤の副作用

口内炎で食べられない
痛くて歯も磨けない

足の裏が痛くて歩けない
手の指先が硬くなり爪も白っぽく変色..

髪の毛が抜けて
すね毛もつるつる..

大丈夫なのでしょうか
12日からまた入院して抗がん剤です..

 ☆****☆

入院中、突然
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病院から見える風景