coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

あの日のロッキー。<2014年7月>

2016年03月31日 16時15分46秒 | Photo diary


二年前のロッキーは
まだ元気でした

僕がギターを持つとと
かならず隣の部屋へ出て行ったけど...

ギターの音が
嫌いだったのかな...?

そんなに煩く
弾かなかったのに



今 ロッキーは
どこにいるんだろう

この部屋で
寝ているのかな...

誰も住んでいない
隣の家の庭で

遊んでいるのかな..
ネコでも追いかけているかな..



またロッキーの嫌いな
夏がやってくる

今年はどんな夏だろう
涼しい夏ならいいけどね


そんな時代かありました。<バンド時代④>

2016年03月31日 05時56分55秒 | Photo diary


知人の紹介で
音楽事務所へ面接を受けに行った僕は

事務所の前に止まっている
黒い高級車を見た瞬間「やめようかな、」と思いました

社長(バンドマスター)は
金縁のメガネをかけて

ちょび髭を生やしている
よくドラマで見かけるような怪しげな人でした

 ☆****☆

そして、社長は
「座っていてくれればいいんだから..」

やさしく そう言ったのですが
現実は全く違っていたのです



夜の薄暗いホール
グリーンの派手な服を着て座っていると

演奏が始まりました
譜面を見ても今どこなのかが さっぱり分からない

ベースを持って途方にくれていると
「馬鹿やろう。」「銭、払ってんだから、音ぐらい出せ。」

バンドマスターの罵声が
飛んできたのです

「あらら、」「困ったな」
その時とった僕の行動は、

「そうだ、最後の音ぐらい「バシッ」と決めてやろう。」
リタルダンド、rit.

次第に遅く 
「タ、タ、タ、、、タ..」 「ここだ !」、

「ボォーン。」
「ジャーン。」....

ずれた 
でかい不協和音がホールに響いた

「馬鹿やろう、何をやってんだ。」
今度は歌本が二冊も飛んできました

 ☆*****☆

バンドマスターは
普段はとても優しい人で

あまり面白くないジョークを言っては
自分でよく笑っていました

昼間はいつもパチンコをしていて
バンドのメンバーの人が

「あそこまで下手な人を
見たことがない」と言っていました

そんなバンドマスターの究極の特技が
幕が開く前の暗いステージで

オナラをして
それにライターで火をつける技 ?

ボッ」と赤い炎は 30cmくらい燃えあがり
必ず「あぢっ」と言うのでした

 ☆*****☆

初めての給料日、
約束どおりにお金がもらえるのかな・・、

でも・・もらえたんです
内心、驚きました

逆に取られるんじゃないかと
心配していましたから...♪


そんな時代かありました。<バンド時代③>

2016年03月30日 07時10分17秒 | Photo diary


僕がバンドへ入ったとき
Fさんはアルトサックスを吹いていた

進学校のブラスバンド部の出身で
初見でどんな曲でも演奏してしまう

「すごい人だなー、」
譜面に苦労していた僕はそう思った

 ☆*****☆

ある日、Fさんが僕のところへやってきて
ベースの音が少し低いと言った

僕はチューナーで合わせているから
そんなはずはないと言い張ると、

一瞬黙ったFさんがぶち切れた
「てめぇ、なめてんじゃねぇぞ..」

「俺が何年この世界で
飯を食っていると思ってんだ。」


それでも僕は引きつった顔で...、
「チューナーであわせてますから..」

気が弱いくせに
ちょっと強情な僕でした

 ☆*****☆

僕はまだこの時、知らなかった
バンドによってチューニングの高さが違うことを

ベース、ギター、管楽器も
チューニングはすぐにできるが

ピアノは調律師を呼んでやるから
簡単にできない

なのでバンドは
ピアノに合わせているのだ

普通はA=440Hz でもここは 443Hz だった
長年飯を食ってきたFさんの耳は確かだった

 ☆*****☆

何ヶ月かした頃、Fさんは
ギャラのことで

バンドマスターと時々もめていたが
しばらくしてバンドを辞めて行った

そして半年後、、
「以前は世話になったのう、」と

Fさんから
バンドマスターに 電話が着たそうだ

そしてFさんは怖い世界の人になったんだと
バンドマスターから聞いた


3.29 ホームセンターにて。

2016年03月29日 12時20分18秒 | Photo diary


入り口に
花がいっぱい咲いている

花はいいな
綺麗だし...

買う人の
気持ちが分かる気がする

でも僕は
買いません...



 ☆*****☆

初めて海を見たとき
ちょっと感動した

人の優しさに触れたとき
ちょっと感動した



すばらしい曲を聴いたときも
いい映画を観たときも

とても感動した
でも僕は

何もいらない
ただそこを通り過ぎるだけ



 ☆*****☆

ロッキーのいない春、
春は出会いの季節..

そして
別れの季節...


「メーコ」への手紙。

2016年03月29日 07時43分15秒 | Photo diary
  

昔 家で
ヤギを飼っていたことがあって

白姫という血統書がついていたが
僕は「メーコ」と呼んでいた

とても 人懐っこいヤギで
僕の後をついてきて家の中まで上がってきた

「ダメだよ。」と言うと
不思議そうな顔をして僕を見ていた

頭がよくて覚えた技が
僕が草を背中に隠すとピョンと飛び跳ねた

 ☆*****☆

ある日、おじさんが
液体を持って角を取りにやってきた

ブクブク泡が出て、メーコは嫌がりもせずに
されるままにしていたが

痛かったのかな、
突然、大きな声を上げた



血統書がついているわりに
乳の出が悪いと父と母が話していた

そして しばらくして
メーコは我が家からいなくなった

父がどこかへ連れて行ってしまった
母はメーコが庭のバラをみんな食べてしまったと

嘆いていたが
僕はバラなんかより

メーコが家にいてくれた方が
ずっとよかったのに...

どこへ行ってしまったのかな..
寂しがってないていないかな...

また 会いたいけど
もう あえないんだね..

  



あの日のロッキー。<なんて呼ばれていたの?>

2016年03月28日 16時23分55秒 | Photo diary


犬は最初に飼ってくれた人を
決して忘れないと言いますが..

捨てられたとも知らず
飼い主を待ち続ける犬は・・

かわいそうですね
ロッキーも..車に乗せると

突然 震えだしたり、
よく していました

信じていた人に捨てられて
心の中ではロッキーも

その人を待ち続けて
いたのでしょうか ?



 ☆*****☆

ロッキーの前の飼い主は
どんな人だったんだろう..?

サマーカットとか言って
毛が短くカットされていたから

きっと若い女の子かな..なんて
勝手に思ったりしていましたが...

ロッキーは何も語らないまま
亡くなってしまったので..分かりません

ただ、「お手」が最初からできたので
きっと一緒に練習したんでしょうね



「ロッキーでいいワン。」

そんな時代かありました。<バンド時代②>

2016年03月28日 14時23分58秒 | Photo diary


バンドの司会で入ってきたFさんは
いつもニコニコしていた

ある日、キーボードが欲しいというので
僕の持っているのを売ってあげた

ところが約束した日になっても
金を払わない、

二度、三度とそれが続き
さすがに温和な僕も少し強い口調で催促した 

すると、「しつこいな、
何回 同じ事を言ってるんだよ。」

「今日は風邪気味で頭が痛いんだ。」
ついに怒りだした

その時、横で聞いていたバンドマスターが
「金が払えないんだったら、品物を返せ、」

その一言で僕のキーボードは
翌日に戻ってきた



 ☆*****☆

その後も Fさんには
借金取りからの電話が頻繁にかかってきていた

車に飽きると支払いが終わっていないのに
売ってしまって新しい車を買う

前のローンは踏み倒す
車を変えるたびに合わないからと服や靴まで買い換える



 ☆*****☆

ある夜、みんなと楽屋から出てくると
ホールの入り口に黒い服を着た人が六人くらい立っていた

そして一人が「Fさんはどちらにいらっしゃいますか?」
たまたま Fに聞いたから

「まだ楽屋じゃないですか...」
Fは しらばっくれていつもの笑顔でそう答えた

男たちは足早に楽屋への階段を下りていった
だけど楽屋にいたのはバンドマスターが一人だけ..



そんな時代かありました。<パチンコ屋さんで。>

2016年03月28日 10時18分29秒 | Photo diary
  

高校の裏に
パチンコ屋があって

その頃はまだ
玉を一個ずつ手で入れる機械でした

何回か来ている友達ちの言うとおりに
高校生と分からないように

でかい紙袋へ
学生服を脱いで入れて手に持っていた

 

 ☆*****☆

焦っているから、
玉がクルクル台の中を回っていて

チューリップへ入るどころか..
下の穴にもなかなか入らない..

見つかったら停学だと聞いて
ハラハラ、ドキドキ、

早く終わってくれ
でも 終わらない..

玉がなくなって嬉しかったのは
このときぐらいです

 
 
 ☆*****☆

二十歳のとき
電車が来るまでちょっと時間があったので

パチンコをやっていると
警察官が僕のところへやってきた

「出ますか。」
「ダメですね。」

「ところで年はいくつですか?」
「20歳です。」

「なにどし、ですか...」
「えっ、・・」

突然、聞かれて
頭が真っ白、出てこない...

「署まで一緒に来てもらえますか?」
「あっ、思い出した」

「○○です。」
「分かりました。失礼しました。」

ホッとして台を見ると..
やっぱり玉が終わっていました

  

「チーズはどこへ消えた。」の巻。

2016年03月28日 09時39分02秒 | Photo diary


ある人が言っていた
「下げているときは買わない

あげているときは売らない
その逆をやるから損をするんです」

 ☆*****☆

ずっと含み損で
何年も持ち続けた株が

やっと上がり出して
「トントンでも まぁいいか、」

売ると 更に上へ
「何てこった。」

まだまだ上がる、もう どうにも止まらない
大損した気分・・

  

 ☆*****☆

以前、高かった株が下がりだして
「これより下はないだろう...」と

買って喜んでいると、あるんですね 下が
今度は底だろう、とまた買うと、

あるんです とんでもない下が
ここであきらめて投げる・・?、

投げられないんです
さぁ、重い荷を背負った旅の始まりです

 ☆*****☆

月日が流れ、やっと上がり始めて
後一歩、まで行ってまた下へ、

そして僕は言うのです
「ああっ、あそこが売りだった。」

 

そんな時代かありました。<天国の祖父へ。>

2016年03月27日 08時20分59秒 | Photo diary


焼酎を飲んで赤い顔をしている
お祖父ちゃんの横で

よく一緒に相撲を見ていたあの日、
ゆっくり時間が流れていました

いつもお祖父ちゃんが飲んでいた
焼酎を、どんなものなのか知りたくて

こっそり、僕 飲んじゃいました
「ごめんなさい。」

 ☆*****☆



いつも宿題を忘れていて
登校する朝、「言ってみろ。」

僕が 6+9、8+5....
するとお祖父ちゃんが15、13、

素早く書いて、学校へ行ったけど
お祖父ちゃんにも調子の悪い日があって



かなり間違っていました
でも この楽チン システムを失いたくなくて

僕は黙っていました けど
今でも足し算がやばいです

勉強は自分でやらないといけないな...
そう 思いました


「誰にでも怖いものがある」の巻。

2016年03月26日 08時54分00秒 | Photo diary


僕は暗がりが嫌いで
お化けが怖い..

いないと分かっていても
やっぱり怖い..



ロッキーは
暗がりはぜんぜん平気、

ただ風の強い夜は
ビクビク、

ちょっとでも音でもしたら
部屋へ逃げ込む



ロッキーは医者も大嫌い
ブルブル震えだす

でも 注射は平気
何本でもへっちゃら、



僕は注射がダメ、
見ただけで体が硬直する

そして帰るときの支払い
これが一番 怖い...



「大丈夫かい。」

そんな時代かありました。<赤い鳩。>

2016年03月26日 07時06分46秒 | Photo diary


小学校の頃、
僕は鳩を飼っていました

ただ 家にはネコがいたので
それがとても心配でした

  ☆*****☆

  

鳩は僕が学校へ行こうとすると
後をついてきちゃったり

頭上でクルクル回って
肩へ止まったり、

人懐っこいと言うのか
ちょっと感動してしまいました

きっと、お腹が減っていたのかな..?
それとも ただ食いしん坊だったのかな..?

 ☆*****☆

  

ある日、その大切な鳩が
ネコに襲われて怪我をしてしまいました

僕は困り果てて、
鳩をたくさん飼っている人のところへ相談に行くと

「ヨーチンで消毒してやったら...」
と、言われ

ヨーチンをつけてやろうと
探したけどないので

赤チンをつけてあげました
すると鳩は

赤い鳩になってしまいました

  

「てーへんだ ワン。」

あの日のロッキー。<何で家にいるの?>

2016年03月25日 08時49分44秒 | Photo diary


ロッキーがうちへ来たとき
僕はまだ仕事をしていて

僕が八時半に家をでると
ロッキーは朝寝の時間..

それから昼寝、夕寝、
夕方僕が帰ってくるまで寝ている

そしてそれから散歩に行って
ちょっとだけ遊んだら就寝、

ほとんど寝ている
ロッキーくんでした



 ☆*****☆

仕事を辞めて僕が
家に毎日いるようになると

朝、出かけない僕を見て
ちょっと困ったような顔..

「ねぇ、なんでいるの。」
僕もなんか..

出かけないと悪いみたいな...
気になってくるから不思議



「気にしなくたって、いいワン。」

「カラスのカーコ。」の巻。

2016年03月25日 08時28分57秒 | Photo diary


いつも散歩道で出会った
カラスのカーコ、

頭のいい奴で
胡桃を上空から落としてわったり

自分より大きな
トンビを追い掛け回したり

ネコにちょっかいを出して
遊んでいたり...

 ☆*****☆

ある日ザリガニが
生きたまま食べられていて

横にカーコがいました
それはとてもショックでした



今もいるのかな
デカイ目のカーコ、

ロッキーが亡くなって
もうすぐ四ヶ月、

散歩に行ったのは
たった 一回きり、なのです


ロッキーの「小さな恋の物語。」

2016年03月24日 15時54分40秒 | Photo diary


いつもの散歩道に
はじめてみる女の人が

可愛い犬をつれて
やってきた

ロッキーはリードで
つないでいなかったので

その犬の後を
ついて行っちゃう...

「ダメだよ。ロッキー。」
呼んでも言うことを聞かない



僕も急いで追いかける
まるで僕らはストーカー

困ったな、
「チーズだよ、チーズ。」

「お肉もあるよ。」
ぜんぜん無視・・