1969年(昭和44年)の選手権大会長野県予選の1回戦
長野高校-丸子実業で4-4のまま延長戦にはいり、
11回表長野高校の攻撃で2死1,2塁で
3塁線の2塁打で長野高校が勝ち越し点を挙げたましたが、
これに対し丸子実業はファールと抗議、
また丸子実業の応援団がグラウンドに乱入し20分間試合は中断
当然抗議は受け入れられるはずもなく、
試合は再開されたが、すでに日没が迫っていたため、
今度は日没再試合狙いの遅延行為を繰り返した。
(つまり、11回の表裏が完了しないうちに日没、
試合続行不可能となればとなれば、
10回裏までのスコア4-4のままで、引き分け再試合となる)
頻繁な遅延行為(守備変更、スパイクの紐を結ぶためのタイムなど)に
6時45分審判が、没収試合を宣した。
この判定に怒った丸子実業応援団が、スタンドに放火、
球場設備を破壊するなど暴動を起こしたため警官隊が出動し、
逮捕者2名を出すという、
高校野球史上空前絶後の大不祥事が起こりました。
☆****☆
僕はたまたまこの試合をセンターの外野席で見ていました。
警察官が四、五人、グランドへ入ってきて、
怒った観客が飲み物のビンを投げ入れると
警察官がそれを拾い「指紋を取るぞ」なんて怒鳴るもんだから
観客は更に怒って警察官に向かって物を投げ込む...
それはものすごい大騒ぎに、、
確かこの前にも一回、微妙な判定があって
大騒ぎをした後だったんです
問題のシーンはかなり微妙で
「チャレンジ」がやっぱり必要ですね
丸子実業のこのときの監督は
荒川監督と言う人であの王さんを育てた荒川さんの親戚だと聞きました
没収試合が告げられて大騒ぎの中を僕は帰ってしまいましたが
ニュースでスタンドに放火した事件を知りました
確かに僕がいたときには もう
センターで火を焚いている人がいました