いつものように
スタジオへ伺うと
店の周りに三台
黒い車が止まっていた
嫌な空気を感じながら
店の中へ入ると
黒いスーツを着た
目つきのよくない男が数人いて
目を真っ赤にした店主は
僕を外へ出ているように言った
☆****☆
しばらく待っていると
店主が店から飛び出してきて
「今日はいいから...」
「大丈夫ですか?」
店主は元気なくうなづき
また店の中へ戻っていった
☆****☆
後日、店主は
知人の連帯保証人になって
店をとられたことを
話してくれた
「スタジオを建てたときに
保証人になってもらったんで」
「お互いさまだから
仕方なかったんだ」と悲しそうに言った
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