武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

秋になったから

2006年09月24日 07時47分16秒 | Weblog
この夏は、遊びほうけていましたが、

8月は、素語りで「三枚のお札」を覚えました。
おはなし会の合宿で、発表し、さまざまなご意見をいただきました。

9月に入ってからは、山本周五郎作『おさん』に取り組み始めています。
これは長くて、ノーカットで読むと、2時間はかかってしまいます。
削る作業というものに、初めての挑戦をしています。
原作に忠実に読みたいと、常々考えていますので、大変辛い作業です。

師匠から、これをやってみたら?と勧められたのが、数年前。
とにかく長いですし、何より内容に、抵抗がありました。
ずっと、ためらっていたのですが、この夏、心境の変化がありまして、読めるかな、と、決心しました。年をとったのだな。なまなましくならずに、このような作品を読めるようになりたいとは、願っていたことです。

この先、ぐっと、変化しそうです。嬉しい予感です。
苦しみあっての、喜びです。

「人生いろいろ」を歌う島倉千代子は、あこがれです。カラオケでも歌ったことはないですが、いろんな辛さや苦しさを潜り抜けてきた人の中の深みが、ようやくわかる年頃になりました。
コメント
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