武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

桜桃忌

2007年06月19日 09時56分40秒 | Weblog
今日は桜桃忌であり、太宰治の誕生日でもあり、そして次男の二十歳の誕生日である。

次男は東北の山あいで学んでいる。堂々と酒が飲めると喜んでいる。親に似ず酒が強い。

今夜は本人不在の誕生会である。ケーキを用意し、彼には写メを送る。ろうそくは、長いのを2本立てよう。1本で10歳分というやつだ。

高校生の頃、三鷹の禅林寺まで行ったものだ。いとしの太宰さま…などと涙を浮かべつつ、帰り道のだんご屋には忘れず寄って… あら?学校は休みだったのかしら?まあ!子どもたちには言えない母の高校時代。
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『土神と狐』土神の大きさ

2007年06月19日 09時25分47秒 | Weblog
さて、今月の賢治は『土神と狐』である。

土神の大きさは、どのくらいか? なんてことで、悩んでいる。

調べてみたが、見つからない

高さ一間の祠に住んでいて、ぐーんと横に寝そべるという描写がある。祠って、たいていは縦長だよなあ。ってことは、伸びをした手の長さを含めて一間に満たないということ。…と思う。

でも、人間の右手をがしっと掴みぐるぐると振り回すから、相当の力がある。このことで、先輩は人間よりも大きいと言っていたなあ。

しかし、狐の穴に入ったときに、ガランとしていたと書いてあるから、もしかしたら、狐よりも小さいのだろう。…と私は思う。

…こんなことを考えて悩む時間が、けっこうおもしろいのだ。
物語の向こう側を深読みして楽しむ。まずは、そんなことから稽古を始める。読んでも読んでも、先入観があるから、大切な部分を読み落とす。ささっとよんで、ささっと理解できればいいのになあ、とは思いつつ、ささっとわかっちゃったら、つまんないかもしれないぞ、とも考える。

仕事を辞めて、時間の余裕ができた分だけ、物語の中にどっぷりと漬かることができる。世の中の流れから、ますます離れてしまいそうだが、こんな人が一人くらい存在したって、良いかもしれない。
(職場にいた頃は、世の中でい起きているいろんな情報を得ることができた。いつも何も知らないので丁寧に丁寧に教えてくれる。優しい人ばかりだった。有難いことだった )

さて、土神のイメージを固めねば、次へ進めないぞ。

だれか教えて~ と焦る私



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