武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

仕事を辞めて

2007年06月22日 14時04分27秒 | Weblog
日記にも書いたが、「やはり」仕事を辞めたら、病気が見つかった。

とはいっても、たいした病気ではない。命にかかわるようなことでもない。

けれども、少なからず動揺している。

辞めたから病気、ではなく、結局ずっと、具合が悪かった。

暇なうちに、まず、心を立て直さなくちゃいけないな。

先日の稽古の際に、尼の話になって、師匠に出家したいと洩らした。
今はそのときじゃないと思う、といわれた。
そのときが来るのは、まだ先であるとは思うが、遠くもない様にも思う。

よだかの星になるところの出家である、と考えたら、だめだろうか。


娘が留学をしたいという。
今の高校生活がつまらないという。
新しい世界にいってみたいという。
日本がいやだ、つまらいという。

それって、逃げるってこと?と、ふと考えた。
話を聞いたときには、黙って聞くだけにしていた。
お母さんの遺伝子なの?というので、そうかもしれない、と答えた。

私も、いつも遠くへ行きたいと思っている。でも、私にはその勇気がない。
娘の奔放な行動力が眩しく羨ましい。
あ、もしかしたら、逃げるということではないかもしれない。

きっとそのうち、地球はつまらないと言い出すかもしれない。
一生のうちに、どれくらいの国へ行くことができるだろう。
どれくらいの世界を見ることができるのだろう。

娘は、帰る場所を持っているから、新しい世界へ行こうとする。

私は、その場所にいなければならない。
やはり、今は、その時ではないのだ。
彼女に、新しい、帰る場所ができるまで。
コメント
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