武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

沙翁三昧奮闘記 その2 嫉妬する猫のように嫉妬したことがありますか?

2016年04月12日 16時51分16秒 | Weblog

さて前の日記に、次は「嫉妬」について考えると書いた。

これを読んでいるみなさまは、嫉妬に駆られたことがないですか?

息ができなくなるくらい寝ても覚めても、嫉妬に狂う。

疑いと妄想。

この状態を、人はしばしば、ストレスという言葉で片づけたりする。

人は人、自分は自分、だよ、とヒトに言うのは簡単だけど、そのドツボにはまってしまったときの苦しいこと!

食欲がなくなり、はたまた食べ過ぎてしまったり、

体が震えて涙が出ても、「抱きしめて」というかわいらしい行動はできないので、ひとり枕にうずくまって嗚咽したり、

大音量で音楽を聴いたり、海に向かってバカヤローと叫んだり、

嫉妬についての状態や対処法は星の数ほど。

 

私も苦しい思いはたくさんしたけれど、、、でもね、命がかかっているような嫉妬は、経験がない。

生クリームたっぶりのスウィーツで、いっとき忘れることだってできる程度の嫉妬。

仕合わせなんだね。

 

イアーゴーは、オセローに嫉妬した。

そのためにオセローを陥れた。

オセローの若く美しい妻と権威とすべてを奪いたかった。

愚かな策略によりすべてを失った。

 

オセローの主役は、オセローではなくイアーゴーかもしれないという人もいるほどだ。

イアーゴーのみ、生かされる。

長く苦しめ、と。

イアーゴーはオセローを嫉み、オセローは妻を疑った。

どちらも、嫉妬。

 

ご存じかしら?

猫も嫉妬に狂います

家の中に猫がいたころには

散々、痛いめにあいました

猫のように、むしろ素直に

行動した「オセロー」の登場人物たち

ああ

嫉妬についてあれこれ考えているうちに

かつて封じ込めたはずの嫉妬心がむくむくと・・・

おっと危ない!

コメント
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