さて前の日記に、次は「嫉妬」について考えると書いた。
これを読んでいるみなさまは、嫉妬に駆られたことがないですか?
息ができなくなるくらい寝ても覚めても、嫉妬に狂う。
疑いと妄想。
この状態を、人はしばしば、ストレスという言葉で片づけたりする。
人は人、自分は自分、だよ、とヒトに言うのは簡単だけど、そのドツボにはまってしまったときの苦しいこと!
食欲がなくなり、はたまた食べ過ぎてしまったり、
体が震えて涙が出ても、「抱きしめて」というかわいらしい行動はできないので、ひとり枕にうずくまって嗚咽したり、
大音量で音楽を聴いたり、海に向かってバカヤローと叫んだり、
嫉妬についての状態や対処法は星の数ほど。
私も苦しい思いはたくさんしたけれど、、、でもね、命がかかっているような嫉妬は、経験がない。
生クリームたっぶりのスウィーツで、いっとき忘れることだってできる程度の嫉妬。
仕合わせなんだね。
イアーゴーは、オセローに嫉妬した。
そのためにオセローを陥れた。
オセローの若く美しい妻と権威とすべてを奪いたかった。
愚かな策略によりすべてを失った。
オセローの主役は、オセローではなくイアーゴーかもしれないという人もいるほどだ。
イアーゴーのみ、生かされる。
長く苦しめ、と。
イアーゴーはオセローを嫉み、オセローは妻を疑った。
どちらも、嫉妬。
ご存じかしら?
猫も嫉妬に狂います
家の中に猫がいたころには
散々、痛いめにあいました
猫のように、むしろ素直に
行動した「オセロー」の登場人物たち
ああ
嫉妬についてあれこれ考えているうちに
かつて封じ込めたはずの嫉妬心がむくむくと・・・
おっと危ない!