勝浦市の三日月ホテルに隔離されてた中国からの帰国者の皆さんが晴れて帰宅できました。
三日月ホテルの息子さんが高校の同級生だったり、コロナの重症患者を受け入れた鴨川市n亀田病院の娘さんが中学の同級生だったりで、両方にシンパシーを感じていた私です。ちなみに鴨川市は私の実家があります。今は空き家ですが。
先日テレビをみていたら、三日月滞在中の帰国者の皆さんに千代紙の折鶴と励ましのメッセージを届けてる鴨川氏のくねざきさんという50代後半の男性が紹介されてました。
私の同級生にくねざき君って子がいましたが、歳が違います。くねざきという姓は鴨川に多いみたいです。私の今住んでる町内では聞かない。
くねざきさんはとても紳士的な言葉遣いで暖かそうな人柄に見えました。
しかし、車椅子に乗っているのです。
彼はALSという難病を患っており「あと3~5年で全身動けなくなって死にますね」とご自分のことを淡々と語っておりました。
そんな自分に帰国した方に何ができるのか考えて励ましのメッセージを折鶴に添えて届けていたのです。
今は喋れるし、上半身が動くので折鶴を作れるけれど・・・こんな方が鴨川にいらっしゃるのかと思ったら嬉しくて悲しくて切なくなりました。
昨日、三日月にいた帰国者の皆さんは皆陰性で帰宅が許可されました。
2週間も留め置かれた状況で陽性だったらと生きた心地がしなかったでしょう。本当に良かった。
NHKのニュースで滞在してたホテルの部屋が写されました。
ベッドサイドのテーブルの上には一羽の折鶴と「頑張ってください 鴨川市の住人より」というメッセージが大切に飾られていました。
くねざきさんの心はしっかり伝わってる、それだけで泣けました。
今度は皆さん、観光で千葉県に来てください。
ホテルは消毒作業に入り来月1日から営業再開するそうです。経営者の方の英断にも拍手です。
皆さん千葉県民の誇りです。
一日も早いこの病気の収束を願います。