先日、愛知の公立高校の進路希望調査(第2回目)の発表がありましたが、
よくよく見るとすごいことが、、、
来年から新設する学科(あくまでも普通科扱いだそうです)がとんでもないことに。
・惟信高校 未来探究 12/40名 0.30倍
・津島高校 国際探究 28/40名 0.70倍
・美和高校 地域探究 22/40名 0.55倍
(そもそも第1回では希望者が2名↑)
何かの間違いじゃないかと思って何度も見直しましたが、
見直せば見直すほど
美和高校に至っては第1回の志願倍率がなんと0.05倍、
つまり、たった2名しか希望者がいなかったなど
とんでもないことがわかりました。
これらはここ数年、
2000人規模で定員割れしている公立高校のてこ入れのため
明和や半田などの中高一貫校の新設と併せた
公立高校の改革の目玉となるはずが、
初年度から大コケ確定となってしまいました。
特に、津島高校の国際探究は
来年度開校する津島中の進級先にもかかわらず、
第1回が希望者20名(志願倍率0.5倍)
第2回が8名増えて28名(同0.7倍)と
なんと定員割れが確定的となってしまいました。
そもそも、
昨今の公立高校の不人気問題には2点課題があります。
1点目は、交通の便が悪い僻地にある高校ということ。
津島高校は名鉄津島線の津島駅、ではなくもう一つ先の日比野駅
そこから歩いて18分(1.3㎞)と、とても恵まれているとは言えない立地。
美和高校も惟信高校も電車で通うのは難しいところにあります。
つまり、3校とも交通の便の悪いところにある高校なのです。
もう1点は、愛知の公立高校のありがちな
詰めこみ教育よろしく
国公立大至上主義に代表される「自称進学校」の校風です。
この中では津島高校がそれにあてはまりますが、
推薦は逃げ
一般が王道
という大学受験のスタンスが多くの受験生に敬遠されていることは周知の通りです。
例えば、同レベルの私立高校なら
総合型選抜や学校推薦型選抜で
どんどん大学へ合格者を送り出しているにもかかわらず、
公立の中途半端な“自称”進学校が
旧態依然とした詰めこみ教育と
一般選抜至上主義を貫いています。
この2点が昨今の公立不信の根本的な原因にもかかわらず、
そこにてこ入れせず、まるで延命措置のための学科新設
としか思えない迷走ぶりです。
確かに、少子化で入学者が減っているから
先生を「リストラ」するわけにはいかないのかもしれませんが、
なぜみんなが行きたがらない高校に
しかも、「○○探究」というわけのわからない学科をつくったのか?
全く謎です。
各高校のHP等をちらっと見てみましたが、
探究といいつつも
探究の授業は週に数えるほどしかなく、
大半は、普通科の高校と同じく
数学
物理
化学
古典
漢文
歴史
当然、英語
を学ばなければいけません。
これならふつうに総合学科や商業科などの高校へ行った方がよいでしょう。
例えば、美和高校の地域探究は
大学受験に有利!
とうたってますが、
だったら私立の高校へ行って指定校などで入った方がはるかに楽です。
なにがオシかもわからない高校に一体どんな子が行くんでしょうか?
そもそも、
志願者が2名とか
倍率0.3倍とか
ほんとに新設(開校)できるのかすらあやしくなってきました。
この数字を見てそういう高校に行きたいかと言われると、
正直、、、ですよね?
実際、惟信高校の未来探究は
第1回の希望者が28名から、第2回は12名と16名も減っています。
津島の国際探究や美和の地域探究では
希望者は若干増えましたが、それでも定員割れは確定的です。
そもそも数学とか理科とか歴史とか
教科の勉強にあまりコミットできない層の子が通う高校に
こんな「見た目専門学科」なのに「中身は普通科」
というとも中途半端な進学校??
をつくっていったいどうしようと言うんでしょうか。
学び舎である高校なのに
定員割れで学ぶ仲間がいない、、、
しかも、全入なので基礎学力もままならない子たちと
一緒に学んでお互いが高めあえるか?
と言われれば、、、
ですよね。
入学してからかわいそうなことにならないように
なんとかならないものかと思っています。
各家庭でできる対策は
やっぱり
かしこい進路選択、
かしこい志望校選びですよね。
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よくよく見るとすごいことが、、、
来年から新設する学科(あくまでも普通科扱いだそうです)がとんでもないことに。
・惟信高校 未来探究 12/40名 0.30倍
・津島高校 国際探究 28/40名 0.70倍
・美和高校 地域探究 22/40名 0.55倍
(そもそも第1回では希望者が2名↑)
何かの間違いじゃないかと思って何度も見直しましたが、
見直せば見直すほど
美和高校に至っては第1回の志願倍率がなんと0.05倍、
つまり、たった2名しか希望者がいなかったなど
とんでもないことがわかりました。
これらはここ数年、
2000人規模で定員割れしている公立高校のてこ入れのため
明和や半田などの中高一貫校の新設と併せた
公立高校の改革の目玉となるはずが、
初年度から大コケ確定となってしまいました。
特に、津島高校の国際探究は
来年度開校する津島中の進級先にもかかわらず、
第1回が希望者20名(志願倍率0.5倍)
第2回が8名増えて28名(同0.7倍)と
なんと定員割れが確定的となってしまいました。
そもそも、
昨今の公立高校の不人気問題には2点課題があります。
1点目は、交通の便が悪い僻地にある高校ということ。
津島高校は名鉄津島線の津島駅、ではなくもう一つ先の日比野駅
そこから歩いて18分(1.3㎞)と、とても恵まれているとは言えない立地。
美和高校も惟信高校も電車で通うのは難しいところにあります。
つまり、3校とも交通の便の悪いところにある高校なのです。
もう1点は、愛知の公立高校のありがちな
詰めこみ教育よろしく
国公立大至上主義に代表される「自称進学校」の校風です。
この中では津島高校がそれにあてはまりますが、
推薦は逃げ
一般が王道
という大学受験のスタンスが多くの受験生に敬遠されていることは周知の通りです。
例えば、同レベルの私立高校なら
総合型選抜や学校推薦型選抜で
どんどん大学へ合格者を送り出しているにもかかわらず、
公立の中途半端な“自称”進学校が
旧態依然とした詰めこみ教育と
一般選抜至上主義を貫いています。
この2点が昨今の公立不信の根本的な原因にもかかわらず、
そこにてこ入れせず、まるで延命措置のための学科新設
としか思えない迷走ぶりです。
確かに、少子化で入学者が減っているから
先生を「リストラ」するわけにはいかないのかもしれませんが、
なぜみんなが行きたがらない高校に
しかも、「○○探究」というわけのわからない学科をつくったのか?
全く謎です。
各高校のHP等をちらっと見てみましたが、
探究といいつつも
探究の授業は週に数えるほどしかなく、
大半は、普通科の高校と同じく
数学
物理
化学
古典
漢文
歴史
当然、英語
を学ばなければいけません。
これならふつうに総合学科や商業科などの高校へ行った方がよいでしょう。
例えば、美和高校の地域探究は
大学受験に有利!
とうたってますが、
だったら私立の高校へ行って指定校などで入った方がはるかに楽です。
なにがオシかもわからない高校に一体どんな子が行くんでしょうか?
そもそも、
志願者が2名とか
倍率0.3倍とか
ほんとに新設(開校)できるのかすらあやしくなってきました。
この数字を見てそういう高校に行きたいかと言われると、
正直、、、ですよね?
実際、惟信高校の未来探究は
第1回の希望者が28名から、第2回は12名と16名も減っています。
津島の国際探究や美和の地域探究では
希望者は若干増えましたが、それでも定員割れは確定的です。
そもそも数学とか理科とか歴史とか
教科の勉強にあまりコミットできない層の子が通う高校に
こんな「見た目専門学科」なのに「中身は普通科」
というとも中途半端な進学校??
をつくっていったいどうしようと言うんでしょうか。
学び舎である高校なのに
定員割れで学ぶ仲間がいない、、、
しかも、全入なので基礎学力もままならない子たちと
一緒に学んでお互いが高めあえるか?
と言われれば、、、
ですよね。
入学してからかわいそうなことにならないように
なんとかならないものかと思っています。
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