江南の塾【ネクサス】勉強のやり方専門塾:小中高生対象の個別+思考型指導のハイブリッド進学塾

【87.8%が偏差値10以上アップ】少人数クラスで「授業を受ける」→「問題を解く」→「間違いを直す」→「わけを説明」

問題集の取り組みを「作業」ではなく「勉強」にまで高めるコツ

2023年05月10日 | 高校生コース
高校の多くがテスト週間に入ってます。

テスト勉強でまずやるべきことは、作業ではなく勉強です。

え?

そんなことわかってるって?

でも、ワークをやって、まちがえた問題は赤ペンで正答を書いて、おしまいという子が大半ですよ。

学校の指示だからと言ってしまえばそれまでですが、それ、ただの「作業」ですから。

まちがえた問題は、少なくとももう一度、できれば自力でできるようになるまで、とき直しをしましょう。

それが「勉強」です。

ワークを解く目的は一つです。

わかっている問題とそうでない問題を選別するためです。

特に数学、自力で解ける問題と教科書や解説を見ながら解けば解ける問題に分かれると思います。

これを仮に、A、B、C問題と3パターンに分けてみましょう。

A:自分の力だけで解ける問題
B:教科書や解説を見ながら解けば解ける問題
C:解説を見てもだれかに教えてもらっても解けない問題

テスト勉強は、まず、パターンAの問題で確実に取れるようにしましょう。

そうでないと赤点必至です。

次にパターンBの問題。

この問題の出来が、平均点をとれるかどうかの分かれ目になります。

きっちりとりにいきましょう。

ワークを一通り解く段階では、解説を見るのはOKです。

ただし、「正解」扱いにしないようにしましょう。

ワークを2周目以降やったときに、自力でできたら、その時、初めて「正解(=できた)」という扱いにします。

2回やっても自力で解けない場合は、3回やりましょう。

それでもできないような問題、つまり、パターンCは捨ててもOKです。

こちらは、数学を得意教科だという自負のある人だけやります。

そうでない人は、パターンCは潔くあきらめて、他の教科を勉強しましょう。

そうでないと、数学ばかりに時間をとられて、他の教科がおろそかになります。

高校のテストはそのような勉強の配分も重要です。

詳しくは、↓塾長の新刊でどうぞ!↓

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迷走する布袋中の宿題(家庭学習?)はいったい何をまちがえているのか?

2023年05月04日 | ニュース・記事
ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。

布袋中学校の宿題(家庭学習)が迷走しています。



今年の1年生は、宿題はその都度チェックではなく、課題の内容と提出日を決めておくというゆったりとしたものとなっています。

例えば、数学なら問題ノートの2~7ページまでを5/1までに、英語のジョイフルワークを2~25ページまでを5/26までにといったように。

これらを計画的にやりましょうというのが家庭学習の方針なんだそうです。

宿題の総量がわかるというメリットがある反面、どのようなペースで進めるかは、本人あるいは保護者にゆだねられているわけです。

が?!

十中八九、締切直前にあわててやるということになるでしょう。

計画的とは名ばかりです。

そう、いきなり中1に計画的にやりましょうといってもやるはずがありません。

そもそも、「計画的に」がわからないのですから。

確かに、成績上位者はできるかもしれません。メタ認知能力と呼ばれる計画性に関係する能力が高いからです。

しかし、それも学年順位で1けたを取れるごく一部の子のみです。

大半の子にはまず無理です。

実際、理科と英語の締切が5/26で被っています。

理科は数ページですが、英語は20ページ以上あります。

5月の20日あたりからあわててやる子が大半なのではないでしょうか。

おそらく、図星でしょう。

ところで、みなさんはコツコツ勉強することで勉強する「習慣」が身につくと思っていませんか?

しかし、実はそれは習慣のためではなく「学習効果」のためって知ってましたか?

(実は学校の先生もこの事実を知りません)

例えば、部活。

試合の前だけ練習しますか?

毎日の練習が大切ですよね。

ダイエット。

体重を量る直前だけ食事制限しますか?

意味ないですよね。

練習もダイエットも、直前だけやっても効果はありません。

毎日やった方が効果的だからです。

学校の勉強も同じだと思いません?

これに関して心理学では数多くの実験が行われています。



ある程度小分けにして、くり返しやった方が効果的です。

これはインターリーブ効果だったり、分散効果だったりします。

これは学校の勉強も一緒です。

提出日の直前やテストの直前にあわててやって効果あるでしょうか。

ないですよね。

そう、コツコツやるのは「習慣」の問題じゃないんですよ。

学習の「効果」の問題なんです。

だとしたら、残念ながら布袋中の宿題の方針が「効果がない(あるいは低い)」のは明らかです。

先生なんだから、最低でもそのへんはちゃんと勉強してから言ってもらいたいです。

なんで成績超上位の子はこぞって大手進学塾へ通うと思いますか?

なんで成績下位の子は補習塾に通ってもすぐ辞めたり転塾したりすると思いますか?

なぜ成績中上位の子は塾に通って成績を伸ばしていると思いますか?

三者三様だからです。

この3つの層をそれぞれ最大限に伸ばすために必要なことは何か?

それぞれの層に応じてやり方や分量を変えるほかありません。

つまり、学びの個別最適化です。

5月8日に、第2回の家庭学習について考える会があるそうなので、出席する方はこのような視点で提案をしてみて下さい。


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