日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

窓ぎわビアガーデン

2016年07月21日 | 日記
家に帰ったら まだ明るくて
今日は 買い物に行く日でも
排水口掃除する日でも
何の日でもないから
窓ぎわでビール飲むことにした
夏至の日みたいに



近所の子らの
かくれんぼする声が聞こえる
子どもの頃に
かくれんぼとおにごっこ どっちが好きだった
って聞かれたら
かくれんぼって答える
ハンバーグとコロッケでは
ハンバーグが好きだった



職場の相方と
卒業した大学の話になって
卒業してから何年経ったって話になった
それはいつもの 年齢の探り合いで
私たちは意味もなく 年齢を隠しあってる
私はわりとすんなり答えた
生まれた子が成人するくらいは優に経っていると



窓ぎわビアガーデン
悪くないねえ
そろそろ蚊に刺されまっせと思いながら
もう1杯
気づけば 夏至からちょうど1ヶ月



いつの間にか
子どもの声もしなくなった



会うのをやめている人たちと
会うのをやめた人のことを
思った

どんつきの庭

2016年07月20日 | 散歩道
よく晴れた今週の月曜日
今日こそは どんつきの庭へ行こうと
散歩道を奥へと
歩いて



歩いて



ようやくたどり着くと
ひとつだけ咲き残ったオニユリが
出迎えてくれた
ちょっとエイリアンぽい



このクリーム色がかったユリも
毎年の顔なじみ
よかった まだ咲いてて



あの涼しげな花も まだ咲いてた
名前は ジャスティシア エクボリウム
こんなふうに
真夏でも涼しげな顔してる女の人いるなあ
うらやましい



どんつきの庭 というのは
もちろん私の呼び名で
本当は別の名前を持っている
名前は2度変わって
最初は 有名な画家の名前が冠されていた



先日テレビで
その画家の名前で呼ばれる池が
話題になっていることを知った
通称だから大丈夫だと思うけど
みやげ物に画家の名前を使うのはどうかなと
ちょっと心配になった


俯く向日葵

2016年07月19日 | 
この小説が出たとき
迷わずハードカバーの単行本を買った



今は もうない
一時期の私は
図書館を自分の本棚のように身近に感じていて
いつでも借りて読めるからと
狭い部屋での置き場所に困って
他の本と一緒に手放してしまった

後悔している
やっぱり手元に置きたくなって
大分あとになってから
古本屋で文庫本を見つけて買ったけど
ハードカバーのほうがだんぜん美しかった
分厚くて つや消しのカバーの付いた
その本の感じを 今も覚えている

その小説の中に
一面のヒマワリ畑のシーンがあった



近年 名作映画のデジタルリマスター版を
映画館で見た



映画の中に見たヒマワリ畑よりも
小説の中の見ていないヒマワリ畑のほうが
はっきりと目に浮かぶ



どんな花にも
咲きはじめがあって
ピークがあって
終わりがあるけど

ヒマワリは種の重みで
うなだれたようになるから
いっそうものがなしい


ヒマワリのにおい

2016年07月18日 | 散歩道
黄色の印象が あまりに圧倒的で
ヒマワリのにおいを
ちゃんとかいでみたことなんて
なかったような気がする



大きな黄色い顔に鼻を近づけると
甘いにおいがした
黄色の強さとは対照的に
ほのかな やさしいにおい



明るさと元気がとりえ
というイメージの人の
意外な一面を知った思いがした



湿度が低くて からっとした暑さ
海の日を過ぎると
もう梅雨も明けるかな



夜になると
昼間の青空の続きみたいな
黒々と冴えた夜空に
月がくっきりと輝いた



それにしても
窓の外の涼しさが
中に入ってこないのは
相変わらずだなあ

おまけ
海の日のこの方


絵本の話 and 読みかけの小説読了

2016年07月17日 | 
うんと年下の友達に 2人目が生まれて
絵本の家族と 同じ家族構成になった
だから この絵本を贈ろうと思い立った
あれこれ考えて
結局別の絵本にしたんだけど



この絵本 すっごくおもしろい
人間の4人家族の1日と
おばけの4人家族の1日が
対比されて描かれてる

人間の姉弟が布団に入る頃
おばけの姉弟は保育園に出かける
お父さんおばけは 仕事と言って人を怖がらせ
お母さんおばけは おばけマートで買い物する

人間家族の晩ごはんに相当する
おばけ家族の朝ごはんのメニューは
くものすスープに どくきのこサラダetc...
お父さんおばけは オバケビールを飲む

シリーズ5冊の中で
私が持ってるのは3冊





読みかけの小説の 残りの3分の1は
止まらなくなって一気に読んだ
かわいそうなアレックス
フィクションとはいえ あんまりだ



すでに映画化の話が進んでるらしい
アメリカの監督が
当初アメリカで撮影すると言っていたのを
原作者がパリに変えさせたようだけど
役者はアメリカ人で セリフも英語
ってことはないよねえ…