吸い取られました

一昨日、行ってきましたよ、『もち会』。

すっかりお義母さんに生気を吸い取られ、
昨日はブログを更新する気力すら
ありませんでした…

行きは、お義父さんが車で迎えに
来てくれました。

「お酒を買いたいので、スーパーに寄って下さい」
とお義父さんにお願いすると、「焼酎を買ってある」
とのことだったので、「じゃあ、お茶で割って
飲みたいのでお茶を買います」と言って、
スーパーに寄ってもらいました。

いつもは大体ビールしか用意されていないので、
チョット驚き。

私の心の叫びが届いたのか?!

スーパーで、ペットボトルのお茶と、
手土産にお義母さんの好物のシュークリーム
(窯焼きシュークリーム、5個で690円也)を
ゲッツ(古っ)。

わが家から旦那さんの実家までは車で10分くらい
なので、あっという間に拷問場…
いえ、もち会会場へ…。

中へお邪魔すると、テーブルにサラダ、
かつおのたたき、里芋の煮物、芥子菜の漬物、
鶏のから揚げが並べられていました。
(おもちはテーブルに載りきらなかったらしいです。)

おぉぅっ!おもち以外のおつまみがあるでは
あ~りませんかっ

またまた私の心の叫びが届いたのか?!

ご苦労様でした、お義母さん。
何はともあれ、取り合えず着席して乾杯

乾杯するなりお義母さんは、
サラダを食べろと執拗に迫りました。

どうやら、サラダの中に入っている水菜は、
お義母さんの『おらが畑』で採れたものらしい。

『おらが畑』とは、
義父母住んでいる集合住宅の一角を指します。

そこを勝手に掘り起こして、
まるで自分の土地であるかのように、
野菜やらお花やらを育てています。

その大胆さには驚きです。
どんどん範囲が広まっているし…

無許可の『おらが畑』で採れた野菜は、
半ば強引にもらわされることが多いです。
(しかも大量に。)

完全無農薬で健康に良い(多分)のですが、
よく虫くんたちが『こんにちは』します。

以前春菊をもらったとき、洗っても洗っても、
小さな無数の虫くんたちが『こんにちは』して、
泣きそうになったことがあります。

お義母さんは超アバウトな性格なので、
サラダに入っている水菜をよぅく洗ってくれたか
どうか、不安で仕方ありませんでした。
(確認するわけにもいかないし…。)

私がしばし固まっていると、お義母さんが
『絶対に食べろオーラー』を強烈に放ちながら、
じっとこちらを見ていたので、
私はサラダを口へ運びました。

まだ噛んでもいないうちに、
「美味しいだろ?」と訊いてくるお義母さん。

「お、美味しいですねぇ…」
と私が答えると、満足そうな顔をして、
マシンガントークを開始。

6畳の部屋は、お義母さんの甲高い声包まれ、
申し訳ないけれども、10分で逃亡したく
なりました…。

おもち以外の貴重なおつまみで
なるべく多量のお酒を飲んで、
テンションを上げようとしていたのに、
食いしん坊な旦那さんがわっしわしと平らげて
しまい、あっという間にメインのおもちに突入。

大量のあんこもち、辛味もち、納豆もち、
豆腐もちがテーブルに登場しました。

相当作るのが大変だったでしょう…。

私は、あんこがあまり得意ではないので、
あんこもちは先にお断りしました。

このあんこも、お手製とのことで、
しきりに「K(=旦那さん)のために作った」
と言っていました。

息子のためには労力を惜しまぬ母の愛を、
ひしひしと感じました。

あんこもち以外のおもちをチビチビ食べていると、
お義母さんに「Yさんもどんどん食べな」と
急かされました。

味は美味しかったですけど、
やっぱりお酒に合わないし、3、4個が限界でした。

そんな私を尻目に旦那さんは、
物スゴい勢いでおもちもわっしわしと食べていました。
(10個近く食べていたと思われます。)

旦那さんの実家でなければ、
「いい加減にしないと、また太るよ!
来月、人間ドッグじゃろがいっ」と、
旦那さんのお腹の贅肉をつねるトコですが、
私は顔を引きつらせながらやんわりと、
「そんなに食べて大丈夫?」と言いました。

すると、「大丈夫、大丈夫」と旦那さん。

義父母も、「明日控えめにすれば大丈夫だ」と、
旦那さんに援護射撃。

「そんなことを言いつつ、余った大量のおもちを
持たせようとしているクセにぃぃぃ~!」と、
6畳間の中心で思いを叫びたかった私。

案の定、私が洗い物をしている間に、
タッパーに詰め込んだ大量のおもちを、
旦那さんに「明日食べろ」と渡していました。

旦那よ、なぜ一言、
「そんなには要らないよ」と言えぬ…

約3時間、お義母さんのマシンガントークは
止むことなく、どんどん生気を吸い取られていった私は、
相づちを打ってはいたものの、後半のほうの話の内容は
ほとんど覚えていません。

確かなのは、8割がお義母さん自身の話題だった
ということ。

残りの2割は、お義父さんと息子たちの話題だった
と思われます。

お義姉さんと私、つまり嫁の話題には
一切触れることはなかったことも確か。
(本当に興味がないんだと思います。)

私がすっかり生気を失い、
死んだ魚の目になっていたと思われる
夜9時過ぎに、やっとお開き

おもちの食べすぎで、
歩くのがやっとの旦那さんとの帰り道、
旦那さんが不意に「楽しかった?」と
尋ねてきました。

この死んだ魚の目を見て察しておくれよと
思いつつ、「う、うん…」と答える私でした。

そうそう…私はおもちはもうたくさんだったので、
持たされたおもちは、旦那さんが2日かけて
食べました。

もち会が終わり、ホッとしたのもつかの間、
次は『花見会』が催されるのではないかと
ドキドキ…

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