3月3日付の新華社(電子版)に拠れば、中国公安部の発表によると、今回の無差別襲撃事件は、阿不都热依木·库尔班(アブドライム・カアルバン)を首謀者とする8名(男6名、女2名)のテロリスト集団が起こしたもので、襲撃現場で、襲撃犯の内4名が射殺され、一人(注:女)が逮捕されたものの、残りの3名(注:男2名、女1名)は逃走中だったが、事件発生から約40時間後の3日午後迄に、全員が逮捕されたとの事です。3月3日付の鳳凰網(電子版)等に拠れば、8名のテロリスト集団は、僅か25分程の短時の間に、刀で170名近くもの人間を殺傷した(注:死者29名、負傷者143名)ので、襲撃犯人達は、それなりの訓練を受けた者達では無いかとも推測しています。
また、今日4日昼の中国中央国際TV等では、犯行現場で、犯人4名を射殺した、一人の「特警」(注:特別警察、SWAT)の話と云うのを放送していて、その特警に拠れば、襲撃犯に刀を捨てろと忠告したものも、警告を無視してこちらに向かってきたので4名を、その場で射殺したとの事。その時間は僅か15秒だったそうです。犯人との間の距離も1メートルも無かったそうですが、インタビューした記者が「犯人の何処を狙ったか?」と尋ねたのに対して、このSWATは「胸」とも答えています。無論顔は見えないようにしての取材でしたが、、、。
また、国家衛生局の話として、重傷者の内20名は依然生命の危機を脱していないとも話しているとの事です。
私が今滞在している大理白族自治州は昆明から約350キロメートルほど離れた雲南省でも有数の観光地ですが、地元の人の話では大理白族自治州を訪れる観光客も、今回の事件の影響で数が減っているとの事です。また、ネット上では様々な無責任な噂が、根拠の無い噂が飛び交っているようです。