中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理で米を栽培する日本人は2年目に突入

2014年10月27日 | 大理古城

このブログでも大理鎮で無農薬、有機栽培でお米を栽培する日本人の事を紹介しましたが、先日久しぶりに今年の米の育ち具合を見学してきました。大 理で米を栽培するその日本人は今年は同じ大理市でも別の鎮に引っ越した事もあり、田圃も家の近くに借りたそうです。今年借りた田圃は去年と比べると水の便 もよく、家からも近いので去年と比べると水の管理や田圃の見回り等が大分楽だそうです。

今年は、私も田植も手伝ったのですが、一株植えで、 その上30センチメートルから40センチメートル程間隔を開けて植えると云う植え方でしたので、去年も既に経験済みとは云え、どうなるかと思ったのですが、今年も見事に 「ぶんけつ」して実に立派な稲として順調に育っています。大理市周辺では、どこでもそうすが、もう既に借り入れは済んでいます。私がよく足を運んでいた貴 州省黔東南周辺では大体10月初旬が稲の刈入れのシーズンです。ここ大理周辺では稲束の天日干しは見かけません。田圃で脱穀して、その後天日に晒すと云う 方法が一般的の様です。貴州省黔東南周辺では「はぜかけ」の光景をよく見かけるのですが、大理周辺ではまず見る事はできません。その日本人は当然刈入れの 後は天日干しをします。

一株植えしたものが、この様に見事に「ぶんけつ」しました。立派としか云う他ありません。大理で有機栽培で稲を栽培する日本人の技術力の確かさ、農作物の栽培に対する造詣の深さには敬服仕切りです。

 

 今年の稲の生育状況ですが、まあまあの様です。予定通りの収穫が見込めそうの事。

 

既に刈入れを終えた、近在の農家の田圃の様子。如何に蜜植をするか一目瞭然です。従って「ぶんけつ」状況も余り良いとは云えません。

 

 

今年借りた田圃の周辺の様子。

 

こちらは、つい先日訪れた時の稲の生育状況ですが、穂に実が無い処が目に付きました。病気の様ですが収穫が心配です。


その大理市で稲を育てている日本人の話によれば、今年地元の農民の中から、たった一人ですがその日本人と同じく有機栽培で、農薬を使わないで、また、化学肥料も使わないでお米を栽培したそうです。その日本人の話では、一人でも地元から、その様な人が現れたのは大変嬉しいと話していました。地元から、そのような人が現れたので今後、有機栽培をする農民が徐々に増えるかもしれないと期待を滲ませておりました。日本でもそうですが、自分の目で見ないと信用しない人も多いようですが、今年から有機栽培を始めた地元の農民も、日本人が始めた有機栽培の凄さを実際に見て、感動して終に自分でも始めたようですが、有機栽培が地域農民の間にどんどん広がれば私としてもとても嬉しいです。

尚、この日本人夫婦は大理市で、自宅で、夫婦二人だけで子供を出産した人ですが、最近無事二人目の子供も生まれたそうです。無論前回と同様に、自宅で誰の手も借りずに夫婦二人だけで子供産んだそうです。この話には多くの中国人や日本人や他の外国人も感動するものの、その後自宅で子供を産んだという話は余り聞きません。





最新の画像もっと見る