中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理古城の洋人街と太白楼

2016年11月17日 | 大理古城

大理古城内に「洋人街」と云う名が付いた通りがあります。この通りに、この様な名前が付いたのは、この通りに「洋人」相手のレストラン、喫茶店、土産物、本屋、マッサージ店等が沢山出来たので、その様な名前が付いた様です。中国語で「洋人」とは云うところの外国人、特に西洋人を指すとの事です。

大理古城内の洋人街には、このような大門があります。

何故、現在「洋人街」と呼ばれる場所に、西洋人相手のレストラン、喫茶店、本屋、土産物等が集中して出来たかと云うと、その昔には洋人街の裏に大理州の招待所があったからです。

私が始めて大理古城を訪れたのは1989年1月の事ですが、その当時は日本人を含めた外国人は必ず大理の招待所に泊まる事が義務付けられていたのです。その当時は中国では、特に外国人は、特別に公安当局が指定した宿泊施設にしか泊まる事が出来なかったのです。それで、大理を訪れる外国人が泊まる様に指定された大理州招待所の周辺に、先ず外国人相手のレストラン、食堂等が出来て、その後、土産物屋、マッサージ屋、本屋等が出来た様です。今その大理招待所は取り壊されて小さな広場の様になって往時の招待所の痕跡を見る事は出来ません。

洋人街中心広場と門碑に記してありますが、その昔はこの奥に大理招待所があったのですが、その建物も壊されて今はありません。

 

招待所跡及び周辺は、現在ではこの様に古劇臺となっています。ここに大理州招待所があった。

 

その洋人街に「太白楼」と云うレストランがあります。この店は1986年に開店したとの事で、今では洋人街では、一番古い店との事です。この店も洋人相手と云う事で、メニューにはステーキ、カレー、ハンバーグ、ワイン等が並んでいますし、メニューも英語の表記もありますし、店員も英語が出来ます。

その様な訳で、この太白楼は現在でも大理古城を訪れる外国人が良く訪れるレストランの一つとなっている様です。この店の経営者は、既に2代目で息子夫婦が今の経営者となっています。それで、1980年末頃や90年代初めの頃の大理古城の様子やその当時の洋人街の様子は知らないとの事です。太白楼の建物も今はこの様に二階建てですが、当時は平屋で普通の民家を改造して営業していたそうです。

 


この太白楼は、大理古城内でも今では一番古いレストランの様です。経営者は代替わりして若い夫婦が現在の経営者で、90年代初めの頃の様子は知らないとの事。

 

この洋人街は、今でも大理古城を訪れる中国人団体旅行客が、必ず案内される場所となっています。また、ガイド等にも載っている様で個人で訪れる中国人旅行客も必ずの様に観光する場所となっています。洋人すなわち外国人も当然ながら多い。

 



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