狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

it is time

2008-10-07 00:43:25 | ひとりごと


その「時」は静かに、そして大胆に残酷にもやってきた
永久の別れ・・・という訳ではないけれど、長い間生活の一部と
なっていたことを思うとき、それがどのような形で影響を及ぼす
のか、何も判ってはいない。


子供の時の、遠足の日を迎える「it is time」ではない
サ・ヨ・ウ・ナ・ラ・・を意味する「it is time」なのだ
「生者必滅会者定離」この真実からは誰も逃れることは出来ない


コレまで生きてきたのだから、幾多の出会いと別れは経験してきた
しかし、こういう事に「慣れ」はない。その都度悲しく寂しいものだ。


昨夜某TV局であるパイロットの事を放送していた。85歳にもなる
現役のパイロットの話として「自ら年を取った」と言ってはならない
(正確ではないかも・・)と言っていました。


リタイアした後は「自分がしたいことをしなさい」とも
気持ちは若く保てても、体は正直で思い通りには参りません
何時までも若く有りたいと願うとき、気持ちだけでは若くは生きられ
ません。多少なりとも生臭さも、現役でなくてはなりません。



そこら辺りは、公共の放送ですから、流せなかった事も有るのでしょう
か、僕の親父は89歳にて旅立ちましたが、僕が知る限り、そこら辺りまで
現役だったと思います。親父が旅立つ5ヶ月前に母親が先にいきましたが
生きていた折、二人の会話から、そう思いました。


そういう親父の血を引く僕が、同じ生き方を辿るかというと、それは
全く当てにはならない話です。いささか多情なところは有りますが・・
第一、僕みたいな不摂生な生き方をしている者が長く生きるとは思え
ません。


話が反れてしまいました。
「it is time」この与えられた試練を乗り越えなくては・・・。