富士通レディース最終日
18番セカンドショットで、追いかける不動が直角の壁があるバンカー
に入れたとき「万事窮す」そう思った。
初日からトップを走る三塚も同じように、第二打を同じバンカーへ入れた
この時も「万事窮す」そう思った。
プロの技というものは、良い緊張感の下でプレーするとき、人智が及ばな
いプレーを見せてくれる。不動も、三塚もこの絶体絶命のピンチを自ら
の力で切り抜けた。共にバンカーから3オン。不動は5メートル、三塚は
約2メートルのパーパットを共に決め、二人によるプレーオフへ突入した。
スタート前のインタビューに、不動は「先は遠い(7打差)ので、せめて
プレッシャーをかけられるプレーをしたい・・」と、言っていた。
ところがその不動は出だしから調子に乗れず6番までパープレイ、差は
全く縮まらず7打差のままだった。
カミサンとTV観戦をしていて「三塚はパープレイでも優勝だよ」と、僕は
宣言していた。だが、勝負の世界は下駄を履くまで判らない。
不動は7番から10番まで4連続バーディを奪い、トータル-11としたが
三塚も9番を終わった時点では-15とスコアを伸ばしていた。
先を行く不動は13番、15番でもバーディを奪い-13。
一方三塚は13番、17番でボギーを打ち、18番を迎えた時点では、共に
-13で並んでいた。7打差がゼロのなっていた。
プレイオフ5ホール目、不動は右のラフから2オンして2パットのパー
三塚は左のラフからグリーン奥へ、寄せのファーストパットはカップを
3Mオーバー、ここからの返しのパットが入らず、7打差からの大逆転勝利と
なった。悔しい悔しい三塚。だが不動も、それ以上な悔しさを何度も味わっ
ている。この悔しさをバネに三塚には大きく成長してもらいたい。
男子、日本オープン最終日
17歳の石川遼の見事なプレイと永久シードを目指す片山晋呉の堅実な
プレー、どちらも見応えあるプレーを見せてくれました。
石川遼は14番で、片山は16番で、これぞプロ・・・というプレーで
パーを取り、生で見ている者、TV観戦している者までも魅了してくれ
ましたね。
19日の日曜日は朝から夜までゴルフ観戦で終わりました。
合間にプロ野球のCSシリーズを見ましたが、MLB、セリーグ、パリーグ
も共にタイとなりました。果たして結果は如何なりますか、どちらも楽し
みなところでしょう。