令和6年6月13日、週刊女性PRIMEより、「美智子さまの皇位継承議論“口出し報道”の真相を宮内庁が回答、憤るご友人らは「考えられない」」と題する記事が配信されている。
この記事を読んで、ついつい妄想を抱いてしまった。
筆者からすれば、もともと「お声がけ」の内容自体は問題になるようなものではないと考えていた。
衆議院議長に対するお声がけという点に着目すれば、国政への関与という感じがしなくもないが、「(皇位継承に関する議論を)よろしく進めてくださいね」という内容であるならば、皇室がそういう問題意識を有しているということはとっくに公になっていることであるし、立法府は議論をすることが仕事なのだから、よろしく進めてくださいとおっしゃったとして、今更という感じしかしなかったのである。
もっとも、実際にそのようなお声がけがなかったのであれば、それをあったかのように報じることは問題であろう。
ただ、この点については、宮内庁長官によって明確に否定されたのだから、もうこれ以上、論じる意味はないだろう・・・と。
このように思っていたのである。
しかし、今回の週刊女性PRIMEの記事を読むと、そこには根深い問題があるのかもしれないと思ってしまった。
日系ブラジル人の方の「口出しされるなんて考えられません」というコメントが紹介されているが、「深くお考えになって、発言をされる方だからこそ、皇位継承について口出しをされるようなことはないと思います」ともあり、上皇后陛下がこの問題について深く思いを巡らしていることが、改めて示唆されている。
また、絵本作家のコメントは、この問題と関係があるんだかないんだかよく分からない内容なのだが、要するに「気配りを絶やさない方です」というところに力点があるようだ。
続いて、静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授のコメントとして、以下の内容が示されている。
-----引用開始-----
「美智子さまは、令和以降の皇位継承の安定を願っておられると推察します。まずは、悠仁親王への皇位継承と、その後の皇位の安定した継続を望まれておられるでしょう。
とはいえ近年、悠仁親王が即位された後の男系男子継承の心もとなさが指摘されています。その対応策として、女性天皇や女系天皇の道もありうるとお考えになられていてもおかしくありません」
-----引用終了-----
これに続けて、先ほどの絵本作家の方の関係があるんだかないんだか分からないコメントが再び紹介され、要するに「ご家族の幸せを思う美智子さま」ということが強調。
また、小田部氏の肉親の情といったコメントが紹介。
ここまで読み進めて、上皇后陛下のお立場に立って考えてみると、
ただ、そんなことはあからさまには言えないので、ジレンマであると。
さて、そういう話になってくると、これは妄想であるけれども、お声がけ問題がメディアで取りあげられることの根底にあるのは、要するに、上皇后陛下のお立場に立って忖度をしろというメッセージなのだろうか、という気がしてくる。
謎の宮内庁関係者によってお声がけのあったことを流し、表向きには否定をするが、『上皇后陛下のお気持ちは、分かりますよね』、というような。
仮にそうであるならば、そのような忖度をしろというメッセージは、政府、政治家の一部には、もっとストレートな形で伝わったのかもしれない。
その際、悠仁親王殿下までの皇位継承、愛子内親王殿下と佳子内親王殿下の皇族身分の保持、これらのことさえ確保されるなら、その他のこと(旧宮家系の話)は任せるというような話であったとすれば、うるさい安倍系保守も説得できそうであるし、政府、政治家の一部において、見通しが立ったような気にもなることであろう。
あとは、議論を取りまとめる体裁をとって、推し進めてしまえばいい・・・。
あくまで妄想であるが、このように考えると、ここ最近のいろいろな動きのつじつまが合うような気がしてくる。
ただ、予想外だったのは、一般からの反発があまりに強かったということであり、どうしていいか分からなくなったというのが、今の状況なのかもしれない。
この記事を読んで、ついつい妄想を抱いてしまった。
筆者からすれば、もともと「お声がけ」の内容自体は問題になるようなものではないと考えていた。
衆議院議長に対するお声がけという点に着目すれば、国政への関与という感じがしなくもないが、「(皇位継承に関する議論を)よろしく進めてくださいね」という内容であるならば、皇室がそういう問題意識を有しているということはとっくに公になっていることであるし、立法府は議論をすることが仕事なのだから、よろしく進めてくださいとおっしゃったとして、今更という感じしかしなかったのである。
もっとも、実際にそのようなお声がけがなかったのであれば、それをあったかのように報じることは問題であろう。
ただ、この点については、宮内庁長官によって明確に否定されたのだから、もうこれ以上、論じる意味はないだろう・・・と。
このように思っていたのである。
しかし、今回の週刊女性PRIMEの記事を読むと、そこには根深い問題があるのかもしれないと思ってしまった。
日系ブラジル人の方の「口出しされるなんて考えられません」というコメントが紹介されているが、「深くお考えになって、発言をされる方だからこそ、皇位継承について口出しをされるようなことはないと思います」ともあり、上皇后陛下がこの問題について深く思いを巡らしていることが、改めて示唆されている。
また、絵本作家のコメントは、この問題と関係があるんだかないんだかよく分からない内容なのだが、要するに「気配りを絶やさない方です」というところに力点があるようだ。
続いて、静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授のコメントとして、以下の内容が示されている。
-----引用開始-----
「美智子さまは、令和以降の皇位継承の安定を願っておられると推察します。まずは、悠仁親王への皇位継承と、その後の皇位の安定した継続を望まれておられるでしょう。
とはいえ近年、悠仁親王が即位された後の男系男子継承の心もとなさが指摘されています。その対応策として、女性天皇や女系天皇の道もありうるとお考えになられていてもおかしくありません」
-----引用終了-----
これに続けて、先ほどの絵本作家の方の関係があるんだかないんだか分からないコメントが再び紹介され、要するに「ご家族の幸せを思う美智子さま」ということが強調。
また、小田部氏の肉親の情といったコメントが紹介。
ここまで読み進めて、上皇后陛下のお立場に立って考えてみると、
・皇嗣殿下、悠仁親王殿下までの皇位継承は既定路線なので、それを変えるようなことは家族の中に軋轢を生じかねないので、変えないで欲しい
・ただ、このままでは皇族の数が減ってしまうので、愛子内親王殿下、佳子内親王殿下が残る道を残して欲しい
とお考えになるとしても不自然ではない・・・、という風に思えてくる。・ただ、このままでは皇族の数が減ってしまうので、愛子内親王殿下、佳子内親王殿下が残る道を残して欲しい
ただ、そんなことはあからさまには言えないので、ジレンマであると。
さて、そういう話になってくると、これは妄想であるけれども、お声がけ問題がメディアで取りあげられることの根底にあるのは、要するに、上皇后陛下のお立場に立って忖度をしろというメッセージなのだろうか、という気がしてくる。
謎の宮内庁関係者によってお声がけのあったことを流し、表向きには否定をするが、『上皇后陛下のお気持ちは、分かりますよね』、というような。
仮にそうであるならば、そのような忖度をしろというメッセージは、政府、政治家の一部には、もっとストレートな形で伝わったのかもしれない。
その際、悠仁親王殿下までの皇位継承、愛子内親王殿下と佳子内親王殿下の皇族身分の保持、これらのことさえ確保されるなら、その他のこと(旧宮家系の話)は任せるというような話であったとすれば、うるさい安倍系保守も説得できそうであるし、政府、政治家の一部において、見通しが立ったような気にもなることであろう。
あとは、議論を取りまとめる体裁をとって、推し進めてしまえばいい・・・。
あくまで妄想であるが、このように考えると、ここ最近のいろいろな動きのつじつまが合うような気がしてくる。
ただ、予想外だったのは、一般からの反発があまりに強かったということであり、どうしていいか分からなくなったというのが、今の状況なのかもしれない。