日記

身辺雑記です。

承前・バラナシ。

2011-11-11 19:45:41 | Weblog
ガンジス河。 2度、恐ろしい目に。

確か2泊3日したと思う。夕刻~夜、と 翌朝ガンジス河、日の出。
小船チャーター。、2度とも同じ船頭。千五百円ほど×2回。
どの船も団体で乗っているのに、一人で貸し切り。


これは夕方、船上から。10数箇所で亡骸を焼いていた。
ガイド本にもまた船頭からも決して写真は撮るな、と。
膝にカメラを置き、あらぬ方に眼をやりながらパチリパチリ。

突然岸から大きなワメキ声。7~8人がこちらに向かって
怒鳴っている。船頭に身振りと片言で逃げてくれ!!。
船頭、岸に着け、たちまち10数人に取り囲まれる。

ギャーギャー大変怒っている。カメラ取り上げようとする。
両腕抱えられ段上細い路地の奥の密閉された集会場のような所に
連れ込まれる。狭い部屋に数十人いた。

寄ってたかって怒る。ここは世界中から死を迎える人々が
やってくる神聖な場所だ。観光客も入れない聖なる場所だ!
それを写真撮るなんて!!。

恐ろしかったけれど変に冷静だった。ギリギリ切羽詰ると
相手のしゃべっている言葉、英語がかなりスムースに理解できる。
カメラ出せ!フイルム出せ!・・・金を出せ!!。

知っている限りの謝りの言葉、知らなかった、ゴメンナサイ、
羅列しながらにじるように徐々に出口のほうへ。
かなり長い時間経過したと思う。服の裾を引っ張られた。

振り返ると船頭がいて目配せする。出口のほうへ隙ができていた。
思いっきり走って逃げ出した。中で大声ワメキ声。
水際まで逃げ延びると船頭も付いてきていた。

今から思うと翌朝、この船またチャーターする約束していたので
船頭のオッチャン逃がしてくれたのかもしれない。
翌日もこの船頭の「先生」の密室に拉致された・・・が。

オールドデリーのゲストハウス。

エアコン、TV付き1泊750円ほど。一日の大半停電だったけれど。
1週間ほど居た。室内壁には30㎝ほどのヤモリ5~6匹。
断水が続いてめったにシャワーできなかった。

バラナシからニューデリーの寝台夜行、偶然、ベッド上段に
東京都立大学4回生の可愛い女の子。不安一杯の夜行列車。
この子には本当にお世話になった。

帰国の為ニューデリーまで帰ってきたとの事だったが、親切に
オールドデリーまで付き合ってくれ、数件の店のぞき、
ニット帽さん(写真右端)探し出し紹介してくれる。

で、彼、このゲストハウスに連れて行ってくれ半年~1年滞在
している男性2人、女性1人、紹介してくれる。
ニット帽氏は別のゲストハウス。左、オーナーと孫。

3人、エアコンTV無し、1泊350~400円の部屋。
毎夜、ビール買って来てもらい屋上で酒盛り、ご馳走する。
街中、アルコールなんて売ってない。どこで買ってきた?。

屋上(3階くらい)から見る町の夜景、強く印象に残っている。
広い区画ごとに停電する。しばらくして点灯すると又、別区画
停電する。妙に美しく。

バラバラで寄り集まった彼等4人、自分が帰国した3日後、
イランに入っているはず。

コメント
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