【紹介文】
ゲーム制作会社で働く島汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。衝撃を受ける彼女に故郷・愛媛県早瀬で暮らす姉から電話が入る。故郷の中学で女学生が同級生を猟銃で射殺する事件が起きたのだ。汐路は同僚と女学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことに気づき、故郷に戻って事件の調査を始めるのだが…。現代社会の「歪み」を描き切った衝撃のミステリ!第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
感動度 ☆☆★★★
アイデア ☆☆☆★★
読み易さ ☆☆☆★★
【西京極の読後感想】
ゲーム制作会社での謎の無理心中、ゲームデザイナーが探偵役、それらの設定の斬新さに惹かれて読んだが、正直肩すかし。謎解きが進むにつれ、ゲーム制作会社が事件の発端である必要性はなく、単なるきっかけでしかないことが判ってくる。キーワードとなるアニメキャラクター“ケイジロウ”も大して掘り下げる訳でもなく、事件の謎解きもかなり唐突。設定が魅力的だっただけに素材が消化不良なのが勿体無い…ゲーム制作の心理的ノウハウなんか、ネタとして膨らませやすいと思うけど…
ゲーム制作会社で働く島汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。衝撃を受ける彼女に故郷・愛媛県早瀬で暮らす姉から電話が入る。故郷の中学で女学生が同級生を猟銃で射殺する事件が起きたのだ。汐路は同僚と女学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことに気づき、故郷に戻って事件の調査を始めるのだが…。現代社会の「歪み」を描き切った衝撃のミステリ!第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
感動度 ☆☆★★★
アイデア ☆☆☆★★
読み易さ ☆☆☆★★
【西京極の読後感想】
ゲーム制作会社での謎の無理心中、ゲームデザイナーが探偵役、それらの設定の斬新さに惹かれて読んだが、正直肩すかし。謎解きが進むにつれ、ゲーム制作会社が事件の発端である必要性はなく、単なるきっかけでしかないことが判ってくる。キーワードとなるアニメキャラクター“ケイジロウ”も大して掘り下げる訳でもなく、事件の謎解きもかなり唐突。設定が魅力的だっただけに素材が消化不良なのが勿体無い…ゲーム制作の心理的ノウハウなんか、ネタとして膨らませやすいと思うけど…
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