三重塔の写真を撮りに行った、
茨城県桜川市の小山寺(おやまじ)三重塔、
国道50号線から車で20分ほど走った山の中腹
崖を切り開いた地にポツンと立っていた、
周りに柵があるのが置き去りにされたような
殺風景な雰囲気を醸し出す、
この三重塔も国の重要文化財に指定されている、
だからと言ってこれを目当てに訪れる人など
殆どいないであろう、
維持管理の大変さが思いやられる。
小山寺を後にして次に車で30分ほどの
栃木県益子町の西明寺を訪ねた、
里山を分け入るように山道を走る、
山の麓に駐車場はあり社務所もあって
お札等を取り扱っているのであろう
人影も見えた、
長い石段を登っていく、
山門も立派だ、
だが悲しいことに
三重塔の屋根の一部に赤錆が出ている、
全体的には銅板から出る緑青色に見えるが
一部とはいえ赤錆が出るということは
銅板葺きではないのかもしれない、
ここでも重要文化財に指定された建物の
維持管理の大変さを思い知らされた、
わずかなお賽銭に心を痛めながら
写真を撮らせてもらった。