我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

その後の水仙

2025-03-12 08:53:43 | 花 及び植物

水仙が花を咲かせた、
毎朝今か今かと待ちわびた花だ、
球根を水コケに包んで素焼きの鉢に植えてから
40日ほど経つ。
素焼きの鉢は水を張った花器の中に
落とし込んである、
だから言わば水耕栽培だ、
地植えと違って肥料分が少ないだけに
ヒョロヒョロ成長した、
来年はこの水に肥料を溶かし込んでみよう、
地植えの水仙も花を咲かせてきたが
花には遜色ない立派な花だ、
これからしばらくの間
花の移り変わりを観察しよう。

日韓歌王戦

2025-03-08 20:12:00 | うたごえ、カラオケ、他音楽
                  早春の花、アズマイチゲ

2024年4月(?)韓国で開催された歌番組
「歌うま女王日韓戦」の白熱した戦いを
ユーチューブで見ている、
うまい!
実にうまい、
いずれ劣らぬ実力者ぞろい、
双方共にオーデションを経て選ばれた
歌うま7名ずつが
1対1の形式で
双方から選ばれた審査員のもとに競う
と言う見ても聞いても
楽しい歌番組である、
対決後は
敗者は笑顔で勝者を称え、
勝者はいたわる様に敗者を抱きしめる、
近年政治的にはギスギスした
日韓の間柄ではあるが
見ていて微笑ましい光景で
思わず双方に拍車を送りたくなってしまう、
韓国国内では大変好評だったらしく
その後も何人もの日本人歌手が
韓国に招かれて人気を博しているようだ、
なかでも一番の人気を誇っているのが
歌心りえ と言う名の51歳の女性歌手、
20台の頃からグループのメンバーとして
歌手活動はしているとのことだが
鳴かず飛ばず、
日本での知名度はゼロに近い、
韓国での歌王戦番組の中で
さだまさし作詞、作曲の
「道化師のソネット」を歌った、
文句のつけようがない !
声もいい、
癖がないので素直に聞ける、
これまでにヒット曲がないのが不思議なくらい、
伸びやかな歌いぶりはこれまで積み重ねてきた
キャリアの賜物であろう、
だから日本の歌手や曲に先入観のない
韓国で受けるのであろう、
たちまちファンになってしまった、
今やこの番組を契機に日韓の文化交流が
深まりそうな気配さえ感じる、
歌心りえ の名を日本のテレビ番組でも
見かけるようになったのはうれしい。

熊の脂

2025-03-07 07:04:13 | 友人、知人及び同級生
                                                                         大雄院の三重塔(桐生市)
昨日(3月6日)
行きつけのスナックに寄った、
お昼頃だったが先客は3人のみ、
いずれ劣らぬ老齢の男女、
相も変わらず身体の不調で盛り上がっている、
一人は鉄砲打ちをやってるKさん、
私よりは若い、
70台中ごろだろう、
その彼から前に熊の脂だと言って
リポビタンの瓶に一つ分もらった、
薄めて飲めば滋養強壮、
軽度の切り傷、擦り傷なら塗れば効果てきめん、
乾燥肌や湿疹にも効くと言って渡してくれた、
それは1年ほど前
冷蔵庫に入れたまま
すっかり忘れていた、
それを数日前に
昼飯代わりに餅を焼いていて人差し指が網に触れて
火傷してしまった、
大した傷ではなかったがそれでもじんじん痛い、
何か手当しなければと考えて
思いついたのが熊の脂、
塗った、
火傷した部分は白くなっていた、
傷も軽いしそれほど気にもしていなかったが
いつの間にか痛みを感じなくなっていた、
そして翌日には白く変色した部分も
元の赤みを帯びた肌色に戻っていた、
通常火傷で肌が白く変色すれば
その部分は剝けて新しく生まれ変わるが
そうではなく元に戻った、
確かに効果はあるのだと知った、
そこで思いついたのが
毎年冬になると左の足に出る湿疹、
普段は何でもないが
風呂に入ると
赤いブツブツが出来て痒みが走る、
これに塗ってみた、
風呂上りに3日ほど塗ったら
肌が固くなって痒みも感じなくなってきた、
まだ完全に治ったとは言い切れないが
再発のないことを願っている。

バックグランド・ミュージック

2025-03-06 05:30:23 | 老いの暮し

早く目が覚める、
今朝(3月6日)は3時だ、
高齢者の習性だそうだから気にはしてない、
小用を済ませてから再び布団に潜り込む、
ウトウトの時間が続く、
夢うつつ状態、
そんな時間も嫌いではない、
過去の旅に思いを馳せたり
良かった時のゴルフを振り返ったり
はたまた苦労して登った山を
懐かしく思い出してみたり、
綺麗ごとばかりではない、
時には胸の奥にしまったままになっている
過去の女と過ごしたひと時が
脳裏を過ることもある、
そんな時いつもコンポにセットしたままの
CDのスタートボタンを押す、
就寝時のバックグランド・ミュージックだ、
今セットしてあるのが
10数年前に通販で買った
ショップジャパン社製
「ヒーリング・ヴォイス」
CD 5枚セット 90曲、
の中の一枚、
このセットには
「アヴェ・マリア」のタイトルで
シューベルト、カッチーニ、バッハの
3曲も含まれている、
他には近年サンレモ音楽祭を機に大ヒットした
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」
はお気に入りの1曲だ、
古典から近現代に至る世界の名曲集は
うたた寝のバックグランドに最適、
歌い手は
世界を代表する歌手が勢ぞろい、
音楽好きな人なら
その名を聞いて思い出す歌姫が多い、
サラ・ブライトマン、シセル、キャサリン・ジェンキンス、
ジュリー・アンドリース、ヘイリー、スミ・ジョー等、
男性陣では
ホセ・カレーラス、パヴァロッテー、ラッセル・ワトソン、
ウイーン少年合唱団、ブレイク等、
未明のひと時は夢の世界と回想の世界を
行ったり来たりするうちに
過ぎてやがて朝を迎える。

椿のツボミ

2025-03-04 06:01:10 | 花 及び植物

椿の蕾を花器に挿してみた、
椿はそれ独自で挿しても美しく見せるのは難しい、
型がないからだ、
葉っぱも花も枝さえも向きは縦横無尽、
それ故型を整えられない、
それでもお茶席では使われるという、
この場合一枝一花であろう、
有名な話がある、
利休が秀吉をお茶席に招いた折、
茶席へと続く路地の椿の花を
態々全部切り落として壁に一輪だけの
真っ赤な椿を飾って迎えた、
と言う話だ、
だが秀吉はこれを喜ばなかった、
いかにもこれ見よがしの所業と
批判したそうである、
まあ 
そんな話は田舎のエセ文化人の夜迷い事、
この綺麗でもない椿を花器に活ける
切っ掛けになった経緯をお話ししよう、
わが家の庭先には樹齢7,80年ほどの
椿の木がある、
律儀に毎年たくさんの花を咲かせる、
万を数えるのではないかと思わせるほど
たくさんの花だ、
時期になると
毎朝数百に及ぶこの花を
片づけなければならない、
なんせ玄関脇だから放っとけない、
そこで今年は仕事量を減らそうと
咲く前に枝を切った、
ただ捨てるだけでは芸がない、
そこで花器に活けてみたという訳だ、
梅の蕾は花器に活けて綺麗な花を
見せてくれた、
さてさて
椿はこの状態で花を咲かせるのであろうか
楽しみである。