我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

芽吹きの季節

2024-02-21 14:47:29 | 花 及び植物

平年ならばこの季節まだまだ風は冷たくて

散歩に出るにも手袋が必要であったであろう、

ところが今季異常気象なのであろう

ここ数日4,5月の陽気だと言う、

そのせいか我が家の庭の草花たちも

芽を出し始めた、

(ラッパ水仙の新芽)

スイセンは庭のあちこちで群れて芽を出している、

その一部を鉢植えにした、

群れ咲く美しさ、

それはそれでいい、

だが一輪だけの美しさには及ばない、

数年前から芽吹きの頃に一株一鉢の

鉢植えにして咲くのを待つ楽しさをも

味わっている、

 

(左から オオアマナ、テッポウユリ、ムスカリ)

私はオオアマナの花が

特別好きだ、

6篇の花弁は純白で清楚、

❝ベツレヘムの星❞の別名を持つらしい、

どんな経路でわが家に来たのか謎で

どこまでもミステリアス、

2,3年前まで我が家の庭には

6種類ほどの百合が咲いていた、

オニユリ、テッポウユリ、カサブランカ、

ヤマユリ、  ?      ?

全部が同じ時期に咲くわけではないが

3種のユリが同時に咲いた時は写真に撮った、

あでやかなユリの花の競演

それはそれは見事であった、

ムスカリはひたちなか海浜公園の丘を紫に染める

季節の花として知られている、

(サクラソウ)

サクラソウは永い間わが家の庭先では

真っ先に春の訪れを知らせてくれる花だった、

最近では株も少なく保護を必要とする

花になった。


花遊び(白菊)

2023-11-17 06:26:14 | 花 及び植物

            器の白菊

         鉢植えの白菊

 

菊の花真っ盛り、

通りを歩けば赤や黄色、白色の菊を目にする、

菊は日本の秋を象徴する花だと思う、

古来から愛されて花を使った人形まで作られている、

わが家の鉢植えの白菊も開花した、

蕾の時に余分なツボミは撤去して一輪咲きにした、

純白の花は複数あるより一輪だけの方が目を引く、

複数ある白菊の鉢植えはすべて一輪咲にした、

昨年から白菊の鉢植えを栽培しているが

昨年の方が葉っぱがきれいに揃って

背丈も鉢とのバランスが良くて

美しく見えた、

上の二枚の写真で

一枚目は切り花にして開花した写真、

器に挿したときはまだ固いツボミだった、

根の付いた花に比べて遜色ないほど

奇麗な花に育っている、

菊の蕾は切り花にしても充分育つことを知った。


花遊び(2)

2023-10-31 16:48:26 | 花 及び植物

 

畑仕事を終えて帰り道

チョット離れて農作業している友人が目についた、

そこで寄り道をする、

畑のあちこちで咲いていた

百日草と菊の花を切ってくれた、

百日草はカラフルで美しい、

菊はまだ蕾が多い、

だが水を入れた花瓶に挿しておくと

徐々に花開く、

持ち帰って生け花にすることに決めた、

花瓶は朝鮮の酒「マッコリ」の容器

 

題名:百日草と菊(ツボミは徐々に開花する)

流派:月草流(?)

作者:べんけい


萩の花

2023-09-12 05:08:16 | 花 及び植物

先の日曜日(9月10日)

ゴルフに行った、

AFCゴルフ会の定例コンペ、

場所は太平洋クラブ安中コース、

8時31分のスタートで1番ホールにカートを進めると

コース脇に一輪だけの花をつけた 萩 を見つけた、

青々と繁る萩葎の中で伸ばした枝に一輪の花を見つけて

句になりそうな予感を感じた、

萩と言えば秋の季語であろう、

だがまだ秋を感じるどころか

蒸し暑くて日影が恋しい、

そんな状況下で詠んだのが下記の句である、

 

❝萩の花 一輪だけの 蒸し暑さ❞

 

まだまだ本格的な秋は先のようである。


オオヤマレンゲの花

2023-07-26 18:11:36 | 花 及び植物

             オオヤマレンゲの花

数年前に隣町の公園で撮った写真、

オオヤマレンゲの表示が有ったので信じて疑わなかった、

ところがよくよく調べてみると

上の写真の花は正確にはオオバオオヤマレンゲと言う

近似種だそうだ、

だが一般には近似種も含めて

庭木などに植えられている種類も

オオヤマレンゲの名で取り扱われているということだ、

日本が原産のオオヤマレンゲ(大山蓮華)は

紀伊半島大峰山系の八経ヶ岳付近に自生する

ことで知られている、

これは国の天然記念物に指定されている、

花弁が純白でいい香りを放ち

うつむき加減に咲く花は清楚で美しく

❝天女花❞の別名を持つ、

10数年前に山岳雑誌でこの花の写真を見て以来

ずっとこの花を見に行きたいと思い続けていた、

幸いなことにこの地には

会社を定年退職してから

熊野古道の❝語り部❞となって活動している

同級生がいる、

彼が健康なうちにとの思いを抱いていたが

不幸にして昨年亡くなった、

自生地は標高1,500メートルほどの

山岳地帯である、

2泊の予定を組めば見に行けないこともない、

だが今となってはそれだけの気力がない。

 八経ヶ岳のオオヤマレンゲ