我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

瀬戸大橋を渡る

2022-11-23 13:59:49 | 旅行及びドライブ

本四架橋巡りの2日目は

鳴門のうず潮見物から始まった、

徳島市内のホテル東横インでの朝食を済ませて

8時半鳴門に向けて出発、

観光船の船着き場は大橋のほぼ真下にあった、

50人乗りほどの奇麗な船だ、

渦潮は朝方が一番いいと言う事だったが

それほど大きな渦は見られなかった、

スマホの動画撮影にも挑んだけど

渦の動きが意外に早く

会心の作にはならなかった、

一時間ほどの乗船時間はたちまち過ぎ去った、

上陸してから観光船を所有する船会社のショップで

ホテルでもらったお買物券で

特産「鳴門のワカメ」をお土産に買った、

そこから丸亀に向けて高速道をひた走る、

距離およそ100キロ

パラついていた小雨も上がって晴天になり

交通量も少なく最高のドライブだ、

2時間ほどで丸亀城に到着、

無料の駐車場に車を停めて岡の上の城を目指す、

丸亀城は小さいながらも昔の面影を残す

数少ない城のひとつだ、

天守閣の規模は小ぶりで

櫓を大きくした程度ではあるが

昔のままの構造物なので風格を感じた、

天守閣に似合わぬ石垣の立派さに目を見張った、

そこから瀬戸大橋記念公園へ、

こんな公園があるとは知らなかった、

広くて立派、遊んでよし眺めてよしだ、

公園から眺める瀬戸大橋の取りつき部分は

10階建てのビルほども高い、

橋の規模の大きさは驚くばかり、

しっかり写真も撮って瀬戸大橋を渡る、

渡った先が岡山の鷲羽山ハイランドと言う公園、

ところが何とここは有料の公園、

入園を諦めて宿泊地赤穂市のホテルへ向かう、

距離は65Km 高速で1時間半を要した、

今夜の宿は「赤穂銀波荘」海辺の有名旅館、

持て成しも眺めも最高、

玄関のロビーは一面の強化ガラスで遠くに

小豆島の島影が見えた、

さっそく5階の部屋に荷を解いて

旅の疲れをいやしに風呂に行く、

露天風呂に浸かりながら瀬戸内海の

眺めに見入って感慨にふけった、

夕食は6時半からテーブルでの会席料理、

題して「秋の彩り会席」

前菜の品数だけでも9品に及ぶ、

メニューの紹介だけでも立派なブログ記事になる、

一膳ごとに運ばれてくるメニューが

季節を考慮したその地の名物料理の感じだ、

海の幸あり:アワビの陶板焼き、鯛釜めし、フグ唐揚げ、鮮魚盛り、

山の幸あり:マツタケと鱧の土瓶蒸し、胡麻豆腐、牛しゃぶ、

他多数

持て成しと料理と眺望

これがこの旅館を人気の宿にしてしているのであろう、

この日は和室の2人部屋、

部屋から静寂に灯る漁火を堪能し

寝る前にも露天風呂で夜の海を眺めてから床に就いた。


本四架橋巡り 第2章

2022-11-19 07:23:50 | 旅行及びドライブ

今年4月に本四架橋巡りの第1章ともいうべき

「しまなみ海道ルート」を車で走破した、

そしてその第2章として

瀬戸中央自動車道と

淡路島を経由する神戸淡路鳴門自動車道ルートを

走破する旅に出かけた、

メンバーは前回と同じ同級生の

ゴリさん、タカさん、ヒデさん、

成田から高松空港に降り立ったのは

11月3日の9時半頃、

早速リムジンバスで市の中心部へ向かい

予約してあったレンタカーを借りた、

にこにこレンタカー県庁前店、

そこから高速道を徳島の鳴門市へ、

75Km 1時間半、

最初の観光は阿波踊りとうず潮見物、

先ずは海峡を見下ろす岬の先端鳴門公園へ、

そこのレストランで腹ごしらえ、

鯛めしを食べた、

どんぶりに盛られたご飯の上に味付けされた

鯛の切り身が乗っているというもの、

半分はそのまま味わい

残りの半分はお茶漬け風に味わう、

おつな味だ!

小雨に煙る鳴門大橋の写真をふんだんに撮った、

雨の写真もまたいい、

2時間ほど居て徳島市内のホテル「東横イン」へ、

部屋に荷物を置いて阿波踊り会館へ、

ここでは観光客向けに阿波踊りのショーを

45分間ほどかけて舞台でやっている、

終わって夕食に徳島名物

”骨付き阿波尾鶏ひな”と”徳島ラーメン”堪能、

19時ホテルへ帰り1日目終了。


坊がつる

2022-08-19 20:05:41 | 旅行及びドライブ

❝坊がつる❞で思い出すのは

芹洋子歌う「坊がつる賛歌」であろう、

坊がつるは大分県の九重山塊に囲まれた

高層湿原である、

この湿原を紹介したNHKの番組「新日本紀行」の

再放送番組を収録したブルーレイ・ディスクが送られてきた、

送ってくれたのは大分に住む友人のタケシくん、

彼は坊がつるが山歩きをする私の憧れの地であることを

知った上でわざわざ収録してくれたのである、

憧れの地? 

なぜと問われるならば、

大分県はわが故郷、

故郷でありながら行った事がない、

一見矛盾するようだが

残念ながら行った事はない、

そもそも坊がつるが全国的な知名度を

得るようになったのは「坊がつる賛歌」が

ヒットしてからである、

その頃私は故郷を離れて関東の地で活していた、

この歌のヒットからいろいろな旅番組で

知識を得るにつれて憧れを膨らませていった、

特に6月にこの地の山肌をピンクに染める

つつじの仲間ミヤマキリシマの群落は

一度は見てみたい風景である、

それもこの地にポツンと一軒だけ建つ

法華院温泉の宿に一夜を過ごして

この地一帯を歩いてみたいのである。

(写真は原尻の滝)


良寛さん

2022-08-01 11:51:05 | 旅行及びドライブ

2021/9/15

出雲崎の良寛堂を訪ねた、

この日友人夫妻を誘って新潟の

海を見に行こうと出かけた、

天気は相変わらずの曇り空であったが

雨の降る気配はなかった、

私を除く3人は生まれも育ちも

海無し県の群馬だから

いつだって海は憧れの的である、

10時に玉村インターから高速に乗った、

関越トンネル手前の谷川パーキングまで

約1時間、

ちょっと一休み、

湧き出る清水で喉を潤した、

次の休憩が越後川口サービスエリア、

見晴らしのいい展望台がある、

魚沼産コシヒカリの稲穂が黄金色に

色づいて眼下に広がっていた、

絶好の撮影ポイントだ、

12時を過ぎていたが

折角海辺に行くのだから

取れたての海の魚を食べようと

昼食を我慢する、

ナビに導かれて長岡の西山インターで

一般道に下りた、

良寛堂までは45分ほどでたどり着いた、

2回目の訪問である、

良寛さんの住んでいた五合庵が

朽ち果てた姿で入り口付近に立っていた、

いかにも良寛さんの雰囲気を醸している、

彼に関する著作物も展示されている、

何百冊であろう、

なぜこんなに愛されるのであろうか?

赤貧に甘んじて旅を愛した

漂泊の文人は多い、

良寛然り、

蕪村然り、

一茶然り、

芭蕉然りで頭に浮かぶ、

暮らしぶりが親しみを感じさせるのか?

記念に「良寛の名歌百撰」と言う本を買った、

展望台からの眺めも絶景である、

海の見える風景は殊更いい、

管理人に海の幸を食える料理屋を聞いた、

2時半を過ぎて

食材が揃わないとは言ってたが

有り合わせの美味しい魚料理を味わった、

付近の魚市場を覗いて帰路に就いた、

7時半420キロのドライブを終えた。
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    関越自動車道越後川口サービスエリアにて
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        良寛記念館の五合庵
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       記念館展望台から出雲崎海岸付近
 

新日本海フェリー

2022-08-01 10:53:12 | 旅行及びドライブ

2021/11/3

札幌も小樽も全く見学することなく

小樽のフェリー埠頭に到着して

1時間後には新潟行きのフェリー

アザレア号の船上の人となった、

乗船前の手続きに多少の煩わしさを

感じたがコロナ感染拡大の渦中とあって

いたし方のないことではあった、

フェリーではドライバーと同乗者の

乗船口が違うのに戸惑った、

なんせ大きな船である、

乗船後の落ち合う場所を決めておかないと

探すのに時間がかかると心配したが

杞憂に終わった、

乗船券には乗船後の個人の落ち着く

場所が記載されている、

寝台車でいえばいわゆるベッドのある

個室になっているからだ、

個室と言ってもドアーはない、

3畳ほどのスペースの真ん中に

1畳ほどの通路が有り、

両側に向かい合わせに

1畳ほどのベッド空間があるだけだ、

コロナ渦と言う事もあって

ベッドは2ッだが使用は一人だけだ、

指定の個室に行くと連れ合いは

はす向かいの個室ですでに横になっていた、

何もない個室に居たたまれずに

甲板に出ようとしたが出るところがない、

どこも行き止まりか off limit の

ロープが張られていた、

しょうがないのでしばらくの間

ロビーでテレビを見ていた、

それにしても船旅の醍醐味は

甲板から見る大海原の景色だ、

それを拒んでなんの船旅?

残念至極!!!

新日本海フェリーは上等客には優遇対応で

それ以外には冷遇のようである、

海の景色を見る事もなく夜になって

ベッドに潜るしか術はなかった、

低気圧が近づいているとかで

14000トンの船も結構揺れて

体を起こすと船酔いかげん、

明け方甲板に出るわずかなスペースを

見つけて海の景色を楽しんだ、

定刻9時15分新潟港着、

スタンドで回転ずしの店を聞いた、

なんと11時の開店前から

客が列を作っていた、

ここにきてやっとおいしい食事に

有り付けた、

高速道を走って

午後3時頃4日間の旅を締めくくった。

フェリー料金

 4m未満の乗用車:21200円
 搭乗者(2名) :12100円      

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       フェリーあざれあ号
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       向かい合わせのベッド
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           ロビー
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       何を監視しているのか監視船
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       回転ずし「佐渡弁慶」
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