我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

国東半島(くにさき、、、、)

2024-02-15 05:26:06 | 旅行及びドライブ

                                                満潮時の真玉海岸

               夷(えびす)温泉

国東はわが故郷中津から

南に20キロほどの距離にある、

海の近くに山が有り

山の近くに海がある、

変化に富んだ地形が好きである、

人に知られたものなど何もない、

そこは車の往来が少ないので

信号機がない、

私は帰省の度に暇さえあれば

車で国東を訪れる、

道路が海辺を走ったり

山間(やまあい)を走ったり、

こんな道路を目的もなく走るのも

また乙なものだ、

だが今回は目的が有った、

真玉海岸を見てみたかった、

ただいま豊後高田市が

売り出し中の風景だ、

潮の引いた遠浅の干潟に夕日が差すと

潮溜まりのあちこちが鏡面反射する、

それは今や写真家の間では

全国区並みの知名度を

得るまでに知られるようになった、

だが残念ながら曇ってダメだった、

潮の時間帯も合わなかった、

だが救いは有った、

夷(えびす)温泉を探して

山間に伸びる道を心行くまで

走り回った、

鄙(ひな)びた日帰り温泉は

谷間の風景に溶け込んで

心を和ませてくれた。

 


大人の休日倶楽部

2024-02-07 13:22:40 | 旅行及びドライブ

             房総にある日本寺の大仏様 

已む負えない事情で

実家の九州に帰省することになった、

時間に制約のない旅なら昨年同様に車を利用する、

だが今回はそうはいかない、

可能な限り早くいかねばならない、

新幹線で行くことに決めた、

そうなれば「大人の休日倶楽部」が使える、

使用条件は100キロ以上だ、

しかも65歳以上は

乗車券、特急券は3割引き、

新幹線も3割引き(のぞみを除く)

だが初めてのケースで買い方が分からない、

そこで予め購入しようと

早朝6時最寄りの駅に行った、

券売機を操作しての購入になるが

駅員がやっても買えなかった、

高崎駅のみどりの窓口なら確実に買えるから

そちらで買ってくれと言う、

止む無く家に帰り支度を整えて

高崎駅に向かった、

最初に 大人の休日倶楽部 を使って

チケットを買いたいと言う、

切り取りのできる会員手帳の中に

日付や目的地を記入するページがあるので

それに記入して渡す、

出発する凡その希望時間を言うと

パソコンで瞬時に目的地までの 

便名、乗り継ぎのチケットが出てくる、

九州まで直通の新幹線「のぞみ」は

割引の適用外で

割引を受けるには乗り継ぎになる、

時間的には1時間程おそくなる、

因みに高崎から中津までの詳細、

2月2日

高崎 発:9時49分 新幹線はくたか554号

東京 着:10:36

東京 発:11:03 新幹線ひかり509号

新神戸着:14:11

新神戸発:14:36 新幹線さくら559号

小倉 着:16:42

中津方面は新幹線がない、

乗り換え時間30分ほど待って

特急スーパーソニックに乗る、

中津 着:17:50頃となった、

運賃の合計:18,550円

義弟に中津駅まで迎えに来てもらった、

そのまま通夜の会場へ、

兄が86才の生涯を閉じた。


車のキーを紛失 ?

2023-04-17 03:00:34 | 旅行及びドライブ

先日友人夫妻を伴って箱根に行った折

不思議な経験をした、

どんな不思議かって?

車のキーを紛失したのに車が普通に動いたのだ、

それに気づいたのは箱根の一歩手前

足柄サービスエリア、

北本市の友人宅から出発して北本インターで圏央道に乗り

2時間ほど走ったので休憩のため

東名高速の手前厚木パーキングに寄った、

駐車スペースを捜し回るほど混んでいた、

用も足し15分ほどで出発、

東名道に入って走ること更に40~50分、

夫人同伴でもあるので最後のパーキング

足柄サービスエリアで用を足すべく寄った、

皆を降ろして車をロックしようとキーを探せど

キーが見つからない、

ポケットはもちろん、

車に置き忘れたのかポケットから滑り落ちたかと

車中を探せどない、

えぇ~!!!

何たる失態、

キ―ホルダーには家の鍵と燃料エネオスの

エネキーと称する給油キーも付いている、

家の鍵も車のキーも予備があるのでいいとしても

給油キーはエネオスに連絡して止めてもらわなければならない、

それはそれとして

これから先

車を動かすにはキーがなければ動かない、

どうすればいいのだ ❓

茫然自失!!!

大パニック!!!!!

それにしてもキー無くしてどうしてここまで来れた?

そこに問題が有った、

昨今の車のキーは鍵穴にキーをさし込んで

エンジンを始動するのではない、

キーを所持していればポケットの中にあっても

始動ボタンを押せばエンジンはかかる、

一旦かかったエンジンは

再びボタンを押さない限り停止しない、

だから途中で落としても車は動く、

だが一旦エンジンを止めてしまうと

キーがない限りエンジンはかからない、

用を足して帰ってきた3人に話すと

どうすればいいの?????

一様に半べそ状態、

暫くあれこれ考えた、

解決策は あった、

1ヶ月前九州へ帰省する折

万一を考えて予備のキーをバッグに入れてあったのを

すっかり忘れていた、

それで事なきを得た、

だがそれで目出度しメデタシという訳にはいかない、

なんせ3っものキーを失くしたのだから

後始末をつけなければならない、

この落ちは帰宅するまで続く、

この小トリップは

箱根ガラスの森美術館で審美眼を養い、

春の花々が咲き始めた湿性花園では

珍しい花の写真撮影と散策を楽しんだ、

又昼食には名のある中華料理屋さんで

ちょっとリッチなランチを堪能した、

適度な疲れを感じて自宅に帰り着き

居間のテーブルを見て驚いた、

失くしたはずのキーが鎮座しているではないか!!!

車は最初からバッグに忍ばせた

予備のキーが働いていたのだ。


喜多院

2023-02-21 06:10:24 | 旅行及びドライブ

先日川越を訪れた、

北関東第一の観光都市と言えるかもしれない、

ここには喜多院と言う天台宗のお寺が有り

徳川家とのゆかりも深いらしい、

そんな事情も重なって昔懐かしい蔵の街の風情を

色濃く残して観光客でにぎわっている、

私は川越を訪れるのは初めてだ、

これまで川越は通過するだけの街であった、

群馬と東京を結ぶルートの途中に存在する街、

例によって暇を持て余す4爺1婆の集まりが

Kさんのワゴン車で川越に向けて出発したのは

2月18日の土曜日であった、

この日の目的地に川越を選んだのは

グループ唯一の女性であるM女史、

彼女とて70才は優に過ぎているので

婆の資格(?)は充分に持っている、

川越の賑わいをテレビで見て行きたいと思ったと言う、

ところが以外にもメンバーの一人Nさんは若い頃

川越に住んでケーキ造りの修行をしたと言う、

今では高崎市内に二つの店舗を構える

ケーキ屋のご隠居である、

喜多院の駐車場に車を停めたのは10時半ごろ、

境内一帯には歴史的建造物も多く江戸時代の情緒を

あちこちに感じさせる資料的にも貴重な存在である、

3代将軍家光の誕生の間や春日局の化粧部屋と言われる

建築物が江戸城から移築されてここに残されている、

また小堀遠州の流れをくむ枯山水の庭園があり

見事な石組と紅白梅の蕾の織り成す景色は

暫し時のたつのを忘れさせてくれる、

興味ある案内板を見てるうちに遅くなってしまい

仲間に促されて1時間半ほどで喜多院を後にした、

目指すは蔵の立ち並ぶ一番人気の通り、

喜多院の駐車場から歩いて20分ほど、

そこはまるで初詣の神社の境内のように

押すな押すな状態、

何でこんなに人が集まるのだろうと思うほど、

中には和服姿の若いグループもあちこち、

蔵の風景に良く似合う、

時の鐘と称する鐘突き堂の櫓は意外に大きい、

アツアツの焼き芋を食べながら歩く人、

べっこう飴をなめながら歩く人、

食べながら歩く人が多い、

Nさんが修行をしたと言う店に寄って

土産用の菓子を買った、

川越は蔵を生かしたこじゃれた店が多い。


明石海峡大橋と魯迅記念館

2022-11-27 04:19:57 | 旅行及びドライブ

本四架橋巡り旅(第2章)の3日目

赤穂市の旅館銀波荘に目覚めて

海辺の散歩道をスマホを手に歩いた、

スマホは写真を撮れるから旅の必需品、

少しばかり歩き疲れて波打ち際の岩に座り

海面に突き出た岩を虚ろな眼差しで眺めていた、

透き通った海水が音もなく岩を包み込むように

上下している様子をじっと見ていたら

頭の中が空っぽになっていくような

妙な感覚になった、

顔を上げると太陽は

小豆島の島影と繋がった

雲に隠れてまだ顔を出してなかった、

8時半朝食を済ませて宿を出発、

大石神社を目指す、

それは国の史跡に指定された赤穂城跡の

公園の中にあった、

参道の両脇には四十七士の石像が並んでいた、

また公園の一角では蚤の市も開かれて

多くの市民で賑わっていた、

赤穂城址については何の知識もなかったが

櫓が1基と大手門が復元されているのを知り

撮影した、

白壁がお堀に影を写して美しい、

10時半頃

次の目的地神戸舞子浜公園に向けて出発、

90キロほどの距離はあるが

高速道は遠回りなのでナビをセットして一般道を走った、

途中コンビニでアイスや弁当を買い求めて

明石海峡大橋の本土側取り付け口である舞子浜公園に

たどり着いたのは2時頃であった、

明石海峡大橋は壮大である、

鳴門大橋や瀬戸大橋を遥かに凌駕する、

吊り橋としては世界最大級と聞く、

橋脚の高さ :298メートル

橋脚間の長さ:1991メートル

海面からの高さ:65メートル

公園の一角には魯迅の記念館もあり

神戸という異国情緒な都市に花を添えていた、

海岸の石段に並んで弁当を食べたり

記念写真を撮ったり2時間ほど費やして

淡路島に渡った、

淡路島側のサービスエリアにも寄ったが

橋は遠くて絵になる写真は撮れなかった、

次に寄ったのが神戸淡路大震災を記念する

北淡震災記念公園、

震災当時の断層やゆがみをそのまま保存した

施設になっていた、

16時半頃この日の宿「国民休暇村南淡路」

にチェックイン、

山の頂上付近にあり眺めは抜群、

遠くに鳴門海峡や大橋も見えて人気の宿らしい、

この日は和室の4人部屋、

さすがの4G(爺)も旅の疲れもあって

風呂、食事を済ませて早々に床に就いた。