我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

断腸の思い

2022-08-01 17:22:14 | 俳句、短歌、及び文芸

これまで17年間精魂傾けてきたtea cupブログが終わった、

私の投稿は大半が写真を添付したエッセイであったが

その数は誤って消去したものまで含めれば

900いや1000点を超えるのではなかろうか?

そこで急遽引っ越しを試みたが全点には到底及ばず

辛うじて10パーセント程度引っ越すのがやっとであった、

ブログは今や私にとっては苦しみでもあり喜びでもある、

己の存在の証となったブログをやめるに忍びなく

新たにgooブログで続けることにした。


タケノコ堀り

2022-08-01 13:10:50 | 友人、知人及び同級生

2021/5/5

ゴールデンウイークも終盤に入って

孫が泊りがけで来たので

外出自粛を要請されてはいるが

タケノコ堀に出かけた、

7歳の孫にとっては初体験、

と言っても一人で掘れるものでもない、

途中まで私が掘って後をまかせて

タケノコの収穫体験をさせた、

竹藪は友人宅の竹林、

手袋を借りて鍬を借りての借り物尽くし、

竹林いっぱいに竹が根を張っているから

大変な重労働だ、

打ち下ろす鍬が跳ね返されて

容易には地面に食い込んでいかない、

11本掘ってへとへと、

孫も満足そうな表情、

1時間ほどで作業を終えた。
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待ちわびた花

2022-08-01 13:07:10 | 花 及び植物

2021/4/25

色々な花が咲き始めるこの時期

毎年待ちわびる花がある、

その名をオオアマナと言う、

光沢のある緑色の針金のような細い葉は

冬でも枯れることなく緑色を保つ、

株は複数の針金状の葉っぱを地面から

直立させて林を作る、

花は小さな林の中から花茎をのばして

先端付近で枝分かれし

それぞれ枝の先端に一輪の白い花をつける、

花は純白で6片の花弁を持つ、

このシンプルさが高貴な雰囲気を漂わせる、

この時期の朝の仕事は

玄関前に落ちた椿の花を拾うことと

オオアマナの花茎がいつ芽を出すか、

芽を出せばどれだけ伸びたか、

伸びればいつ花を開かせるかを

確認することだった、

花は朝夕の空気の冷たい時間帯には閉じて

日が当たり始めて開く、

これを4,5回繰り返して散っていく、

植えた覚えがないのでどんな経緯で

わが家に来たのか分からないが

5年ほど前から最初は一株鉢の中で

緑の林を茂らせた、

今では種を飛ばして庭のあちこちで咲いている、

親ばかならぬ花バカであろう

昨年もこの花のことはブログに書いた。
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良寛さん

2022-08-01 11:51:05 | 旅行及びドライブ

2021/9/15

出雲崎の良寛堂を訪ねた、

この日友人夫妻を誘って新潟の

海を見に行こうと出かけた、

天気は相変わらずの曇り空であったが

雨の降る気配はなかった、

私を除く3人は生まれも育ちも

海無し県の群馬だから

いつだって海は憧れの的である、

10時に玉村インターから高速に乗った、

関越トンネル手前の谷川パーキングまで

約1時間、

ちょっと一休み、

湧き出る清水で喉を潤した、

次の休憩が越後川口サービスエリア、

見晴らしのいい展望台がある、

魚沼産コシヒカリの稲穂が黄金色に

色づいて眼下に広がっていた、

絶好の撮影ポイントだ、

12時を過ぎていたが

折角海辺に行くのだから

取れたての海の魚を食べようと

昼食を我慢する、

ナビに導かれて長岡の西山インターで

一般道に下りた、

良寛堂までは45分ほどでたどり着いた、

2回目の訪問である、

良寛さんの住んでいた五合庵が

朽ち果てた姿で入り口付近に立っていた、

いかにも良寛さんの雰囲気を醸している、

彼に関する著作物も展示されている、

何百冊であろう、

なぜこんなに愛されるのであろうか?

赤貧に甘んじて旅を愛した

漂泊の文人は多い、

良寛然り、

蕪村然り、

一茶然り、

芭蕉然りで頭に浮かぶ、

暮らしぶりが親しみを感じさせるのか?

記念に「良寛の名歌百撰」と言う本を買った、

展望台からの眺めも絶景である、

海の見える風景は殊更いい、

管理人に海の幸を食える料理屋を聞いた、

2時半を過ぎて

食材が揃わないとは言ってたが

有り合わせの美味しい魚料理を味わった、

付近の魚市場を覗いて帰路に就いた、

7時半420キロのドライブを終えた。
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    関越自動車道越後川口サービスエリアにて
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        良寛記念館の五合庵
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       記念館展望台から出雲崎海岸付近
 

船橋閑人殿へのメール

2022-08-01 11:49:17 | 俳句、短歌、及び文芸

2021/9/13

図らずもいい句を見つけたので紹介します、


“夏河を超す うれしさよ 手に草履”


作者は与謝蕪村

月が替わってカレンダーを捲ろうとして

目に留まったんですがどうですか、

情景が浮かんできませんか?

破調だけどこの句では

“うれしさよ”と感情がストレートに

言葉で表現されています、

蕪村さんまでも、

これはこれで有りなんですね、

では子規の主張する写生論とは

何なんでしょうか?

ましてや子規自身が感情を言葉でストレートに

表現した句が少なからずあるとなると、、、、、

“言葉での表現に頼りすぎるな”かな?

言葉でストレートに自分の感情を

表現するのは短絡で文学的でないけれど

それも状況次第、

要は17音を通して最も読み手にインパクトの

ある表現(ことば)は何か、

そこがポイントだと結論付けてみました。


ここで私の好きな短歌の一つ


“絵日傘を彼方の岸の草に投げ

   渡る小川よ春の水ぬるき”


どこか蕪村の句に通じるものを感じますね、

高校の授業で習った与謝野晶子の歌ですが

覚えていますか?

ではまた近いうちに  9月2日  べんけい拝
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