過去に撮ったデジカメのアルバムを開くと
興味を惹かれる映像が色々とある、
撮っても整理もせずに仕舞いっぱなしの
写真の多い事、
上の写真もその一つ、
アルバム名は「中禅寺湖の波紋」と書かれている、
殆ど内容など覚えてなかったので開いてみた、
開いて思い出した、
4年前の夏
山友Oさん、Tさんと3人で
日光白根山に登ろうと出かけた、
あいにく深い霧交じりの雨で麓のロープウエイが
運休で登れなかった、
ならば場所を変えて中禅寺湖の外輪山ともいうべき
社山(しゃざん)に行ってみようと言う事になった、
関東一円の名だたる山は登り尽くしたと豪語する
2人から即座の提案故に異論の余地はない、
白根山の登山口からは金精峠を下って
中禅寺湖を半周したところに登山口はあると言う、
距離にして10キロ程、
所要時間20分だ、
中禅寺湖のほとりの駐車場に車を停めて
9時頃には歩き始めたと思う、
途中には観光名所にもなっている
イギリスやイタリヤ大使館の旧別荘もある、
中の見学も無料でできる、
そこを通り越して森の中を歩くこと
2時間ほどで展望の開けた岩場に出た、
標高は1,500メートル程であろう、
中禅寺湖の湖面が眼下に見えた、
波紋を描いて遊覧船やモーターボートが
航行するのが良く見えた、
飽くことなく波紋を眺めていたのを
昨日のように思い出す、
その山友 Tさんは
昨年あの世に行ってしまった、
近々 Oさんに
Tさんを偲んで一緒に登った山へ
追悼の登山を提案しよう。