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2009年5月に原作を読んだ時
「侘び茶といえど、艶がなければどうしようもない」
という与四郎の言葉が心に残った。
原作では宗恩が少し可哀そうに思ったが
映画では利休の妻となったことに後悔はないと思えるような終わり方がいい♪
過日、楽美術館で拝見した黒楽茶碗「万代屋黒」が末期の茶に使われていた。
茶道具類も本物を使用しているので、
それに係わる俳優陣にも「本物」がもとめられて、それでなければなりたたない映画で
そういう意味では全てにおいて絶妙なキャスティングであった♪
團十郎丈と海老蔵丈の師弟のシーンがとても温かく感動的で涙を誘う。
とにかく最高に美しい映画であった♪♪♪