さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

新春浅草歌舞伎 第一部

2014年01月10日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎



寒風吹きすさぶ中、浅草へ





「お年玉 年始御挨拶」「源平布引滝 義賢最期」「上州土産百両首」


お年玉は男女蔵丈なので会場全体で「オメチャンコール」をやった(笑)

「義賢最期」はとにかく義賢の愛之助丈が立派♪♪♪

ところどころで仁左衛門丈を彷彿とさせた。

小万の壱太郎丈も九郎助の橘三郎丈も良かった♪





初演は菊吉にあて作ったという翻案物の「上州土産百両首」であるが、

いい世話物の味があり男同士の友情に笑わされながら泣かされる。

正太郎の猿之助丈と牙次郎の巳之助丈、互いの情愛が滲み出ていて息もぴったり♪♪♪

与一の男女蔵丈と三次の亀鶴丈もそれぞれの人物の輪郭がはっきりとして実に良く、

正太郎の悲劇的な終幕への展開を盛り上げている♪♪♪

とくに三次の亀鶴丈が素敵で非情な男にちょっとゾクッとしてしまった(笑)

おそでの梅丸丈がカワイイ♪

宇兵衛の寿猿丈・勘次の門之助丈・女房おせきの吉弥丈がしめる♪





寒中も芝居で心あったまる