さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美

2014年01月21日 | アート 伊藤若冲♪♪♪



楽しみにしていたクリーブランド美術館展♪♪♪

若冲さんの「釈迦三尊像」の原本ではと考えられている「釈迦如来像」と

渡辺始興の「燕子花図屏風」がお目当てだったが、

期待をはるかに超える名品ばかりで嬉しい驚き!!!

平日なので来館者も少なくて半日かけてたっぷりと楽しませてもらった♪♪♪


神・仏・人

花鳥風月

物語世界

近代西洋の人と自然

山水


まず「伊年」印の「雷神図屏風」が迎えてくれる。

今まで拝見した雷神の中では一番ワイルド(笑)


元は文殊・普賢とともに三幅で東福寺に伝来したものが釈迦のみ一人渡米しちゃった「釈迦如来像」

神秘的なオーラが漂っていた。

贔屓目かもしれないが、画としては若冲さんの方が勝っているように思うが(笑)

さらに荘厳なオーラを放っていたのが「地蔵菩薩像」

現存最古の伝本という「融通念仏縁起絵巻」も凄い。

又兵衛ならではの艶やかな「琴棋書画図」

題材が素敵な山本梅逸の「群舞図」

渡辺崋山の「大空武左衛門図」にも驚かされた。

今回屏風も凄い!!!

室町時代の「厩図屏風」・「薄図屏風」には素晴らしいデザイン性に魅了された。

そして雪村の「龍虎図屏風」始興の「燕子花図屏風」

伝海北友松の「松に椿・竹に朝顔図屏風」もス・テ・キ。

相阿弥の「山水図」も狩野秀頼の「四季山水図」もいい。


要するにどれもこれも心に残るものばかりであった♪♪♪


アンリ・ルソーの「トラとバッファローの戦い」

クロード・モネの「アンティーブの庭師の家」

ベルト・モリゾの「読書」

パブロ・ピカソの「画家の妹ローラ」

特別出品の近代西洋絵画も好きな画家ばかりで嬉しかった♪♪♪



平成館同時開催の「人間国宝展」も着物と茶碗を主にさらっと拝見したが、

こちらも凄くて一度には観賞しきれずあらためてまた拝見することにした。


昼過ぎまでは雲ひとつないいいお天気だった。