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工事写真の撮り方

2022年04月15日 | 建設業

工事の何を写したいのか・それをどこから撮影するのがベストなのか?

それをその日のうちに「整理」してますか?

パターン化出来る作業は、パターン化して、

そのルールに従うだけで作業効率を上げる事ができます。

僕はこのようにイメージしながら撮影してます。

しかし、一枚に収めるのは難しいかな? だから

このように「拡大写真」を撮影しています。

目的は「境界部分の状況確認」でした。

撮影する場所の意味が解らず、施工写真や現況写真を撮ると

このような写真にはならないです。

工事写真や現況写真は「誰が見ても解るように撮る」のが基本であり

整理する段階で「これ何処だったけ!?」というのはダメです。

また、その日のうちに整理しないと何を撮ったのかを忘れます。

もう一つ「撮り忘れ」に気づく為にも、その日のうちに整理すべきです。

デジタル撮影では、その場で写真状況を確認できるので、写り具合はその場で確認すべきです。

これが、施工写真となると

柱の鉄筋を撮影したものですが、

目的は使用されている鉄筋が「適切な材料」であるかの確認です。

そして、二枚目はその部分の拡大写真を撮影している。

次も同じく

赤と緑の磁石は、どの鉄筋を指しているのかの目印です。

目的は、鉄筋径と使用メーカーの刻印を撮ることです。

刻印で「共英製鋼のSD295のD16」であることが解ります。

工事写真の場合は、記録の意味合いに加えて

検査時に提出する資料でもあります。

検査時、一目で何の写真なのか解るように整理しておけば

信用もされますし、誠実さが表れていると思っていただけると思います。

 

工事写真初心者は、撮影方法に一貫性が無い場合が多く、

何を撮っているのか解らないことが多いです。

また、撮影した本人ですら「どこの写真」か解らない変わった人も居られます。

ここで、

僕が色々なものの現況写真を撮る場合のルールを紹介します。

図のように、部屋場合なら、入った入り口から「時計廻り」に撮影するというルールです。

このルールに従いながら、一枚の写真で解り難いと判断すれば、前述のように

まず、広角(全体写真)を撮り、次に望遠(拡大写真)を撮ります。

これを守れば、後から整理するのに悩まなくても良いし

撮影を中断しても、再開位置は最後の写真を見れば解りますよね。

工事現場に勤めているが、こういう組み立て作業が苦手な人が居られます、

この仕事に向いていないとは言いませんが、

前述の通り、建設的な作業のパターン化は、時短にもなります。

そして、同じデータを共有する工事現場では、とても重要な作業なのです。

また、デジカメだから枚数を気にしないで、写真を撮るように指示する方もいます。

でも、それはやらない方が良いです。

その撮影された膨大な数の写真を選別しなければならないことを忘れています。

加えて「作業工程写真」を撮る場合は、同じ方向から撮影した方が良いです。

作業の進捗も解りやすいです。

方向を変えて撮影する気持ちは解らないこともないですが、

後の整理作業が「複雑になる」ことを忘れないで欲しいです。



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