幸せに思う事

終活ちょいなか暮らし

「劇場」Prime Video 共依存からの解放

2020-08-31 | つぶやき

見て感じた事をズラズラ書いていたら...

気がついちゃった!

と言うのは、身近に永田の様な人物がいた事を。

それで、白紙に戻す。


父である。

小説を書いていた。

学校から帰ってくると、飲んだくれてクラシックを聴いている。

妹などは、働いていた父の記憶は無い。


さきの様な女もいた。母である。

母は公務員で一家の大黒柱。

父が世に出る様な小説家になる事を応援していた。

正義感が強く、常に明るかった。


父は自分に才能が無い事は多分知っていたのだと思う。太宰治かぶれで無頼派を気取っていた。

父の事は尊敬もしていたが最低だとも思っていた。

後に父の書いたものを読むと、殆どが私小説の様なもので、中途半端に残されたものばかりであったが、私の子供時代の事が色々書かれてあったので、個人的には面白かった。


母が「さき」の様に壊れなかったのは、家庭があり共依存だったからかもしれない。

それに、真似できないほど意志が固かった。

母の本音や本心を聞く機会がないまま先立たれてしまったが、聞くまでもない

共依存から解き放たれて「ひとり暮らし」になった私のDNAが物語ってる。



舞台は母の葬儀、

不器用な男が泣いて語っている。

観客には黒い縁の母の姿。


そのやり取りを遠くから見ている私は、

父に対する拘りが少し緩んでいた。


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