曼珠沙華のことを書いたので、ちょっと調べて見ました。
お彼岸のころに咲くからヒガンバナ。これが日本での本名のようです。昔々中国から持ち込まれて日本の定着したそうです。実は帰化植物なんですね。
そして、難しいことは全くわかりませんが、遺伝学的に三倍体とかいうもので、種を作ったりすることができないそうです。つまり株分けでしか増やせない、それはつまり日本中のヒガンバナは遺伝学的には皆同一だということになるのだとか…。そこで推測したこと。例えば鳥が体に種をつけて移動し、種が落ちて植物が増えるとかいう行為がありますが、そういうことはヒガンバナには起きないわけで、この林のヒガンバナは、誰かが庭先のヒガンバナの根株の混じった土をここに捨てたということになりますね。彼岸花は田畑のヘリや林縁に群生するようなので、ここで花が咲いたということは適応したということなのでしょうけれど、複雑な気分です。
花に罪はないけれど、ものによっては生態系に大きな影響を及ぼすものもあります。植物でもそうですが、ことに動物・昆虫には大きな影響を及ぼすものが最近問題になってたりします。やはり不用意に、自分で育てているものを自然界に捨てたりしてはいけません。
最後にもう一つ、彼岸花は全体に毒があります。死ぬほどのものじゃないのかもしれないけど(わかりません)、おなかを壊したり、嘔吐したりするとか。手折ったりすると危険かも。