7/20午前10時から柏市議会建設経済委員会が開かれました。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、9人の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
7/20午前10時から柏市議会建設経済委員会が開かれました。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、5会派(柏清風、共産党、柏愛倶楽部、市民サイドネット、護憲市民会議)の7名と無所属2名の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
この日の10時からの委員会で、初めの1時間弱を単独で隣接林保全問題を扱いましたが、市からは業者との交渉が依然不調であり、即効性のある手だてはないこと、開発許可申請が出され手続きが進んでいることが報告されました。その後市議からの質疑応答がありました。そのなかで、①6月議会以降市長が事業者とあったが市はどれくらいの覚悟で臨もうとしているのか。6月議会での市長の「特例」という答弁はどういうことなのか、市議会の意向は全く反映されていない。②東中新宿町会から昨今のゲリラ豪雨出浸水の恐れがあるのでこの開発計画はとても心配だという要望が出ているがどういうことなのか、③市内の農地の2022年問題(注:30年の都市生産者緑地法に基づく契約が切れる年。後継者の問題から再契約とならず、土地の大放出となり、土地も大幅な値下がりとなる可能性がある。近隣の緑がまたなくなる可能性がある。)がある中で、柏市の自然環境も含めた今後のまちづくりをどうかんがえているのか、などの質問がありました。
これに対し市当局は、①事業者との交渉では市長が1年待ってくれないかと持ちかけた(筆者感想:この提案自体が受け入れられると思っているところがずれまくっているとしか言いようがないのですが)が、計画変更はできないと断られた、特に今秘策があるわけではないと。②浸水問題については、いま林全体は6679平米あるが、今回そのうち約5800平米の開発申請が出されていて、柏市には柏市雨水流出抑制技術基準(→ http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/120600/p000917_d/fil/10.pdf :6000㎡以上の開発には調整池を設置することという基準)があり、それに則って指導している、というものでした。
ここの林のもともとの姿は12000平米あったのですが、すでに約半分が宅地になっています。その当時約5500平米の開発、そして今回約58000平米の開発となり、これではこの基準の6000平米のときに必要な雨水調整池を作らずに最終的に大規模開発ができてしまって、下流地域の居住者が心配するのは無理もないこと。雨水桝や中学校下の1300トンの調整池で対策はできているというが、この対策後にものすごい大雨が降って東中新宿も浸水被害が出ていること、最近は想定外のゲリラ豪雨が起きることを考えると、樹木による保水効果はもうなくなってしまい、被害が出れば、不作為ではないか、全ての雨水管を入れ替えるより林を取得したほうが費用はかからないのでは?と質問があったが、副市長の答えは50mm/hの降雨に耐える対策はとっている、そして最後は「事業者にその対策を押しつけるわけにはいかない」というものでした。③の自然の緑の含めたまちづくりのビジョンについては、6年後宅地供給過剰になっても、反面人口が減ってくるから、オープンスペースができるので、そこに緑を配置するなど考えればいい、いま特に緑の減少については考えていない、という答弁でした。これに対して議員からは、新しい緑を作ることになれば莫大な費用と時間がかかる、それなら今ある緑地を残す方がずっと効果があるのではないかという意見が出ました。このように、市の答弁は始終ビジョンのない、無策なものに終始し、全く理解に苦しむ内容でした。
その後、午後から都市部公園緑政課と面談。まず、7/17までに集まった最後の495筆(当初から17103筆になりました)を提出しました。
その後午前の委員会を受けて都市部、柏市としてどうするのか、事業者との交渉についてのことらからの要望などをしましたが、前向きな回答は得られませんでした。
開発申請は6月初めに出されていますので、そろそろ許可が出てしまうということで、悲しい現実が迫っています。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、9人の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
7/20午前10時から柏市議会建設経済委員会が開かれました。
当会(牧場跡地の緑と環境を考える会)と「のこしたいね、この林。基金」は、柏市議会第2定例会(6月議会)に、市に林の保全、公有地化を求める請願を出しました。これをうけ、本会議一般質問では、5会派(柏清風、共産党、柏愛倶楽部、市民サイドネット、護憲市民会議)の7名と無所属2名の市会議員が質問をして下さり、建設経済員会でも議論され、私たちの会が出した請願が賛成大多数で採択されたことは既にお伝えしていますが、あれから約一ヶ月が経ち、その後、市が議会が出した提案などをうけ、どのように取り組んでいるかなどの報告を市が行い、さらに質疑応答を行うため建設経済委員会が開催されました。
この日の10時からの委員会で、初めの1時間弱を単独で隣接林保全問題を扱いましたが、市からは業者との交渉が依然不調であり、即効性のある手だてはないこと、開発許可申請が出され手続きが進んでいることが報告されました。その後市議からの質疑応答がありました。そのなかで、①6月議会以降市長が事業者とあったが市はどれくらいの覚悟で臨もうとしているのか。6月議会での市長の「特例」という答弁はどういうことなのか、市議会の意向は全く反映されていない。②東中新宿町会から昨今のゲリラ豪雨出浸水の恐れがあるのでこの開発計画はとても心配だという要望が出ているがどういうことなのか、③市内の農地の2022年問題(注:30年の都市生産者緑地法に基づく契約が切れる年。後継者の問題から再契約とならず、土地の大放出となり、土地も大幅な値下がりとなる可能性がある。近隣の緑がまたなくなる可能性がある。)がある中で、柏市の自然環境も含めた今後のまちづくりをどうかんがえているのか、などの質問がありました。
これに対し市当局は、①事業者との交渉では市長が1年待ってくれないかと持ちかけた(筆者感想:この提案自体が受け入れられると思っているところがずれまくっているとしか言いようがないのですが)が、計画変更はできないと断られた、特に今秘策があるわけではないと。②浸水問題については、いま林全体は6679平米あるが、今回そのうち約5800平米の開発申請が出されていて、柏市には柏市雨水流出抑制技術基準(→ http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/120600/p000917_d/fil/10.pdf :6000㎡以上の開発には調整池を設置することという基準)があり、それに則って指導している、というものでした。
ここの林のもともとの姿は12000平米あったのですが、すでに約半分が宅地になっています。その当時約5500平米の開発、そして今回約58000平米の開発となり、これではこの基準の6000平米のときに必要な雨水調整池を作らずに最終的に大規模開発ができてしまって、下流地域の居住者が心配するのは無理もないこと。雨水桝や中学校下の1300トンの調整池で対策はできているというが、この対策後にものすごい大雨が降って東中新宿も浸水被害が出ていること、最近は想定外のゲリラ豪雨が起きることを考えると、樹木による保水効果はもうなくなってしまい、被害が出れば、不作為ではないか、全ての雨水管を入れ替えるより林を取得したほうが費用はかからないのでは?と質問があったが、副市長の答えは50mm/hの降雨に耐える対策はとっている、そして最後は「事業者にその対策を押しつけるわけにはいかない」というものでした。③の自然の緑の含めたまちづくりのビジョンについては、6年後宅地供給過剰になっても、反面人口が減ってくるから、オープンスペースができるので、そこに緑を配置するなど考えればいい、いま特に緑の減少については考えていない、という答弁でした。これに対して議員からは、新しい緑を作ることになれば莫大な費用と時間がかかる、それなら今ある緑地を残す方がずっと効果があるのではないかという意見が出ました。このように、市の答弁は始終ビジョンのない、無策なものに終始し、全く理解に苦しむ内容でした。
その後、午後から都市部公園緑政課と面談。まず、7/17までに集まった最後の495筆(当初から17103筆になりました)を提出しました。
その後午前の委員会を受けて都市部、柏市としてどうするのか、事業者との交渉についてのことらからの要望などをしましたが、前向きな回答は得られませんでした。
開発申請は6月初めに出されていますので、そろそろ許可が出てしまうということで、悲しい現実が迫っています。