おはようございます。
二月も最終の週に入りました。カレンダーを見ますと、29日木曜日が載っています。
そうか、うるう年だったんだ。と見直しましたが、現役でない私は、もう売り上げの予算も
何も関係が無くなっていました。
会社員の頃は営業職に席を置いていた事が、ありました。
営業とは ひと言で言いますと数字の世界であります。
大学の理数科の教授とは違って 机上論的な論理は後からついてくるのです。
どういうことか言いますと、俗に言います やってなんぼ。目標を越えたら正解。の世界です。
だから 営業会議でも、「言い訳はいいからこの先はどうするんだ」と結果を求めてきます。
目標が出来てるヤツは、会議は天国。部長からも「この調子で頑張ってくれ」と激励されてオシマイ。
長い目で見てると 出来る 出来ないははっきり別れてきます。 それはみんな判ってるのですね。
みんな と言ってもエライさんと営業職とその事務方までかな。それ以外はうわさを聞くか
全く興味ないか、でしょうが、毎月の数字を目にする立場の人は一目瞭然ですね。
目標があって、実績が載る。達成率がパーセントで載る。利益率も重要視されていますから
ここと売り上げの二本が百パーセントを越えていたら もう 怖いものなし(笑)
よほどはみ出さない限り 社内は天国、天国(笑)
あの鬼の営業部長にも 「昨日のサッカー良かったですね」と軽口を叩けるんですから
営業職は数字がすべて。
営業職を永年やってると 月末に近づくと 今月はアレがあるし、これもある・・
と胸算用ならぬ取らぬ狸の皮算用でだいたいイケるかな、と目標到達の目安がついてきます。
毎月の目標は、シーズン性がある業界でしたからデコボコでした。例えば1月なんかは31日ありますが、
お正月休みがあって実働日数が限られます。これはゴールデンウィークやお盆のある月も同じこと。
カレンダーの日数と実働がちがうのは承知で組まれている営業職の目標金額は、昨年の実績から
算出されています。そんな中で ひとつ 日数を加味されるのが、この 「うるう年」ですね。
私の会社の業種は小売りでなかったので そんなにこだわらなかったのですが、
小売り業は大変でしょね。
28日と29日、たった一日違いで大違い。およそ3,5%の違いがあります。
去年100の売り上げがあったら うるう年の今年は、103,5の売り上げが必達になります。
いえ、目標は切り上げをして105でしょうか。
いずれにしても泣いたり笑ったり凍えたり灼熱に晒されながら過ごす一年は早かったですね。
トヨタやダイハツが検査の数字の改ざんで立ち往生しています。
数字の改ざん、手直しなどは大昔からある手法。営業職だって 売り上げの架空は日常茶飯事でした。
でも無理をすると必ずしわ寄せがきます。それを判ってるのに 過酷な数字に追われて つい、つい
すみません、と平謝りをする光景を何度も見ました。遣る瀬無い気持ちになるのですが、苦しいから
その場逃れをする姿を見て、弱い人だなぁ・・と嘲笑はできませんでしたね。