おはようございます。
今朝の新聞のニュースからです。夕方のニュースをご覧になってる
方も多いでしょうから、詳細は省きますが、25歳の若い女性がマッチングアプリを介して
年配者3人から二億数千万円をだまし取った、事件の裁判がありました。
被害者の中には、預貯金を取り崩すだけでなく生命保険を解約するなどほぼ全財産を渡した人もいました。
判決時のコメントで裁判長は「男性の好意につけこむ狡猾な犯行」と述べたそうです。
私は詐欺師の女性の写真を見て もう一度記事を読み返して 溜息をついていました。
だって、加害者は常識を心得ている筈の老齢者でしょう。
寂しいならスナックかなんかに行って同じような若い女性と駄弁って憂さを晴らしたらいいじゃないかと
思います。それなら預貯金を取り崩すほどお金掛かりませんよ。
裁判長の「男性の好意につけ込んで・・」とありますが一体どんな甘言を並べたら全財産をつぎ込むのか
知りたいなぁ と思ったら なんとこの詐欺師は詐欺の手口をマニュアル化したのを売っていたんですよ(苦笑)
まさしく 鼻の下を伸ばした年寄りの冷や水 とはこのコトかなと思いながら新聞のページをめくって地方版を見ますと
アララ、51歳の女性が一千万円の詐欺被害 とありました。
マッチングアプリを通じて知り合った男性から共同出資で事業を行う資金をと誘われて取られたようです。
先ほどと背景は違いますが、まったく知らない人に金を送る(渡す)その時の心情はどうだったのでしょうか。
と話を進めてみて ハッと思ったのが、ネット上での出来ごと、マッチングアプリで知り合った、
この2点が共通することでした。
私は 知らない人に・・と思ったけど当事者は、知り合った と認識をしているようです。
でも知り合った人物とは、全くの嘘を塗り固めた詐欺師だったのですから、知り合った気持ちになったのは
被害者の妄想だったようですね。
この手の事件は傍から見てると よく騙されたなぁ と呆れて 自分なら絶対嵌らないと思うのですが、
果たして 人を信じるとはどこから始まるのでしょうか。
ちなみに 最近よく出てくるマッチングアプリとは
【注】マッチングアプリ(Matching app)は、モバイルアプリケーションを介して提供される
オンライン恋愛サービスであり、多くの場合、スマートフォンのGPS機能、携帯性、
デジタルフォトギャラリーやモバイルウォレットへの簡易なアクセスを利用して、
インターネット上の出会いの利便性を向上する。
どうも、マッチングアプリとは知らない人との出逢いを設定する制度のようです。
この制度で寂しさや憂いを和らげればそれは上手な使い方ですし、夢を見る ことも可能でしょうが、
痛い目を見る のがほとんどのようです。