おはようございます。
今日は、お金のお話です。最近お札が新札に替わりました。
ですが 私の手元には相変わらず今までのお札のままです。
いつでしたか、新札はどうなったんだろうとコンビニで数百円の買い物に一万円札で払いましたが、
期待の新札は一枚、あとの八枚は旧札。皆さんも経験済でしょうが、新旧混じっても大丈夫なんですね。
それと一体いつになったらスカッと新札に替わるのでしょうか。
さて今日は、日本で初めて公式のお金が発行された日です。
政府(朝廷)も気合いが入っていたのでしょうね。年号を 新たに和銅元年(701年)としました。
学校で習った記憶が微かにありますが 「和同開珎」この年の正月に秩父地方で銅が発見されました。
国内で銅が賄えるそれをきっかけに銅貨を発行しようとなったのです。
当時日本は、大陸の文明を採り入れて国家の体制を築いていくのに躍起になっていました。
仏教、漢字、法律、薬剤、計測、土木、建築、時計、家畜、織物、染織、染色、暦、天文学、道徳…
今当たり前にあるものはだいたい大陸から入ってきました。
そして通貨を自前で発行するのも国家としてのステータスでした。
それで唐の由来に習って、秩父地方で銅が出たのを通貨の発行としたようでした。
ですが実際は、他の地域でも銅は発掘されていて鋳造されていたのが銅の産地の山口県と滋賀県。
さすがに銅貨だけで紙幣はなし。銅貨(和同開珎)一枚が一文(いちもん)。
さて一文っていくらくらいかな…と思うのが人情ですよね。
資料によりますと、当時のお米2キロ、成人男子の日当もこれくらいだったそうです。
今と比べると少し違和感がありますが、実際流通していたのは近畿を中心にした狭いところだけだったそうです。
全部で使われるようになったのはずーっとあとのことで日本も狭いようでなかなか広い…長いのかな、
を実証していますね。