おはようございます。
今朝は寒かったですねぇ。
昨日は家の中の片付けをしました。
よく言われる 断・捨・離 ですね。
暑さが少し凌がれるようになった十月の連休あたりから
集塵場のゴミの量が目に見えて増えてきました。
私の棲む住宅地も造成が古くて居住される方の年代が上がっています。
だからというわけでもないでしょうが、特に燃えるゴミ、不燃ごみの
量が目に見えて多くなっている気がします。
反面、正月明けの可燃ゴミの収集日がさみしくなっています。
以前は大きな金網張りの収塵場があふれるばかりに満載になっていました。
お正月の休みが続くのと、やはり年末年始なので家族中の食する量が
普段より多くなる所為(せい)でしょうか。
集塵場に入り切らずに外に置いてある可燃ゴミを見て、
正月が多いのは仕方ないでしょう‥で終わっていましたが、
今は正月でも普段と変わらないゴミの量。
むしろ気候の良い頃の可燃不燃のゴミの量が増えているのは終活の中の断捨離をした
ためというのでしょうか。
それとも私自身が断捨離の真っ最中なので きっと他の方も‥じゃないかな、
と邪推してるだけでしょうか。
とにかく 断捨離 というのは、捨てるだけ(ほかの意味も有るんでしょうが)
なのに とても疲れます。
私が思うに断捨離とは後ろ向きの作業なんですね。
自分らの思い出や永年使っていた衣料品や愛着のある小物など細々としたモノ。
他にも表彰状、趣味の絵画や写真、縄跳び、専門誌、グローブやシューズ、
花器、手編みのセーター、プロレスの入場切符なんてのも有りませんか(笑)
他人からするとなんてことない、ただのガラクタですが
ご本人にとって想い出がいっぱい詰まっているモ宝石ばかりなのですね。
私にとっての宝物や逸品を前に右のカゴは廃棄、左のカゴは保持 と分けて
仕分けをしてゆきます。
・・ああ‥これこれ これでよく遊んだなよなぁ‥ 錆びた缶
じっとながめていると、はるか昔の想い出が走馬灯のように脳裏にあらわれてきます。
一緒に遊んだ友だちの笑顔が私のお腹を突っつきながら笑うのです。あっははは‥
彼の笑顔につられて私も笑います。ガハハハ あっははは、ガハハハ、あっははは・・
そして彼の笑い顔がくるくる回り出します。こっちも同じように回ります。
いつの間にか空間も一緒に回りだしました。
ゆらりゆらり〜身体ごと揺れながら彼は歌い出します。
♪ チィ〜厶 ティー厶 チャッペルル ムムム・・チィ〜ム ティ〜ム チャッペルル ムムム・・
まじないの歌い出しから 地面に置いてる空の缶を蹴りました。カカン カカ〜ン
缶は見事に転がってゆきます。ケラケラケラ 彼の笑い声、その横から 違う笑い声、またその横から笑い声、
みんな遊びながら笑っています。みんな笑いながら歌っています。誰かが缶を蹴り出します。
みんな クルクル回りだしました。笑い顔がいっぱいに拡がって大きい輪になって空間も回っています。
♪ カ〜ン カ〜ン オシマイだよ〜 おヒルだよ〜
みんな笑いながらそれを合図にチリジリになっていきました。
また 後でな〜
「ご・は・ん!」ハッと我に返ると 女房の声でした。