いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

【金曜ウォークin 宇部で配布】 『原発10のウソ』

2014年09月17日 | 脱原発

恒例の金曜ウォークに、会員の一人、崎田修平さんが作成して持って来られました。

 

9月28日川内原発再稼働反対行動やご近所の集まり、友人・知人などでのお話のおりに、プリントアウトして自由にお使いください、とのことです。

 

 

全く、この通りです!!

 

 


【短信】岩波「科学」WEB 川内原発パブリックコメントを公開。

2014年09月17日 | 情報

川内原発再稼働をめぐるパブリックコメント

岩波「科学」編集部に広瀬隆さんなど、寄稿されたものが、公開されています。

他に、9月号は、再稼働を特集しています。

 

川内原発審査書案/原発再稼働への市民からの意見書

http://www.iwanami.co.jp/kagaku/20140810.html

 

ご参考に。


【9・28鹿児島へ、寄稿】子や孫たちのためにも川内原発再稼動阻止を !! 鍬野保雄さん

2014年09月16日 | 脱原発

昨日に引き続き、このブログの読者の一人、鍬野保雄さんから、川内原発再稼働に反対するコメントが届きましたので、掲載します。

鍬野さんは、8月31日の川内原発再稼働反対デモにも参加されています。


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『孫たちのためにも川内原発再稼動阻止を 』

                                      鍬野 保雄(山口県下関市在住)

 

初秋のさわやかな季節だ。

久しぶりに孫たちが芋掘りにやって来た。

中学1年から小学5年、2年生の孫娘たちにとって毎年の恒例行事だ。

 

今年も芋が良く出来て、子どもらで収穫の喜びを分かち合うことができた。

それぞれがジジババに感謝の手紙をくれた。それには敬老の優しい心が込められていた。

そんな孫娘たちが可愛くてたまらない。

 

しかし、東日本の放射能汚染地では芋ほりも楽しめなくなった。孫たちの笑顔を見れなくなった。

ジジババがせっかく丹精込めてつくった野菜も安心して食べられなくなってしまった。

 

大人たちが「経済発展」こそが生活を豊かにすると信じてつくり出した今の日本、

福島原発大惨事は豊穣の大地と海を、そして大気を汚染し、そこに住む人間や生物に放射能被曝を強いていく。その汚染は地球大に広がり続けている。

 

今、川内原発再稼動が「経済発展」の美名の下に推し進められようとしている。

もしまた地震や津波、はたまた火山の大噴火による溶岩流や、膨大な火山灰等で不測の事態が起きたら、

可愛い孫娘たちはどうなるのか?

 

それが絶対に起きないという保障はない。いや、この火山・地震列島ではいつ起きても不思議はない。

もしそのような大災害が起きた時、原発は決して無事ではおれない。そして原発大惨事が起きれば人間はそれをコントロールできないことは福島を見れば分かる。

それは決して夢物語でなく悲惨な現実となる。

 

川内で起きれば放射能の雲は鹿児島、熊本、宮崎、大分、福岡、佐賀、長崎、そして山口県へと広がってくるだろう。そしてそこは東日本の放射能汚染地帯と同じように被曝させられる。

 

大好きな孫娘たちはどうなるのか、どこにも逃げ場はない。

そんな事態にならないという保障はどこにもない、もし大事故があったとしても

決して国も電力会社も責任を果たさない。それは福島大惨事が証明している。

 

そんな原発を「経済成長」の呪文で突き進めようとする安倍首相は下関が選挙区だ。

そんな愚かな人を選んだ下関市民。可愛い孫たちを放射能の脅威から守らなければならない。

 

みなさん、9月28日、共に川内原発再稼動を止めるために鹿児島の全国集会に結集しましょう。

かけがえのない可愛い子や孫のためにも。

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昨日も、関東では震度5以上の地震がありました。

日本では、いつどこで大きな地震や、今年の夏の広島のような災害が起きても、不思議のない国だということを、私たち日本人は忘れてはいけません。

そんな日本で、全ての原発が止まって、ちょうど1年、経ちます。

鍬野さんが書かれているように、次の世代、未来の子どもたちに、負の遺産を残し続けるのは、何としても止めなければいけません。

「次の世代、未来の子どもたち」とは、人間だけでなく、すべての生き物も同じです。

地球は人間だけのものではありませんので。

地球のすべての生き物たちが安心して暮らしていけるように、原発の再稼働はもちろん止めて、ひとつひとつ廃炉にしていきましょう。

そのためにも、川内原発再稼働反対デモに参加しましょう~!!

参加がご無理な方は、カンパのご協力をお願い致します。




 

 


【寄稿;原発事故と避難】障害者の立場から。岡本正彰さん「人災の原因、原発をなくすために」

2014年09月16日 | 脱原発

今度、鹿児島へバスで一緒に行く岡本正彰さんのアピールを掲載します。

岡本さんは、おかまささんで知られる「福島の子どもたちとつながる宇部の会」の中心メンバーです。

文中にあるように、重度の障害者です。

その立場から「原発事故避難と障害者」について、アピールしています。

 

岡本正彰さんのフェースブックは、下記です。

https://www.facebook.com/mottomottookamotto

 

 

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川内原発の再稼働に反対!

人災の原因である原発をなくし、障害者の困難軽減のために、鹿児島へ行きます

                      岡本 正彰 (宇部市)


 私は3年前から、「福島の子どもたちとつながる宇部の会」のメンバーとして活動している。

 この会は東日本大震災でおこった福島原発事故を受けて前代表が、「自閉症児とその御家族は健常者のようにスムーズに避難や保養が難しいので、宇部で支援しよう」と発起され、同志が集まったものである。

 私は最初の保養プロジェクト以降メンバーになったのであるが、3年前の夏には7家族の保養を受け入れ、1週間宇部で過ごしていただいた。この年の年末にはそのうちの3家族が宇部に移住して来られ、その後はこの3家族をサポートすることも、会の活動目的となっている。この夏も、3家族の保養を受け入れた。


 私はボランティア活動をしているが、自身も脳性麻痺アテトーゼ型の重度身体障害者である。

 身体障害者も自閉症者、発達障害者、精神障害者と同様に避難、保養がままならない現実がある。それは平時においても、あらゆる場面でまだまだ障害者の受け入れがスムーズではないことに起因している。

 平時においてそうであるのに、非常時において障害者が取り残されるのは明白である。先月の広島土砂災害においても、聴覚障害者に避難指示の連絡が遅れていたと報道されたことは、その裏付けとなる。

 さらには非常時の行政の救助遅れ、混乱を正当化するためか、非常時の自助の大切さを強調し始めた。自助ができない重度障害者のことを全く無視している考えである。


 だから、私は思う。

 非常時にも障害者が困らない仕組みを作るのと同様に、非常時を出来るだけ作らないことが大切である。東日本大震災自体は防御困難な天災であるが、原発事故は人災である。事故後の処理や報道されているような不手際が問題ではなく、原発の存在そのものがあらゆる人災を招くのである。

 人災による非常時を減らすために、まずは川内原発の再稼働に断固として反対する。

 自分のために、全ての障害者の困難軽減のために、同志と鹿児島へ私は行く。

                         (9月15日)

 

参考

◯ 内閣府 第32回障がい者制度改革推進会議 平成23年5月23日(月)13:00~17:00料2-1 

障害関連団体による災害救援活動の概要(1)

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_32/pdf/s1-2.pdf

 

◯ 【原発事故と障害者】バリアだらけの避難~田村市から京都に避難した鈴木絹江さんに聞く

http://no-border.co.jp/archives/25809/


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山口県から、上関原発白紙撤回のためにも鹿児島へ行きましょう!

鹿児島は、遠いから人は集まらないだろうという再稼働・原発推進者たちの思惑を跳ね返しましょう。

バスは、定員45名 1人 6000円

残席あります。詳細は、昨日のこのブログのチラシをご覧ください。

それにしても、今度の鹿児島のストップ川内原発のポスターは、見れば見るほどすばらしいですね。避難で逃げ惑う悪夢が(福島では現実だった)透かして描かれています。


 

 


【韓国代表のアピール】廬・泰敏(ノ・テミン) さん。「全世界の市民が連帯して核マフィアと対決を!」

2014年09月15日 | 脱原発

9月12日の当ブログに、8月31日川内集会での台湾代表のツイ・スーシンさんのアピールを掲載しました。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/4254f8a41b6eca1727e6270900edf4e0

同じく8月31日に参加され発言した韓国代表、反核プサン市民対策委員会のノ・テミンさんの訴えを掲載します。

老朽化して、豪雨で手動停止させた釜山近郷の古里原発についても触れています。

そして、脱原発の希望を全世界の市民の連帯に求め、「核マフィア」との対抗を呼びかけています。

来る9月28日鹿児島・天文館公園の集会⇒市内デモを再稼働を止めさせ、韓国、台湾、中国、全世界に響く取り組みにしましょう。

 

青柳行信さん発行の「第1244日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★」から転載させていただきます。

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廬・泰敏(ノ・テミン) さんから:
8・31鹿児島川内(せんだい)集会 韓国からの声


                                                  翻訳・通訳:高野聡

 

3年前の福島原発事故に全世界が注目しました。私が住む釜山プサンも日本を注目して来ました。被害が地球的規模で起こり、時間がたっても事故が収拾しない本当に危険なものが、原発だということを世界中が知り、私もそうでした。

しかし希望も感じることができました。原発事故以後、48基の原発がすべて止まっても日本は健在であり、原発がなくても暮らしていけると日本の市民の皆さんが示してくれたと思います。その点で感謝の言葉を捧げたいと思います

そして現在、世界が川内を注目していると思います。原発がなくても生きていけるということ、そして原発から抜け出そうという希望を持って、全世界の脱原発を願う人々を代表してみなさんが闘っており、それに連帯しようと私たちは来ました。

私は韓国を代表して挨拶をしたいと思います。私は反核プサン市民対策委員会に所属するノ・テミンと申します。

3年前に福島原発事故が起こった後、韓国政府は、韓国の原発は大丈夫だと繰り返してきました。韓国の原子炉は日本のものと構造が違うので、日本のような事故は起きないと言ってきました。

しかしプサン近郊にあるコリ1号機のケースでは設計寿命が30年ですが、政府は2007年に寿命を10年延長し、現在さらに10年の延長をする計画を立てています。

政府は自動車のように修理すればよいといっていますが、プサンを出発し福岡に着き、ここに来る5時間あまりの間、30年もたった自動車を1台も見ませんでした。

そして1週間前、コリ2号機が24時間停止する事故が起きました。津波があったわけでも、地震があったわけでもなく、もちろんミサイルが来たわけでもなく、当時大雨が降ったからです。

このような原発を私たちがこれ以上信じて生きていくことができるのか、疑問が生じる事態でした。自動車がちゃんと整備されていても事故が起こらないわけではなく、自動車の機器の性能がよくても、事故は起りうるものです。

日本も同じような状況なのではないかと思います。韓国の原発では数多くの不正事件が起こりました。職員が麻薬を服用しながら勤務したこともありますし、中古部品を新品と表示し納品したこともありますし、高額の金品がやり取りされたこともありました。

私たちがしなければならないことは、ここにいる皆さんと、プサンやソウルなど韓国の市民が団結し、核マフィア(日本で言う「原子力ムラ」のことを韓国では核マフィアと言います-訳者注)と、うそを繰りかえす政府に立ち向かうことです。いろんな核マフィアの中でも政府は真実を隠し、真実を明らかにしようとする市民に対して、公権力を使って抑圧します。そのような核マフィアに対抗し、脱原発に向けた希望を獲得するためには、ここにいる皆さんと全世界の市民が連帯することが必要だと思いますし、私たちも皆さんと一緒に闘いたいと思います。

一緒に戦うという意味で、スローガンを叫びたいと思います。英語でいきます。
Sendai stop, Gori stop, Goodbye Nukes!
ありがとうございました。


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宇部、山陽小野田、下関から日帰り参加できます。

集会とデモにフル参加します。

   申し込みは、上関原発を建てさせない山陽小野田・宇部実行委員会へ

   詳しくは、下記チラシをご覧ください。



 


【寄稿】 川内原発・再稼働! ちょっと待ちな! 上関原発計画の根っこを見る会  上里恵子

2014年09月14日 | 脱原発

上里 恵子さんから川内原発再稼働阻止のアピールをいただきました。

上里さんは、8月31日川内現地行動にも参加され、さらに、今度の9月28日鹿児島天文館公園の集会⇒市内デモにも駆けつけます。

上里さんは、上関原発の計画の当初かから、白紙撤回を求めて活動され、緻密な調査をもとに山口県に質問と抗議を繰り返して、こられています。

 

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川内原発・再稼働! ちょっと待ちな!


          上関原発計画の根っこを見る会 上里恵子


東京電力第一原発の損壊! とんでもないことが起こってしまった。
世界が裏返しになる位、体の皮膚と内臓がひっくり返る位の衝撃。
あそこで、一体何が起こったのか? 起こったことの全部はまだ分かってはいない。何かを反省することを促されていることは確かなのに、起こったことの全てが判っている訳ではないために、反省すべき道筋も決められてはいない。


でも、呆然とした気分の中で浮かんできたイメージがある。日本の原発17サイト54基の全てに使用済核燃料が蓄積されているということ。運転していようがいまいが、冷却機能を失えば生きものにとって凶器になる装置が日本列島のまわりを首飾りのように繋いでいるのだ。国民の「いのち」に責任を持つ「政治家」にとって、震えあがるほどの脅威になるはず・・だった。だが現実は・・。


調べて判ったことがある。

世界地図の中に「地震多発地域に密集する原発を持つ国日本」が、どのようにして導かれて来たのか。原発立地地点の決め方に問題があった。終戦直後制定の「電源開発促進法」の下、「電源開発調整審議会」で審議され、立地決定していた。原発立地を決定したものはほぼ100%実現。


急ぎ「電気」を作る目的で審議され、地質地盤、避難計画、使用済燃料の処理、原発に付随する厄介事は脇に避けていた。決定しやすいことだけが審議された。


そして、またである。厄介事を避けようとする。
原発を稼働させるには、「覚悟が要ろうというもの!」
稼働して発生する「核ゴミ」をどうするのか。
原発が損壊した時、どうやって住民の安全を確保するのか。
川内原発については、火山の専門家から「ここには作るべきではなかった」と。
川内原発の再稼働は、これまでの欠陥だらけの原発行政を認めるということ。


後ろに控える、目白押しの原発走者を認めるということ。
スタートラインのライン上に立ちはだかるしか、私たちには方法が無いではないか!

国民の・住民の心意気を、9月28日、鹿児島に全開させよう!(9月14日)

 

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ネットは、広場です。

みなさんの投稿を歓迎します。

上関原発を止めるため、再稼働を止めて、原発のない社会をつくるために、ぜひみなさんの声をお寄せください。

インターネットを利用する山陽小野田市民、宇部市民、そして広く山口県民に向かって、自分の意志を文章にして表にだしてください。互いに意見を確認することは大切だと思います。また、そんな角度からも考えているのか、という発見にもつながります。「なかなか世論が大きくうごかない」・・・もうそんな内輪の愚痴を言っている余裕はありません。

可能な限りの手段方法で、声を出しましょう。

投稿 800字以内をめどに。写真添付歓迎。

宛先 安藤(いのち・未来 うべ 副代表、ブログ管理人)

ando-maipenrai★nifty.com  ★ を@(半角)にしてください。 

 

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【討議資料】偏西風と川内原発再稼働の危うさ。もう幸運はない、次は列島壊滅。

2014年09月13日 | お知らせ

下の図は、インターネットに出回っているものです。

広瀬隆さんが最初にプレゼンで使ったと認識しています。

 

東京電力福島第一原発の事故は、いくつかの幸運に支えられて、被害があれでも小さく済んだ、本当は東日本壊滅でもおかしくなかったのです。

その幸運の第一が、太平洋域とカナダ、アメリカの人々には申し訳ないことには、偏西風です。

その偏西風が、川内原発で働いたらどうなるか、

というより、偏西風は、日本列島にあってはほぼ年中、西から東へ、あるいは北東へ吹いているものです。

 

昔ながらの経験や勘でもわかることですが、疑う人は、ぜひ下記動画の年間全部をご覧ください。

2013年の気象衛星画像 日本域編 "MTSAT" Weather satellite images of 2013 - Far East"

https://www.youtube.com/watch?v=7nP3I2OTxjM

"MTSAT" Weather satellite から

 

 

ぜひ、鹿児島・天文館公園へ行きましょう。

川内原発の再稼働に反対しているのは、鹿児島や九州だけでないことを示しましょう。

ちなみに、昔ながらの、たとえば西郷隆盛や高杉晋作の時代ならば、日帰りは到底無理でしたが、今は可能です。

宇部、山陽小野田の出発など詳細は、下のチラシをご覧ください。

 

 

 

 


【川内原発の再稼働に反対・討議資料】 火山学の専門家を排除して「科学的」という規制委

2014年09月13日 | お知らせ

東京新聞から転載させていただきます。

 

 

 

意見が違うから「両論併記」ならまだしも、火山学の専門家を入れると再稼働がまったくできなくなるから、専門家を排除して、素人ばかりで「原発が運転をしている間は、巨大噴火はありえない」「あっても予知できる」と強弁しています。しかも、ただひとつの論拠であるギリシャの学者の論文は、本人が一般化できるものではないと当惑しています。

事故で高濃度の放射線のなか、火山噴火という非常事態と結合したときにどんな対処ができるのか。

1992年の長崎・雲仙島原の火山噴火のときに、人の力でなにができたのか、観測すらままならなかったことを忘れたのでしょうか。

ごく単純な小規模の、たとえば、桜島のよくある火山灰の降下ですら、電気系統の不具合を招くのです。

 

国民は、納得していないことを示しましょう。

沈黙は、容認・賛成とみなされます。

原発再稼働の声をあげましょう~!!

 

 

 

鹿児島・天文館公園へ

宇部、山陽小野田からバスで行きます


【8・31川内集会、台湾代表のアピール】 台湾はこうやって原発を止めた!

2014年09月12日 | 脱原発

8月31日に、川内原発再稼働反対デモに参加した人の中に、台湾から来ている人がいました。

台湾の脱原発団体「原発廃止全国ネットワーク」代表、チェ・ツーシンさんです。

台湾には、現在6基の原発がありますが、第4原発は建造されたもののまだ稼働されていません。

それを止めたのは、彼女たちの市民の力です!!

彼らがどうのようにして、原発の稼働を止めたのか、とても参考になるスピーチです。

 

《文字起こし》

みなさん、こんにちは。

私は、台湾の反原発団体の一つ、グリーン○○アクションアライアンス(原発廃止全国ネットワーク)代表、チェ・ツーシンです。本日は川内原発の反対アクションに参加できて本当に光栄です。

 台湾は、1970年代から原発の導入を始め、3か所の原発を建造し、現在6基が稼働しています。ですが、1980年代、第4原発建設の際、現地住民から大きな反対の声が上がり、台湾で全国的な反原発運動が始まりました。現在までの30年間の戦いが、第4原発の工期を遅れさせ、第4原発はいまだに稼働できない状態です。

 台湾の人々は、2011年の福島原発事故を目の当たりにし、これは政府が補償したり責任を負うことが出来ない災難だとハッキリ認識しました。福島原発事故の真相に関心を寄せ、理解することは、台湾人にとって大変おおきな意義のあることです。なぜなら台湾の原発政策はもっとお粗末で、原発は老朽化していて近くに断層もあるからです。原発の周囲30km圏内の人口は650万人にも上り、事故が起こっても避難は困難な状況です。

 2011年から台湾の反原発運動は、再度、高まりを見せ、反原発デモに参加する人数も増えてきました。2013年3月9日の全国原発廃止デモでは、22万人もの人が集まり、原発廃止への大きな力を示しました。100以上の民間団体が原発廃止全国ネットワークを共同で組織し、大規模な交流を進め、正義の無い原発政策に最後まで戦い抜くことを世に知らしめました。

 しかし、こともあろうに政府は、2014年の下期に第4原発の試運転を始めると発表しました。そこで3月9日、私たちは8万人規模の全国反原発デモを行い、非協力運動を提唱し、非暴力で平和的な手段で、政府に第4原発の停止を迫ることを決定し、各界の賛同を得ました。

 4月22日、長年、民主運動と反原発運動に関わってきたリ・インション氏が、73歳のご高齢ながら無期限の絶食を宣言し、政府に様々な形で積極的で効果的な圧力をかけようと呼びかけました。

 そのすぐ後、私たちもソウトウフ前広場の無期限占拠を開始し、4月27日原発廃止ネットワークは、5万人の街頭抗議を呼びかけ、タイペイ駅前の主要道路に横たわって道路を占拠し、道路封鎖抗争を行いました。そして政府に、台湾に原発は要らない、人民は自分の未来を決めることが出来る、と告げました。そして次の日の朝、即ちリ・インションさんの絶食8日目に、政府はついに第4原発の工事停止を正式に発表しました。

 台湾の反原発運動は、既に30年間続いており、様々な方法を試み、政府に人びとの訴えを聞くように呼びかけてきましたが、政府の反応は消極的で、原発推進の態度を変えないために、民衆の大きな怒りを買っていました。

体制と法律が権力者の独断独行の道具に成り下がり、もっとも基本であるはずの人々の生存権と選択権を抑圧しています。体制を隠れ蓑にした権力者の職権乱用にはもう耐えられません。この国の主人は私たちです。

 原発は必要悪ではなく、耐える必要のない悪です。権力者の力の源は、人々の服従と協力です。権力者の抑圧と独裁への反撃は、人々が立ち上がり様々な不服従・非協力の方法で、抵抗することです。人びとの協力を阻む決心が固ければ、権力者に巨大な圧力をかけることが出来るでしょう。

 みなさん、私たちが立ち向かっているのは、同じ敵です。原発再稼働を推進する勢力は、また台湾にも現われるでしょう。権力を持つ原発擁護者たちに、私たちの悪夢を再現させてはなりません。

 日本のみなさまが、非協力運動の精神を発揮されることを願ってやみません。行動で示すしか新たに選択するチャンスは与えられません。これは平和的でゆるぎない声です。弱者である私たちが体で示す抵抗であり、行動で現す訴えです。

 今後、私たちは、原発ゼロ、新しいエネルギー政策への転換を訴えていきます。原発がこの世から無くなり、私たちが勝利するまで、全世界の反原発の人々と団結していきたいと思います。

 みなさん、ありがとうございました。原発ゼロ、……、原発ゼロ、……。


(み)


川内原発の再稼働を止めよう!宇部、山陽小野田、下関から鹿児島へ。

2014年09月11日 | お知らせ

 

平時に計画想定されていないことは、災害時・事故時には、絶対できない!

川内原発の再稼働が、現実のものになろうとしています。

「審査書の承認」を原子力規制員会が昨日、行い、あとは九電の「書類待ち」という段階だと報道されています。

1万7千819件のパブリックコメントを本当に検討したのでしょうか、

火山の専門家を排除して、日本有数の火山地帯の原発を再稼働させる危険性を完全に無視しています。

避難計画は、まったく立てられていません。

平時に計画や訓練ができていないものは、災害時には絶対にできない、とは災害避難の鉄則です。

避難のバスは、計画段階でも調達不可能と各自治体は報告しています。

 

再稼働を止める力は、周辺自治体、とくに鹿児島県が握っています。

鹿児島県知事は、責任を取りたくないので、国が安全宣言=お墨付きを出すように言っています。

国は、内閣の名前で出すのは責任が取れないので、小渕優子・経産大臣に責任を押しつけ、逃げようとしています。

九電は、国や原子力規制委が許可したからと逃げます。

一体、誰が本当に責任をとるのでしょうか。

 

事故がおこったとき、すべての関係者は逃げ口上を用意しているのが、原子力規制委員会、政府、鹿児島県、そして九電です。無責任のたらい回しです。

でも、事故の被害を被るのは、国民です。30キロ圏内の住民はもちろん、200キロ、300キロの範囲で、偏西風に乗って、西日本は九州はおろか、山口県、中国地方まで、いや列島全体を放射能汚染が覆います。風向き、雲と雨の動向次第では、列島壊滅です。福島原発事故が、太平洋に流した放射能量をそのまま、鹿児島川内において、図を描けばそのことは容易に想像つきます。

 

9月28日 鹿児島・天文館公園へ

 

 

 

 

止める力は、国民にあります。

住民の原発再稼働を認めない、服従しないという意志です。

声をあげましょう。あとで後悔しても、福島の二の舞いになるだけです。

全国から鹿児島へ行きましょう。

鹿児島は遠いから、大きな動きにはならないだろうという思惑をぶち破りましょう。

行けない人は、行く人にカンパをして代表を送り込みましょう。

 

 上関原発計画を白紙撤回させるためには、再稼働阻止が絶対必要です。

山口県からも行きます!


 

宇部市、山陽小野田市からバスを出します。

周南市や山口市の人は、下関市で低廉で一泊して、合流する方法も考えます。

チラシの呼びかけ人に連絡してください。

いのち・未来うべ も全力で取組みます。

近くの会員に連絡ください。よろしくお願いします。

 

明日、金曜ウォークでも受付けます。

(今週は市民学習会はお休みです。市民学習会は第一、第三金曜日になりました。)

金曜ウォーク

 午後6時 宇部市役所前~宇部新川駅方向へ~宇部市役所前