時々、バンクーバー-シアトルを飛ばしている。
30分ほどで着いてしまうお手軽さが好きだ。
お気楽だけど、一応国際線だ。
ボジョレヌーボの季節が来た、今日このごろ...
貨物機ファーンの方は、楽しみな季節なんだろうと思う。
さて、今日はどこに国境があるのか? ということについてだ。
FSなんかやっても、ピンとこない面かもしれない。
わが国は、島国なので、どこに線があるか、わかりずらい。
とりあえず、海は領海がある。(.3海里とか12海里とかいう話だ)
その上は領空となる。
でも、他にも線引きがある。
200海里経済水域という線引きは、そこの海洋資源も帰属させましょうというものだ。
防衛庁は、別の線引きがある。
防衛識別圏という話だ。
でも、それぞれ問題がある。
まず領海だけど、青函トンネルみたいに長い海底トンネルだと、領海でないところも
走ることになる。
で、開業前にルールに特例を設けたりしている。
経済水域の話はニュースになっているけど、音沙汰がなくなった...
防衛識別圏だけど、以前書いた、与那国島の問題は、棚上げ状態みたいだ。
さて、Fsもそうだけど,飛行機操縦席なんかで区分するなら、飛行管制空域の
境界あたりが、気になるのかもしれない。
とにかく、地図帳なんか広げると、海の真ん中に、赤い線鎖線が引っ張ってある
だけで、こんな認識をしていたらマズイと、おらは思うのだ。
具体的言うと、
以前も書いたけど、石垣島のすぐ西側に管制空域の境界がある。
ここから先は、国内線も台北管制区の監視下だ。
防衛識別圏の境界は、与那国島の真ん中を通っている。
だから、この島の半分は防衛庁管轄の蚊帳の外となるのか?...
で、わが国の領海は、この与那国島の西側12海里に設定してあるはずだ。
じゃ..台湾と与那国島の真ん中に引いてある線は何?
だが、まぁ、どうしてもと言うなら、200海里経済水域分割ライン?だったりする。
(あの赤い線は、小学校の先生に聞いてみたいものだ...)
でも、よーーく考えてみると,日本は台湾を独立国と認めてない。
なので、台湾には、日本の大使館も領事館もない。
(パスポートの紛失をしてしまうと、面倒くさいらしい...)
ということで、日本の周りというのは国境がわかりずらいのだ。
国際線の飛行機も、こんな区別の中で飛んでいる。
ただ、飛行機の旅は扱いが,少々異なるらしい。
例えば、空港だと、出国ゲートを通ると、そこは外国かと...勘違いしそうだが、
とりあえず国内扱いだそうだ。(免税品が特例かな...)
ところが、ここから注意が必要だ。
実は、飛行機は、どこかの国に所属しているけど、そこに足を踏み入れた瞬間に
その所属国のルールが適用される。
わかりやすいところで、酒が出ないとか、タバコが吸えないとか...
その国の国内法に準じているらしい。
ところで、おらはこんな光景を、目の当たりにしたことがある。
イギリスはルールにうるさいけど、出国の際パスポートの有効日数が、
確か、半年ないといけないというルールがあるのだ。
さて、ロンドンの出国業務は、航空会社の搭乗券カウンターで行われるだけである。
以前は出国ゲートがあったけど、いつの間にか簡略化された。
ところが、BA機だったが、出発間際に、UKの係官がぞろぞろと来て、当人に向かい
今後は当面イギリスには入国できません ということの、説明らしきことをやってたりする。
(うん、他人事だが、厳しいんだな...と再確認)
でも、これが、JAL機だと、入れないのかな...とか、素人ながらに思ってしまうのだ。
線引きも色々あるのだ。