優雅とは無縁の。

2008年01月05日 14時49分00秒 | 管理人の日常
正月2日にヤマガタの実家へ行きました。
前から一泊の予定を組んでいたんですが、実家はもはや家全体が物置小屋と化しており、泊まれるスペースが無いのです、恐ろしいことに。

そこで、実家のすぐ裏には小さな温泉地があるのですが、そのどこかでも予約できないかと検索していたのです。12月の終わりに。

当たり前のことですが、そんな時期にはもう殆どのホテルが満杯状態。
ところが一軒だけ、あったのです。まだまだ余裕という宿が…。

かつて愛犬ペルとさんざん歩き回ったこの温泉地は、まさに私のテリトリー。
その宿の場所はすぐに思い浮かびました。ああ、あの、非常に、古い……。

しかしお世話になってみれば、確かに古いけれども清潔感があって、ひなびた雰囲気好きの私には何の問題もありませんでした。
家族経営のアットホームな雰囲気だし、朝ごはんも美味しかったし。
しかも他の宿泊客は一組だけで、女性に限って言えば私貸切。
広い湯船を若殿と占領し、こんな極楽ありませんわねと満喫してまいりました。

笑えたのは、実家で夕食を済ませてから、宿に向かった時のこと。
雪の積もった、電灯なんてものも無い細ーい農道を、実家の長靴借りてえっちらおっちら歩いていった自分達の姿です。
まるで夜逃げのようではないかと。
だって車で大回りするより断然早いので…歩いていったほうが。

そんなこんなと過ごした今年の正月でした。