望の富士山(blog版)

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h29.10.1 赤岳から中岳、行者小屋、南沢経由で美濃戸へ (1日その3)

2017-10-06 05:42:16 | 山歩き

8:10 リスタート

ここからはガイドの通りに文三郎尾根分岐を通過し、中岳のコルまで行くつもりだ。

登ってくるハイカーに先に行ってもらいつつ、パチリ。

上画像から先の下りはドキドキだった。昨日は登りでドキドキだったが、下りの方が下が見える分だけドキドキ感が増すような気がする。

平地に降り、下ってきたところを見上げてパチリ。

ついついクサリに頼ってしまい、一歩ずつしか足を出せない。

背後に大勢の人の気配、「コイツ遅いなぁ」と思っているのではと感じ、広くなったところで先に行ってもらった。登りも遅いが、下りはもっと遅いのだ。

下からこのクサリ場を登ってきたら、これに励まされるだろうね。

渋滞中 

8:36 キレット分岐。

クサリ場からは解放されたが、油断するとこけそうな小石がいっぱいの急坂を下る。

8:45 文三郎尾根分岐。ここを降りちゃおうか・・・結構本気でそう思っていた。

いや、行くぞ!

ここからも油断すると転けそうな足場の悪い道が続いた。

 

8:56 ケルンがいくつもある広場。数m先を歩いていたベテランさんがここでザックを下ろしたので、私もそうした。

何だか一気に疲れがやってきた。

パンの残りを食べ、阿弥陀岳で飲むつもりだったゼリードリンクを飲み干した。

取り敢えず(?)デジイチタイム!

先ほど降りてきた路を振り返る。赤岳があんなに上にあるじゃないか。

さっきは下に見えた権現岳があんなに高い!

横岳のイワイワ。この右側に天望荘も見えた。

少し休んだら元気が出て来た。ここに居ても仕方ない。とにかく中岳を越えよう!

9:12 リスタート

この先は両手を使ってよじ登るところがあった。中岳は途中の小ピーク扱いだが、八ヶ岳はどこを登っても大変だ。

9:24 中岳山頂

上画像には写っていないが、平成元年に中岳沢左股で亡くなった女性の石碑が置かれていた。

ここからもなかなかの眺めだ!

数分後に登ってきた30代位の男性3人組の記念撮影を買ってでた。彼らについて降りることにした。(9:33)

数分で中岳のコルへ。

阿弥陀岳はアソコかぁ。長い梯子も見えるよ。ガイドには中岳のコルに荷物を置いて往復するとの記載があったし、エアリアを見ると登り25分、下り20分だが、その通りには行かないだろう・・・

無理するのは止めた。怪我したくないし、これから帰らないといけない。

と言うわけで、行者小屋に向けて出発。(9:43)

路が分かりにくいところもあったが、後から来た家族ハイカーは相談してさっさと先へと進んでいった。

ここは地面がもろく、転けそうだった。

あまり人は通っていないが、イイ感じの路だ。

赤岳への登り下りは集中したかったので、私にしては珍しくラジオを聞かずに歩いていたが、安住の始まる10時が近づいてきたのでこの付近で聴き始めることにした。番組が選んだパンダ好きのメンバーパンダJAPANが上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が香香(シャンシャン)だと見事に当てたという内容だった。

ホントにこの路でイイの?

たまにあるテープを見て安心しつつ進んだ。

このルートは上述の家族の後、殆ど人と会わなかった。登ってくるソロハイカー2組と出会い、テント場直前で夫婦ハイカーに出会っただけだった。

10:29 行者小屋のテント場へ。随分かかった感じだったが、エアリアCT50分の通りだった。

小屋前は昨日と同様に賑わっていた。まずは荷物を置いてヘルメットを脱いだ。

そして、チップトイレへ。ここはドッ○ン形式だった(^^ゞ

ここも昨日の赤岳鉱泉と同じく、水はどんどん使って良い。カモノハシにたっぷりいただいた。

前の方が席を立ってテーブルが一つ空いたので、そこに移動してお湯を沸かした。今日のランチはアルファ米、チキンライスだ。

15分経って、粉末調味料を入れるタイミングを間違えたことに気付いた。お湯と同時に入れるべきだったのだ(>_<)

仕方ないので、粉末をご飯にかけて念入りにかき混ぜたところ、見てくれはともかくどうにか食べられる味になった。

11:14 南沢から美濃戸を目指して出発。CTは1:40、結構遠いなぁ。

ここにもヘリポート

樹林帯を進む。晴れているが、気温はそれ程上がらず歩きやすい。時々反対側からくるハイカーに出会った。

たまにテープ(リボン)が付いている。

難しい路では無いが、疲労感が増してきた。ドリンク休憩を取っている時に若い方々に抜かれた。皆さん早いなぁ

整備は途中らしいが、キレイな橋があちこちに架けられているのは往路の北沢と同じだ。

12:10 初めて見つけた案内表示。書かれている時間的に、ここが中間点なのか?

エアリアを見ても現在位置がよく分からない。いつ着くのだろうと思いながら惰性で足を動かしていた

ここから緩やかに登る。結構辛く感じていた

両側にテープが張られた登山道を進む。もう13時近いのだが、この付近で登ってくるハイカーに出会った。

雰囲気的にゴールが近そう・・・

画像に写る若い男性3人組に抜かれた直後、数m前を行く彼らが堰堤を上った。

13:13 その堰堤のすぐ先が昨日朝通った美濃戸山荘だった。行者小屋からほぼ2時間かかったわけだ。大分CTをオーバーしている。大勢に抜かれたし、ヘトヘトだったことが分かるよね。

山荘前のテーブルを借りて、最後のパンを食べたら大分元気が出て来た。シャリバテもあったのかな。

ここでもチップトイレを借りた。今回は小用だけだったが、個室を見るとウォシュレット!これはポイント高いね。

13:30 タントを置いた美濃戸口へ向けて出発。

ハイカーにも、美濃戸から降りてくる車にも抜かれたが、まぁイイ。バス時刻などを気にしているわけじゃないからね。

14:19 八ヶ岳山荘前へ。茅野駅行きのバス停にはザックがズラ~リ並んで居た。

タントに戻り、車内で着替えて一息ついた。ここはSoftBankでもアンテナが立つので、速報をアップした。

先ずは風呂だ! 目の前の八ヶ岳山荘に日帰り入浴の案内が出ていたことに気付いていた。

受付で入浴料金500円を支払い、奥の浴室へ。先客はベテランさんが1人、空いているのは有り難かった。

浴室は4、5人で満員くらいの大きさ。身体を洗ってお湯に入ると結構熱い。湯温計は42℃を指していた気がする。

まぁ、500円なのだから多くを望んではいけない。

風呂を出て、何か食事をと思ったが、山荘のメニューはちょっとお高め。これも仕方ないね。

タントに戻って、20分後にアラームをセットしてシートを倒した。アラームで起きたものの、もう少しと思い二度寝。次に起きたときはだいぶ時間が経っていた。

さて、これからが大変だ。家まで遠いよ(^_^;)

ナビ任せで走り出すと、昨日は小淵沢ICから来たのに、今度は諏訪南ICを目指して走っている。タントのナビは時々こういうことがあるのだ。面倒なのでそのまま進み、諏訪南から中央道へ。この付近は交通量はあるものの、順調に流れた。

メニューが豊富だろうと双葉SAで夕食休憩。駐車場はびっしり車が停まっており、失敗したかと思ったら丁度数m前の車が出るところだった。ラッキーだ。

自販機で元気丼(豚肉のニンニク炒め?)を購入したら、直ぐにその番号がカウンターの上に表示された。係員に番号札を渡す時間まで省略されているわけだ。これはスゴい!

食後は直ぐに出発できず、シートを倒して少し休んでから出発した。

双葉を出てからもそこそこ交通量はあったが、ストレスが無い程度には流れていた。予想通り「小仏トンネル30km渋滞」の表示が出ていたので、大月から降りることにしたが、大月出口で渋滞!

料金所はETCでもノロノロしか進まない。皆考えることは一緒って訳だ。

20号に出てからも部分的に渋滞が出来ていた。居眠り運転寸前、ホントキツかった。

鳥沢と八王子のセブンの駐車場でそれぞれシートを倒して仮眠。

自宅に着いたのは22:20、あ~疲れた(>_<)

 

※ 八ヶ岳からは北アルプスの山々がよく見えましたが、山座同定は極めて怪しいと思われます。間違いがあれば、ご指摘いただけると嬉しいです。m(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2 コメント

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最高のお天気 (cyu2)
2017-10-11 20:38:56
の日に登れて良かったですね(*´∀`*)
私はアタックザックでしか登ったことがないので、のぞむさん偉いですよ!
ヘルメットもお似合いです。

うちのダンナも先週一人で行って展望荘かな?に泊まったのですが(平日です)
めずらしく?高山病っぽくなって頭痛でよく眠れなかったと言ってました。
のぞむさんは大丈夫でしたか~?
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cyu2さん (のぞむ)
2017-10-11 22:14:16
確かに初日はカメラだけでしたが、2日目は三脚も含めてクソ重たいザックを背負っていたので、キツかったですね。

そういえば8月の仙丈ヶ岳でも、今回の赤岳でも高山病は殆ど気になりませんでした。小屋に着いてから昼寝するとスイッチが入っちゃうのですが、それをしなかったことが良かったのでしょうか。
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