今年も体育の日の連休はガッツリ歩きたい!
過去のレポを見ながら行き先を考えているうちに、8年ぶりに表尾根を歩いてみたくなった。そう、先週の赤岳に続いて岩登り、クサリ場にチャレンジしたくなったのだ。
8年前は国分寺から西国で乗り換えて府中本町へ行ったが、今年1月と同様に府中本町まで直接自転車で行き、時間と電車賃をカットすることにした。
今回は府中本町6:04発に狙いを定め、前日は22時にベッドへ。当日は4時起床。朝食とトイレを済ませて、5:30に外へ。ザックを自転車に載せて走るのは久々だ。最高気温が26°まで上がるとの予報が出ていたが、日の出直後のこの時間はまだ涼しくラガーシャツの上にウィンドブレーカーを着て、丁度良い位だった。
時間通りに南武線に乗り、登戸で小田急線へ。数分待ちで小田原行き急行に乗り込んだ。奥多摩や中央線で山に行くと、ハイカー御用達になることが多いが、この時間の小田急線はハイカーも居るが、一般客が多く、部活風の中高生が混じる感じでそこそこの乗車率、3駅くらいは座れなかった。
7:27に秦野駅に到着。まずはトイレへ!
8年前のレポを見て、ヤビツ峠まで時間がかかることは分かっていたし、途中でもよおしてきたら大変だ。
階段を降りてバス停を見たところ、予想を遙かに超える行列になっていた。
よく使う高尾駅から小仏行きのバスもそうだが、神奈川中央交通もここぞとばかり増便を出し、「増」マークのバスが十数分ごとに到着した。
待っている間にウィンドブレーカーを脱ぎ、一つ目のオニギリを食べた。
結局乗り込めたのは7:57頃。8年前も混んでいたと思うが、今回は3連休の中日、読みが甘かったかな~
バス乗り場に登山届けが置いてあった。それは名前と住所などを書き、三の塔や塔ノ岳などを線で結べばコースが分かるという簡単なものだった。そういえば西丹沢自然教室にも置いてあったが、これをバス停に置けば、提出する人は増えるだろう。今回はメジャーコースなので、まぁイイかと作ってこなかったが、ちょっと反省しつつ、車内で記入した。さらに車内放送で提出することを繰り返し伝えていた。素晴らしい試みだ。山梨県も真似すべきだね。
バスは街中を抜けて、急坂を登っていく。途中で数台の乗用車に道を譲ったり、すれ違いは登り優先だろうか、降りてくるバスが上手に道の端に寄せて道を譲っていた。側にいたハイカーが「職人芸だね」と話していたが、その通りだと思った。
また、この狭い急坂なのにとても自転車が多い。都民の森へと向かう道もそうだが、ホント、自転車好きの人たちはスゴいね。
8:30 ヤビツ峠バス停。運賃は470円也。8年前より10円上がっていた。(^_^;)
既に気温が上がっていたので、ラガーシャツを夏用の長袖に着替えた。このようにウェアは気付いていたが、天気予報を見ていたのに日焼け止めを忘れたのはマズかった。
先ほど記入した届けをBOXに入れ、スパッツを付けて、ステッキを出した。
これだけ人が歩いていれば要らないだろうが、何となくクマ鈴を鳴らしながら歩くことにした。
念入りに準備体操をして出発。(8:45)
初めは緩やかに下る。この舗装道歩きが結構長いことはレポを見て分かっていた。たまに路肩に停まっている車があったが、彼らは塔ノ岳や三の塔ピストンなのだろうか。
9:05 富士見橋・ヤビツ峠から1.6km、塔ノ岳まで6.2km
林道を緩やかに登る。トレランさんに抜かれた。
ここからようやく土の道だ。
のっけから丹沢っぽい道。苦手なんだよね。
9:18 林道へ。
後から思えば何を考えていたのか分からないが、この林道を進んだ。
9:26 菩提峠。車は沢山停まっているが、誰も居ない・・・
ここで、ようやくエアリアを見た。
こっちじゃないじゃん(>_<)
ちょっと考えれば分かるよね。何やってるんだか。
来た道を引き返すと反対側から夫婦ハイカーに出会った。察するに早朝、混む前に登り、もう戻って来たのだろう。
9:38 丁度20分のロスってことか。紅茶を飲んで、一休みしてからリスタート。
ここからもそこそこの急坂!
上画像を撮ってからプチ渋滞、いや進んでいるこの言葉は違うか。前も後ろもハイカーが詰まっている感じ、道幅も狭いので横に避けることも出来なかった。自分のペースでないまま、土止めの段差を登らないといけないのが、結構キツかった。
ようやくちょっとした広場で前のグループが休んでいたので、私もそこで一休み。
ヤマジノホトトギス? 3回撮ったが、いずれもぶれてしまった(>_<)
その少し先。砂礫帯の急坂はボンヤリ覚えている。
展望ポイントなのに丁度ガスってきた。
このアザミはデカイ!
この時点で、結構へばっていた。
10:26 ようやく二ノ塔へ。多くのハイカーが休憩中。
このへばりはきっとシャリバテだ。もう一つのオニギリを食べて、先へ進むためのエネルギーを蓄えた。
ガスが濃くなり、視界は殆ど効かない。そして気温は下がってきた(T_T)
比較的最近出来た感じの木道を緩やかに下る。
色鮮やかなトリカブト。その後、あちこちで見かけた。
少し登って
10:53 三ノ塔へ。ガスガスだ~
多くのハイカーが休んでいた。気温も下がっていたのでウィンドブレーカーを羽織り、とにかく暖かいモノを食べることにした。勿論余ったお湯でコーヒーも!
ポケット三脚で自撮り。どこを見ているのだろう(^_^;)
ここには多くのハイカーが居たが、その中にあまり登山らしくない格好に超ハイテンションな若者男女4人組が居た。話し声からすると中国(台湾)のようだ。う~ん、あのノリでこの先のクサリ場へ行って大丈夫なのだろうか・・・
いや、勿論日本人だって慎重にいかないと怪我するけどね。でもね・・・
食事をしながらエアリアを見て、この後のことを考えていた。これから塔ノ岳へ行き、大倉尾根を降りると、順調にいっても18時くらいになりそうだ。そもそも歩き出しが遅かったし、菩提峠への往復で20分のロスもあった。
今日はここで降りよう!そうだよ。山は逃げないのだ。
結局、三ノ塔尾根を降りることにした。ここは8年前のGWに登ったことがあるが、昨日レポを見ていないので殆ど記憶が無い。でも、難しいところは無かった気がする。
リンドウだ。好きなお花なのだが、今シーズンは見ていなかった。先ほども見つけたが、色合いがあまり良くなかった。キレイな株を見つけると嬉しいね。
11:40 下山開始。先ほど来た道を少し戻る。
ここを右折。
丹沢っぽい道だが、下るときは楽だ。11時を過ぎているがそこそこ登ってくる人たちと出会った。たしか8年前は殆ど人に出会わなかった気がするけど、何か変化があったのかな。
上は曇り空のままだが、秦野の市街が見えた。
右側は金網と鉄条網。8年前はこんな所無かったぞ。→ありました(画像)
12:34 三ノ塔尾根No.4の前にあったベンチで一休み。ここでパンを食べた。
降り始めてから同方向のハイカーにあっていなかったが、ここで急にカップル、トレラン、グループに抜かれた。上述の様に、ここは下山コースとして適しているように思う。
13:00 牛首
エアリアを見るとここからは登山コースと林道コースのどちらでも降りられるようだが、林道の方が早いとあるので、林道を行くことにした。
後はひたすら林道を進み、30分少々で公園へ。
風の吊り橋。観光客で賑わっていた。
13:45 大倉バス停
時刻表を見ると次の渋沢駅行きは14:08、これなら十分だ。着替える場所を探すとバス停の直ぐそばに多目的トイレがあった。有り難く使わせてもらい、ウェアを上下とも着替え、汗を拭いてサッパリした。
14:02頃外に出ると、直ぐにバスはやってきた。既に長くなっていた行列に並び、車内へ入ると案の定座席は埋まっていた。行き帰りともに座れないのは残念だが仕方ない。渋沢までの十数分も立ったまま過ごした。
バスの車内で渋沢駅から府中本町までの接続をチェックするとそれほど慌てる必要は無さそうだ。
駅に到着してから十分少々待って、新宿行きの急行へ乗り込んだ。
う~ん、また座れない(T_T)
青梅線や中央線ならハイカーが多くても座れるのだが、ここ小田急線は一般客が殆ど。座れないのも仕方ないと頭で分かっていても、結構キツかった。ようやく座れたのは相模大野、登戸に近づいてからだった。
府中本町から自転車に乗り、帰宅したのは16:40頃。出発前のイメージよりずっと早かった。
表尾根、特にクサリ場を通らずに今回の山行は終わってしまった。8年前は塔ノ岳まで行き、大倉尾根を降りたのだが、これが出来なかったことが結構悔しい。8年で経験は積んだはずだが、体力も落ち、根性も無くなったのか・・・
それはそれで受け止めないといけないだろう。でも、表尾根から塔ノ岳へのチャレンジは宿題になってしまった。これは早めに片付けたいと今は思っている。
9年前にいらしたとのこと、私も8年ぶりでしたが、随分整備が進んで歩きやすくなっていました。レポに書いたように烏尾山には行けなかったのですが、あのクサリ場に是非行ってみようと思います。
表尾根、良い所ですよね。私も9年前に日帰りで歩いたことがあります。木段だらけなのには困りましたが、尾根上は見晴らしの良い所が多くて、特に烏尾山が好みでした。薮のトンネルを抜けると開けた山頂になっているのが今でも印象に残っています。
遅くなりましたが読者登録ありがとうございました。