望の富士山(blog版)

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h29.8.28 強風に耐えて未明の風景を撮影 @仙丈ヶ岳山頂直下 (28日その1)

2017-08-30 22:25:43 | 富士撮影

23時過ぎに目が覚めた。強風で窓ガラスが揺れているのが分かった。

枕元の靴下を履いて、ヘッデンを用意し、屋外にあるトイレへ。見上げる空に☆は見えず、スゴい強風が吹いていた。

小用だけのつもりだったが、個室で便座に腰掛けると、少しだが実が出た。山小屋泊ではちゃんと出ないことが多かったので、これで良しとしよう。

あと数時間で治まることを期待しつつ再び布団へ戻った。

次は2時のアラーム一発で起床。ボリュームは下げていたが今回はそれほど寝相が悪くなかったようだ。

そういえば昨年のレポでも頭痛について書いているが、昨晩は頭痛に悩まされることは無かった。ラッキーなのか。

他の方に迷惑をかけないようにヘッデンを下向きに点灯し、荷物をまとめて外へ出た。母屋とは別棟にある自炊室は未明でも使って良いと宿の方に許可を取ってあった。

再びトイレで小用を済ませ、自炊室に戻り、お湯を沸かした。

今朝もアルファ米、ドライカレーだ。余分のお湯でドリップコーヒーも煎れ、小さめのパンを食べた。山の上は強風でお湯を沸かすことなど無理だろう。ここでちゃんと食べてから動くことにした。

2:30頃トイレに降りてきた人の気配を感じたが、声をかけることが出来なかった。

荷物をザックに詰め直し、念入りに体操して、もよおしてこないか待ったが、全然ダメ。まぁ深夜に少し出たからイイか。

ひょっとして風が弱くならないかと思ったが、無理そうだ。でも、見上げる空に☆が輝き、風さえガマンすれば展望は得られそうだ。強風対策でニット帽を被り、レインウェアのズボンを履いて準備OK。

3:10 出発

最初は整備された遊歩道。帰りに撮影。

ここで道を間違えたかと思った。明るければ何でも無いところなのだが、ヘッデンの灯りではどう進めば良いか分からなかった。一旦ザックを置いて、ここをよじ登り、左側にルートを発見して一安心。

そこそこ高度感のある道だ。

3:24 分岐を右、仙丈ヶ岳方面へ。

3:30頃撮影ポイントへ到着。先ずはモンベルダウンをウィンドブレーカーの内側に着込んだ。スゴい強風は吹いているが、幸い気温はそれ程低くなかった。実は手袋を忘れてしまい、気になっていたのだが、手がかじかむ程では無かった。

三脚を設置して、デジイチをセットした。しかし、脚を一番高くすると倒れそうなほど風が強い。2段短くして重心を下げて撮ることにした。

勿論最初は富士や北岳を狙ったが、出来が悪くて載せられない。

文字通り満天の星空を撮りたくて頑張って撮影を試みたが、モニターを覗き込んでみてブレブレになっている失敗作が多くあった。技術も無いが、軽い三脚しか持ってこなかったことも含め準備不足だったかなぁ。でも、重い三脚を担ぐのは辛いよなぁ。

星座の名前は殆ど分からないが、辛うじて名前の分かるオリオンはホントにキレイだった。どうにか載せられるのが下の1カットのみ

3:45 ISO6400 30s かなりパソコンで明るく直している。

また、東側に何度も強烈な明るい光が見えた。恐らく雷だと思う。撮影出来なかったけど。

もう明るくなるまで撮影は諦め、強風に耐えながら星空を見ていた。

ちなみにラジオは雑音が酷く、とてもじゃないが聞き取れなかった。6時過ぎには問題無く使えたのだが、何が原因だったのだろう。

 

4:12 ISO1600 30S 微妙にぶれていますがご容赦をm(_ _)m

富士の裾野に明るい光が見えていた。山小屋の光りだろう。もうすぐ富士登山できるシーズンも終わりだ。

4:18 ISO1600 15S この長~~~~~~~い雲は何だろう。そして明るい星も。気になるが調べる方法が無かった。

4:34 ISO800 6S ピンが甘いですね、ご容赦をm(_ _)m もうかなり明るくなっている。

確か4:30前、分岐付近でヘッデンの灯りが見えたので、ヘッデンを向けて大きな声を出してみた。しかし数秒で灯りは見えなくなった。どうやら分岐を左に進んで撮った人が居たらしい。昨日宿で三脚を持ってきていたベテランさんも居たので彼だったのかもしれない。しかし、その後彼には会えず、どんな様子だったのか聞くことは出来なかった。

その数分後、レインウェアを上下着込んで暴風対策をした女性が3人やってきた。彼女達はスマホしか持っていなかったので、ご来光目当てだったようだ。こうして4人でご来光を待つことになった。

4:40 以下はISO800 シャッター速度は載せない。

アサヨ峰から鳳凰の付近が赤くなってきた。

 
 
4:42
 
 
4:49 アサヨ峰の向こうがスゴい色になってきた(゜-゜)
 
 
4:45 この色が見たくて登ってきたのだ。
 
 
4:58
 
 
5:01 うっとりぃ
 
 
5:03
 
 
5:05 甲斐駒の左、八ヶ岳手前には大雲海が出来ている。
 
 
5:06 太陽から遠いのですっかり忘れていた。富士はここ
 
 
彼女達の記念撮影を引き受け、私も撮ってもらった。
 
 
5:13 太陽はもうあの辺にある。ご来光そのものは雲に隠れていたが、十分キレイだったと思うことにしよう。
 
 
5:13
 
 
手持ち、縦構図で
 
 
カールが赤くなることを期待したが、イマイチ。それでも、まぁまぁの色だ。
 
 
5:29 小屋に戻ることにした。昨晩の時点ではこのまま小仙丈ヶ岳方面に往路を戻るのもイイかと思っていたが、この強風の中で昨日のイワイワルート通るのはアブナイと判断した訳だ。
 
 
分岐を左へ
 
 
 
5:38 小屋へ到着。何人かの宿泊客が出発するところだった。
 
続く

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