いわゆる3連休だが、10日は仕事。そこで、帰宅時間が確実に読める電車移動の山行を計画することにした。そう、電車移動なら下山してから温泉に入って、お約束・・・あれ、そういえば昨年12月の大野山以来だった。随分ご無沙汰してたな~
さて、どこに行こう・・・丹沢や中央沿線、そして奥多摩も考えたが、手軽に雪歩きを楽しみ、下山して温泉と欲張りなコースを探そうとするとなかなか候補を見つけられなかった。我ながら軟弱だが、無雪期なら標高差があっても良いが、雪歩きでMな山は避けたかったのだ。
最終的に大岳山をロープウェー利用で登ることに行き着いた。そういえば冬に登るのはh19年1月以来だが、あの時は全く雪が無かった。さて、今回はどうなるだろう・・・
当日は4時に起床。さくっと朝食を済ませたが、なかなかお腹の信号が鳴らなかった。パソコンで時間をつぶしているうちにようやく出すことが出来た。早起きしたはずが、早足で駅へ向かう羽目になった。
ローソン100で80円に値下げされたパンを買い、5:48の高尾行きに間に合わすことが出来た。朝っぱらから汗をかいてしまった。
立川で青梅行き、青梅で奥多摩行きに乗り換えた。私が乗った車両はざっと見てハイカー以外の人は見つけられなかった。御嶽駅が近づく頃、オニギリを食べている人、スパッツを履く人、アイゼンを出してチェックをする人、ストレッチをする人・・・ここにいる皆さんが今日の山行にウキウキして、じっとしていられないことが伝わってきた。(彼らは御嶽で降りたのでは無い。多分終点の奥多摩まで乗っていくのだろう)
6:56 御嶽で下車。ここで降りるのは一昨年の夏以来、レンゲショウマを撮りに来て以来だ。
勿論登山届けを提出!ところで、この黒板って懐かしいね。最近は携帯やスマホを使う人が殆どだから、置いてある駅は殆どなくなったよね。
駅前のトイレで用を足し、道路を渡り、バス停へ。始バスは7:10なので、ちょっと余裕がある。バス停側のセブンで○○カレーおにぎりと焼きおにぎりを買い、レンジでチンして(死語?)、ブランチ!やはり歩く前にはご飯の方が良いのだ。
定刻にバスは出発したが、他に乗客は無し。私一人を乗せたまま終点のケーブル駅へ。レンゲショウマの時は大勢の乗客で賑わっていたが、オフシーズンはこんなものなのか。まるで富○急のようだ・・・
ケーブル滝本駅に着くと、売店にハイカーが3人。彼らは車で来たのだろう。私同様、いや私よりも手軽に雪歩きを楽しもうって魂胆だな。
標高408mの滝本駅からずっとこんな感じの雪景色。これは楽しみぃ~
ケーブルはほんの数分で831mまで連れて行ってくれる。ありがたいね~
ケーブル御岳山駅前の御岳平展望台でデジイチタイム~
曇っているが、どうにか見晴らしがきく。
最近、何はともあれスカイツリーを探すようになった。あたりまえだが先週より遠い。テレコンを付けてもこんな写り方だ。(トリミング無し)
筑波山。展望が効く日に登って、向こうからこっちを見てみたいな~
今日は忘れずに持ってきたラジオを聴きながら出発!(付近の地図)
同じケーブルに乗っていたらしきハイカー数人の後ろについて歩いた。
御岳の集落で神代ケヤキをパチリ。『樹齢1000年』の見事な老木だが、実際には『高さ30m』は無いらしい。
8:09 参道の商店街を抜けて、神社へ。
前を歩くハイカーさん達は大岳山へ向かう分岐で一休みしていた。彼らは神社にお参りしないで直接大岳山へ向かうようだ。
せっかく来たのだ。急階段を登り、山行の無事と○○をお願いしていくことにした。
8:23 この先は除雪されていない。アイゼンを履いていくことにした・・・あれ、ちょっと早すぎたか!外すのが面倒でそのまま進んだ。
久々に永さんと外山さんのおしゃべりを聴きながら進んだ。
今日のゲストは松元ヒロさん・・・テレビに殆ど出ない方らしく、話を聴きながら顔が浮かんでこなかった。ググってみた→youtube
日陰には雪があるが、日向になるとすっかり乾いた道になることの繰り返しだった。
8:50 ロックガーデンとの分岐。この先の登りからすっかり雪道になった。
(右)後ろに気配を感じてソロの男性ハイカーに道を譲った。彼はアイゼンを履いていなかった。実のところ、この登山道は良く踏まれており、アイゼンは要らなかったと思う。
9:13 芥場峠 (右)防災ポイント№4付近。風の通り道なのか、結構雪が深い。最初にラッセルしてくれた人に感謝!
9:46 クサリ場。この先は少し乾いた道になった。
9:54 大岳山荘が見えてきた・・・あれ、新しい建物?気になったが、帰りに寄ることにして先へ。
山頂手前は岩場の急登。アイゼンが邪魔!こけないように慎重に登った。
10:15 到着!神社で見かけた彼らは随分前に着いていたらしい。私は相変わらずカメだな~。アノポーズでパチリ!
お湯を沸かしている間にデジイチタイム!
この山頂は4回目だが、クリアな展望が得られたのは初めてだ!
※ この場ではエアリアを見て、山座同定してみました。レポを作りながらイマイチ一致しないので、そのまま載せるよりもググってみました。すぐにこちらの詳細なページをを見つけたので、それを写すことにしました。
富士の左は丹沢がずらり
右は三ツ峠、本社ヶ丸、御坂黒岳、雁腹・・・
ズーム!富士の左手前は鹿留山、右手前は権現山
今日のランチはカップスターホワイトシチュー。味はまあまあだが、ちょっとボリューム不足なので、80円のパンを一つ食べた。
食後、デジイチタイムの続き
大山と丹沢三峰
三ツ峠のアンテナが見える。
さらに右(西)は三頭山と御前山
御前山の右、鷹ノ巣や雲取
ここは野鳥で有名(?)、ついでにパチリ。この方のようにキレイには撮れないがまあ良いでしょ。
山頂は続々と新しいハイカーがやってきて、結構混雑してきた。本日のお風呂まで距離があるので、もう下山することにした(11:12)
登ってくるハイカーに道を譲りながら岩場の急坂を慎重に下り、大岳山荘脇のトイレへ。あれ、以前は無かったよね・・・
大岳山荘は閉鎖しているのだが、その奥の建物は???ググってみたが、分からない・・・ご存じの方は教えてください。
山荘の温度計は丁度0℃を示していたが、風が無かったので、日向では寒さを感じることはなかった。
続々と登ってくるハイカーと出会う度に、『登り優先』を守って道を譲りながら進んだ。
12:13 ロックガーデンの分岐。東屋に入ると先客の夫婦がアルミの鍋焼きうどんを食べていた。こちらはテルモスの紅茶で身体を温めながらパン休憩。(食べてばっかりだな~)
御岳神社が近づいてくると、今朝は雪交じりの道だったところが、このように泥濘に変わっていた。
神社の手前でアイゼンを外し、参道を進んだ。
12:54 一昨年の夏の記憶を頼りにここを右折。この先は関東ふれあいの道だ。
(左)この旅館の奥から土の道へ。
数分後、反対側からやってきたソロ男性にこの先の凍結具合を尋ねると「登りではいらないでしょう。」との返事をもらったが、中途半端に凍結した道を進むうちに不安を感じ、再びアイゼンを装着することにした。
この頃、久米さんに変わった。今日のメールテーマは『白髪、気にしていますか』だった。御年68歳の久米さんはキレイな白髪になっているそうだが、早い人は30代で白髪が目立ち始め・・・という話だった。そういえば私は気になったことは無いが、父を見るとあと何年かしたら白くなるのかな~とぼんやり考えたりした。
(右)履いている途中でベテランさん3人に抜かれた。勿論彼らはアイゼン無し!
日の出山手前の階段。コンクリを踏まないように登った。13:45 東雲山荘前の公衆トイレへ
ここにあった地図。
13:49 山頂へ。子供連れのグループ、チーマー風の若者グループ、ベテランさん・・・大勢が休憩中だった。
ここは日当たりが良く、足下はぐちゃぐちゃ。傾いた標柱とパチリ。
数分前にテルモスの紅茶を飲みきってしまった。デジイチタイムの前にお湯を沸かし、抹茶オレタイム!?
もう正午過ぎだが、まだこんなに見えている!一昨年の夏は小雨交じりだったので、わからなかったが、ここの展望は素晴らしい!
※ こちらがちょ~詳しいです。
今度もスカイツリーをパチリ!
西武ドームと多摩湖
展望盤をチェックしてみた・・・あれ、富士も見えるの?
あ、あそこだ!
奥多摩方面
雲取だよね。
下山前に山頂の様子をパチリ。 14:30下山開始。下りはじめは急坂!
山頂からの急坂が終わったところで先の道を見たが、どうやら雪は無さそうだ。アイゼンを外すことにした。まずはステッキで叩いたり、2つのアイゼンをぶつけたりしたが、なかなか落ちない。足下の小石を使ってもこの程度・・・最後はウェットティッシュで拭いてみた。手のひらや指先まで泥まみれになってどうにか袋に入れられるレベルになった。もっと雪が残っているところでしまっておけば良かったと後悔・・・
道標にしたがって乾いた道を進んだ。
ラジオがパカパカに変わった。
15:10 『顎掛岩』日本武尊の伝説があるらしい・・・その後はジグザグに付けられた歩きやすい登山道を休まずに進んだ。
15:31 舗装道が見えた。 テルモスの紅茶を飲んで、ステッキをザックへしまった。よし、あと1.5km!!
15:44 バス道へ 左折し、坂を登ってつるつる温泉にとうちゃ~く!
次のバス時刻17:15をチェック。1時間ちょっとあれば十分だ。入浴料は3時間で800円也。奇数日は和風の『美人の湯』。たしか前回もそうだったと思う。ちなみに偶数日は洋風の『生涯青春の湯』
ハイカーも居たが、家族連れや観光客が中心。お風呂はそれなりに混んでいたが、ここのやわらかなお湯は大好きだ。30分弱だがのんびり今日の疲れを癒やすことが出来た。
風呂上がりは食堂で久々のこれ!唐揚げもジューシィで美味しかった。途中で思い直し、地元日の出町で取れたというトマトも追加した。
玄関にあった案内。確かに御岳から直接ここを目指すなら楽ちんだよね~
定刻にやってきたバスへ乗り込むと、年配男女のハイカー7,8人のグループがチョーハイテンションだった。メンバーの一人が一端外へ出て、バスに乗っている皆を撮ったり、20分ほどの乗車時間もずーっとおしゃべりが続いていた。
でも、これでイイのだ。なにしろ、さっきのお風呂は『生涯青春の湯』なのだから!
10分ほどの待ち時間で拝島行きへ乗り込んだ。次も立川行きだったりと乗り換えが多いのは面倒だったが、自宅に19時到着できたのならまあまあだ。早速洗濯を開始し、アイゼンや山靴の泥を落とした。これをその日のうちにやれることが大切なんだよね~。
???らしくなく、いきなりケーブルカーが出てきたので驚きました(笑)下山後の、温泉と魔法のお水最高ですね。
エムな山行は翌日が休みでないとやれませんよ。