久しぶりの土曜休み。高い所でタント寝出来るところを優先して候補を探したが、4年前の同時期に歩いた小金沢連嶺に決めた。
金曜日夕方に荷物をタントに詰めて、仕事へ。仕事終了後20:45頃帰宅、シャワーを済ませて着替えてから21:10頃出発・・・
数分後、三脚を忘れたことに気づき、取りに帰り10分ほどロス(>_<)
ナビ通りに国立府中から中央道へ。3連休前の夜で早めに動こうとしている人が多いのか、乗用車も多く、トラックも含め結構交通量があり、緊張しまくりだった。
勝沼で降りて20号を東へ進み、県道218号をひたすら北へ。天目山温泉を過ぎ、グングン標高を上げ、開けた窓から涼しい空気が入ってきた。これはぐっすり眠れそうだ!
23:20頃上日川峠に到着。そういえば自宅から2時間位。こんなに近かったっけ?
手前の駐車場に車は3,4台。奥の駐車場はまだ停まっていなかった。
奥の駐車場に停め、数十m先の公衆トイレで小用を済ませ、23:40頃寝袋へ潜り込んだ。
薄く窓を開けた状態だったが、少し涼しい位の気温で快適に眠ることが出来た。
翌朝は4:30のアラームで起床。5時間睡眠は足りないがこれ以上遅く出来ない。4年前は3:30起床で、4:52に出発し、湯ノ沢峠から12:29に下山している。天目山温泉からの上日川峠行きバス時刻は15:00。どうやら4年前と変わっていない。それを頭に入れて行動することにした。
先ずはトイレへ。ついでに山々をパチリ。どこかな?
今回もアルファ米にレトルトカレーの朝食。食事中に一台、また一台と車が到着し、出かけていった。今日は賑やかになりそうだ。
食事を終え、山行準備中にもよおしてきた。再びトイレの個室へ。ここは水洗で、オイニーがあまりなくてイイ。出はイマイチだったが、一安心。
5:54 駐車場はあっという間にいっぱいになっていた。
4年前と同様に石丸峠を目指すことにした。CTは1:45だが、どうかな。
今日もTBSラジオがお供だ。この頃、蓮見孝之まとめて!土曜日が始まった。
緩く下ってから登る。
少し下って沢へ出た。ここは何度も通っているが、今回が一番水量が多く感じた。慎重に渡ったつもりが、思ったより靴が濡れてしまった。買ってから2年経つが、ゴアテの効果が無くなってきているのかなぁ。
6:25 少し登って小屋平バス停へ。
一昨年の10月に甲斐大和からの始バスに乗ってここへ着いたのが8:20。あと2時間で大勢のハイカーを積んでここに来るのだろう。
いやぁ、単独でないと今回のようなプランは組めないからね。
分かっちゃいるが、いきなりの急登。汗がポタポタ落ちてきた。
6:47 一旦林道へ出て、数十m林道を歩き、再び登山道へ。
おお、太陽だ!
暑くなりそう(>_<)
一昨年の記憶(画像)からこの付近で最初に富士が見えることは頭に入っていた。本日最初のデジイチタイム!
緩く下る
この付近から展望が開けるはず・・・
天狗棚山を前景にした富士。イイ感じだぁ
おお、雲海だぁ
南アルプスに居た人たちもこの雲海を見ているのかな。
雪が無いと分かりにくいが、赤石と悪沢に見える。
上画像の右側。どこだ?
この柵が見えたら石丸峠はもうすぐだ。
7:36 石丸峠。一休みしたかったが、ここは直射日光が照りつけている。もう少し先へ。
振り返って熊沢山。降りてくるハイカーが見える。
牛ノ寝通りへの分岐。先々週は向こうからここへ来たのだね。
あれ、待てよ・・・
振り向けばどか~んと拡がる南アルプス。先々週(画像)は10時過ぎだったし、コンデジだった。今日は朝だし、デジイチで撮れる。ここに来て良かったぁ(^^)/
北岳
甲斐駒と鳳凰
見上げると月齢20.5の月がキレイだ。
ドリンク休憩をとってリスタート。少し登って天狗棚山
あれが小金沢山だ。よぉし!
小金沢山に登る前にエネルギーをチャージしておこう。
少し先が狼平だが、寄らずに通過。
小金沢山への登りにとりかかる。
この付近で反対側から来たソロ男性に出会った。大菩薩湖から登ってきたという。そのルートは知らないなぁ。
苔むした登山道。以前もそう思ったが、なかなか山頂に着かないんだよね~。
この頃、生島淳さんが毎日高校野球の地方大会を観戦して、奥さんに「あなた暇ね~」と嫌みを言われた話しをしていた。
9:00 小金沢山山頂へ
雲が湧いてきた。早く撮らないと隠れちゃうかも。急いでデジイチタイム!4年前は見えなかった。今日はラッキーだ。
撮影中に反対側からデカザックを背負ったソロ男性が登ってきた。尋ねると初狩駅から滝子山を越え、昨日は湯ノ沢峠の避難小屋に泊まり、この後牛ノ寝通りを下山するとのこと。強者だ~
彼にシャッターをお願いしたが、上手く撮れていなかったので、セルフタイマーでパチリ。
数分後、75歳(後で判明)のベテランさん、40代位の方が登ってきた。ベテランさんはペンションすずらんから牛奥雁ヶ腹擦山へ登り、ここまで来たという。
富士以外もパチリ。あれ、でもどこだっけ・・・
9:16 リスタート。
ここのサラサドウダンはまだキレイ!
この山域のあちこちで落花を見かけたが、2000mを越えたこの付近は咲くのが遅かったのだろう。
少し先でも咲いており、デジイチでも撮影しているとき、先ほどのベテランさんがやってきた。彼は往路を戻るという。
すぐに追いつかれますよと話し、先に行ったが、お歳を感じさせない軽快さであっという間に見えなくなった。
牛奥雁への登り
ササヤブ帯を通過。
この枯れ木、覚えてるなぁ
10:01 牛奥雁ヶ腹擦山
先ほどのベテランさんと先客のベテランさん3人が談笑していた。
先ほどのベテランさんが今朝、登ってきた時には富士がクリアに見えていたそうだが、今は全然ダメ。これだけ気温が上がったら仕方無いね。秀麗富岳十二景の一座なのだが、ここからクリアな富士を見たことが無い。このベテランさんのとったコースを秋になってから試してみようかな。
10:15 パンを食べてリスタート。
あれが黒岳かな?
一気に下って
エアリアではこの付近が「賽の河原」だが、今回もよく分からなかった。
また森の中へ
また登る。
見覚えがある・・・
10:48 川胡桃沢ノ頭。
ネットを調べるとここからも富士がクリアに見えるらしいが、この時間に到着したらダメなんだろうね。
さらに先へ
倒木が多い
お、ギンリョウソウ!
大峠との分岐
11:21 黒岳。この一枚だけ撮って通過。
急坂を下る
この付近は「やまなしの森林100選・黒岳の広葉樹林」だ
緩く登る
11:36 白谷丸に到着。新しい標柱が出来ていた。茶臼はもう少し先だったはずだが?
あれ、富士の山頂が見えている
今日のランチも流水麺!前回が蕎麦だったので、うどんにしてみた。
先々週はbooさんと2人分だったので、元の袋をそのまま使用したが、使う水の量が少なく、ほぐすのに苦労した。今回は1.2人分をジップロックに入れ、水を多めに入れたので、バッチリだった。
そして、今回は具を変えてみた。ほぐしてしまったので分かりにくいが、「具麺牛だし肉ぶっかけ」を試してみた。これがヒット!とても美味しかった。
今回も足下のウスユキソウをパチリ。旬には早かったかな。
12:04 下山開始。バスの時刻とラジオで聴いた「関東地方の山間部で午後雷雨」が気になっていた。
画像左側が「茶臼」、数人が見えた。反対側から男女7,8人のグループがやってきた。道幅が狭く、道を譲った。
ウマノアシガタが沢山咲いていたが、珍しくないので撮影しなかった。
湯ノ沢峠までひたすら下る。
暑ぅ(^_^;)
12:32 湯ノ沢峠
車が沢山停まっていた。
トイレで小用を済ませ、下山開始。4年前とほぼ同じ時刻だ。十分間に合うだろう。
沢でマジクールを冷やし、顔を洗った。気持ちよかった~
沢に架かる橋はどれもボロボロ、今にも壊れそうだった。
この付近で久米宏・ラジオなんですけどが始まった。今日のオープニングは久米さんが東京オリンピックに反対する団体を作ったとき、共謀罪で逮捕されるかもしれない(こちら、音声有り)というブラックなものだった。
13:22 林道へ。残しておいたゼリードリンクを飲み干した。
ここから天目山温泉までエアリアのCTで1:15。先は長いが間に合うはずだ。
道の脇で花々を探しながら歩いた。
ウツギ
ホタルブクロ
延々と続く舗装道。暑いし、いい加減飽きてきた。4年前、8年前は車に乗せてくれた方がいらしたが、そんなに上手くいくはずも無い。今回は2台が通り過ぎていったが、ハザードを出すことは無かった(>_<)
14:17 神社はお祭りのようだ。人里が近いのか?
14:26 県道がみえた! もうすぐ座れるぅ
たしか、ここを右だったよな・・・
十分弱県道を上ったところで気付いた。
逆方向じゃん!
ヘトヘトで頭が働かなくなっていたのか、大ボケだよな(T_T)
仕方なく登ってきた路を下った。
14:45 県道との合流地点からほんのちょっとで温泉に到着。ヘトヘトの状態で20分ロスしたわけだ。
ラジオを聴きながら15時に着くはずのバスを待った。数分遅れたが、無事に峠行きのバスは到着した。
乗客はやけにハイテンションな2人、終点なので安心して目を瞑った。
15:38 終点。随分長いなと思っていたが、温泉から30分もかかったわけだ。運賃1000円は高いが仕方ないね。
取り敢えず今日の速報をアップした。
ここから天目山温泉は遠すぎる。クネクネした林道を裂石に降りて、大菩薩の湯へ。
16:25
入浴客はそれ程多くなかった。露天風呂に浸かったが、長湯せずに食堂へ。ハラが減っていたので牛丼(800円)を注文した。
畳敷きの大広間で寝ようと思ったが、小さい子供が走り回ってそれどころでは無かった。まぁ仕方ない。
タントに戻り、先ほどの林道を登り、上日川峠の駐車場へ戻った。
翌朝はヘッデン歩きで未明の富士を狙う予定だ。2時にアラームをセットして19時過ぎに寝袋へ潜り込んだ。