「篠井山」と聞いて、「あ、あそこか」と分かる方は山梨県内でもあまりいらっしゃらないだろうし、山梨百名山の一座であるものの、マイナーな部類だと思う。
このオフ会を企画したのは、数日前に食うかいさんがその近くを運転した際に見た「ブッチャーの頭(画像)(動画)のような山」とのコメントからだ。これは行かねば!
メンバーは私と食うかいさん、やさん(HP)、秦野オフ会に参加したメグ吉さんの4人になった。
数日前から楽しみにしていたが、10日木曜時点での天気予報は曇りで降水確率は40%・・・先月企画した○城山忘年会に続き、今回もダメかと半ば諦めていた。テンションも上がらずに出勤した金曜日。夕方何気なくスマホをチェックした際に、やさんからのメールで明日の天気予報が好転したことを知った。
ラッキー♪
といっても、直ぐに帰宅できるほど甘くない。翌日分の買い出しをして帰宅したのは20時近くなっていた。
待ち合わせは9時に道の駅とみざわなので、日の出に間に合わせる必要はないが、ナビが示した時間通りに行ける筈はないだろう。3時にアラームをセットし、22:30にベッドへ。ちょっと睡眠時間が足りないが仕方ない。
定刻に起床。眠いし寒いが頑張った。朝食を済ませ、出はイマイチだったが、4時少し前に出発。
ナビ任せで府中街道を南下し、川崎から東名高速に乗った。h20.2はがらがらだったが、3連休の初日だ。渋滞すること程ではなかったものの、かなりの交通量だった。海老名でトイレ休憩のついでに売店でメントール系のアメを買い、眠気をごまかしながら先へ進んだ。
ぼんやり明るくなってきた頃、富士が見えてきた。「撮りたい」と思ったが、それは無理。良く使う中央道ならどのPAなら撮れるか予想できるが、滅多に使わない東名ではそれが分からない。結局運転中はよく見えていてもPAに寄ると隠れてしまうことの繰り返しだった。
雲がかかり、イイ感じだったのにな~
結局愛鷹PAからも富士は見えなかったが、代わりに沼津アルプスの凸凹を撮ることができた。(7:24)
(何度も行っているが、昨年4月のレポを貼っておく)
ナビ通りに富士ICで降りて、西富士道路へ。富士宮から富士を見たのは久々だった。懐かしい~、でもいつだっけ・・・このときは思い出せなかったが、一昨年の12月以来だった。あのときは18切符で焼きそばを食べにきたのだ。
その辺のコンビニに停めて撮るか・・・と思っている内に富士は見えなくなっていた。
県道10号から国道52号へ。目的地まであと数分の橋を渡ったところで、ブッチャーの頭がドカーンと見えてきた。
すっげ~、食うかいさんの言った通りだ!
こちらが道の駅とみざわに到着したのは8時半頃だったが、3人ともとっくに到着し、こちらを待っていた。
N「さっきの橋で声出しちゃいましたよ。ホントにブッチャーの頭でしたね。」
K「だろう♪。それをわかってくれて嬉しいよ。オレの職場の後輩もわからなくってさぁ」
ちなみに20代のメグ吉さんはブッチャーを知らなかった・・・
駐車場からはこんな感じ。先ほどの橋からは麓からドカーンと見えたのだ。
N「今朝の白鳥山はいかがでしたか?」
Y「狙ってたんだけどね、起きたときに曇っていたので止めたんだ。そこで、○○港に行ってみた・・・」
デジカメのモニターを見せてもらったが、そりゃ~もう素晴らしい画像の数々だった。
N「え~、パソコンから見たいです。早くアップしてくださいね~」
Y「さあ~何時になるかな~」
とおっしゃっていたのに、翌日にアップしてくれた!→港の朝2013.1
食うかい車を先頭に舗装されているが細い林道をくねくね進むと、十数分(?)で奥山温泉を示す道標が見えたが、ここは通過。舗装がやや雑になった林道をさらに登った。
8:55 大洞観察棟登山口。先客が4台!
皆さんはとみざわで殆ど準備を済ませていたようで、すぐにでも出発できる格好になっていた。こちらはザックの中は整理しておいたものの、ウェア(上下)を着替えたりで数分待たせてしまった。
9:08 出発!右下の表示には『ヤマビルに注意』とある。この山はヒルが多いことで有名だ。
※ ダマさんのこのレポで予習済み。前半は山頂からの素敵な画像が続きますが、後半はダマさんらしい武勇伝が記されています。是非ご覧ください。
K「お、『不撓不屈の滝』だってイイ名前だね。メグさん、あそこに小さな鳥居があるよ。行ってごらん」
M「あそこですね。撮って来ます」するすると下へ
ごついデジイチを首からかけているのにフットワークが良いなぁ
K「じゃあ、俺たちは先に行ってるからね~」
M「え~、そういう展開ですか~」
K「お約束だよね~」
ところで、この山は登山口から山頂まで3.4kmあるが、100mごとにこのような案内板が設置されている。ちょ~親切な登山道だ。
メグ吉さんは背負子に最近買った500mmのレンズを担いでいる。若さだ~
整備された登山道をしゃべりながら進んだ。
ポケットに手を突っ込んで気づいた。うわっちゃ~、アメを忘れた!
いつもアメやグミ、ソイジョイを入れた小袋を胸ポケットに入れている。いちいちザックを下ろさずにエネルギーを補給できる為便利なのだが、今朝は慌てていたので、車に置いてきてしまった。何度も書いているように私は燃費が悪い。幸い今日の山はそれほど時間がかからないはずなのだが、これは辛かった~
滝の名前もそうだが、山頂までの距離、時間ともに表示があった。ホント親切な登山道だ。
N「ダマさんがヒルと格闘しながら登ったのもよく分かりますね~」
・・・
あ、もうあんなに向こうに居る!昨年の笠取みたいに置いて行かれた!
まあいい、どこかで待っていてくれるでしょ。とペースを変えない私だった。
数分後、トラロープがかけられたポイントで追いついた。(レポに載せられるように待っていてくれたのか?)
Y「ほら、以前は向こうがルートだったんだろうね。」登山道はここでぐるっと回り込むようにつけられていた。(山頂まで2.1km付近)
その数分後、やさんのレーダーが氷柱を捉えた!※タイトルの○○は氷柱です。今更ですが
なぜかこのときはデジイチを出すよりも撮っている彼らを撮る方が楽しかった。
ここで真っ赤なウェアを着た夫婦が追いついてきた。彼らはコンデジでちょっと撮って先へ進んでいった。まあこれが普通の行動。私もソロならこんな感じだっただろう。
その数十m先の橋。幅が狭くてちょっぴりアブナそう・・・夫婦は何事もなかったように渡っていった。
次は私の番だ。おそるおそる通過・・・んん、食うかいさんがこっちを撮っている!
K「今回もお約束のヘッピリ腰だね♪」
さらに進んで渡り場の頭へ。ここで少し休憩。
ジグザグにつけられた登山道を進む。 ※最後尾に居るとどんどん遅くなるので2番目を歩いている。
N「距離じゃなくて時間になりましたね。」
N「あ、ちょっと寄り道していきます・・・」 そこの貴方!何をしていたかは追求しないように!じゃあ書くなって!
他のメンバーから遅れること数分。
あそこが山頂かな?ここは急坂だ!
10:57 到着! 先客は5人程。
富士の方角は開けており、素晴らしい眺めが広がっていた。勿論やさんとメグ吉さんは撮影中!
山梨百名山も66座になった。(→こちらを参照)
勿論私もデジイチタイム~。いい感じの雲が出ている。右は愛鷹山。
N「傘になりそうですね~」
元日にコッフェルをなくした為、おニューなのだ。 ドリップコーヒーを人数分持ってきたので、皆さんに飲んでもらった。
時間は前後するが、山頂にMTBを担いだオジーちゃんが登りついた。ヘルメットは勿論、肘や膝にもプロテクターをしていた。
食うかいさんとの会話を聞いていたが、この山が好きで何度も(MTBで)登っているそうだ。
「夏はヒルが降ってくるので大変なんだよ~」
こわ・・・
食後、鐘の向こうに南アルプスが見えていることに気づいた。先ほどは向こう側つまり背にして登ってきたので気づいていなかった。
木々が邪魔するもののこの日は展望盤の通りに見えていた。
北岳!
甲斐駒!
双耳峰の笊ヶ岳!
頑丈なケースに登山者名簿が入っていて、登頂日、ルート、時刻などを書く欄があった。山梨や静岡の中高年以上の方が大半だったが、家族連れも多く、小学生の名前もあった。確かにトラロープ以外は危ないところはなかったので、子供でも登ってこれるだろう。
このブログをごらんの皆様。もし、これを見ることがあったら府中市の○○望と書いてきました。是非チェックしてください。
再び富士を・・・三段傘だぁ~
食うかいさんの表情ではなく、メグ吉さんの500mmを撮ってみた。
K「ほら、これが道の駅のタケノコだ」
メグカメのモニターを見せてもらうとクリアに写っていた。それにしてもカメラを借りてほんの数秒でタケノコを見つけてしまった。橋を渡って・・・あの緑の屋根が学校・・・と説明を聞いても私はちっとも思い出せないが、彼が運転中に周りを良く監察していたことがよく分かる。
テレコンをつけて狙ってみた。メグカメに比べると写りはイマイチだが・・・
ちなみに近くで見るとこんな感じ。今朝撮ったものはイマイチだったので、ググってみた。
K「あの辺が沼津アルプスだよ」
※勿論画像処理をしている。肉眼では勿論、デジイチを見てもはっきりわからなかった。食うかいさんはやっぱりすごい!
12:20 下山開始
・・・
あっという間に置いて行かれた!
ジグザグ道のはるか下に姿が見えるが・・・
12:51 渡り場の頭
んん、やさんは何を撮っているんだ?
モニターを見せてもらった。すご~~~い!
アングルをまねしてみた。
やさんやメグ吉さんの画像に比べるとイマイチ、イマニくらいだったがとても楽しい撮影タイムだった。
デジイチをポケット三脚にセットして、流れを止めてみた。(1/2s)
その後もあちこちで氷柱を見つけては撮影タイム!
「あれ、食うかいさんは?」
「どこかで待ってるんじゃない?」
なんて会話をしながら先へ進むと・・・
駐車場についてしまった。時計をチェックすると14:24。登り以上に時間がかかったわけだ。
食うかいさんはシートを倒して休んでいた。
後編に続きま~す!